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餞驟窟誌

2018-01-04

【こよみ 平成30年01月04日(木)冬至 旧暦十一月十八日(仏滅)中潮】 66候 雪下出麦 冬至末候 官公庁御用始め 取引所大発会 石の日

2018.01.04(木)七十二候 冬至末候 66候 雪下出麦 雪下(わたり)て麦出(のび)る
雪の下で麦が芽を出す 12月31日(日)〜 01月04日(木)

官公庁御用始め
官庁で年末年始の休みが明けて、その年の最初の事務を執ること。 1873(明治6)年から、官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることが法律で定められており、4日が仕事始めとなります。 通常は1月4日ですが、土曜日・日曜日の場合は直後の月曜日となります。

石の日
地蔵様、狛犬、墓石など、この日に願いをかけた石ものに触れると願いがかなうということで「1」「4」を語呂合わせした。

金の鯱鉾の日
1937(昭和12)年、名古屋城天守閣から金の鯱鉾の尾の部分の金板2枚が盗まれました。金板2枚でうろこ58枚分に相当します。 2日後の6日に盗まれたことがわかり、27日に、盗みの前科がある佐々木賢一が逮捕されました。

取引所大発会
証券取引所での新年初めての立ち会い。かつては1月6日でしたが、証券業界の業績不振から少しでも営業日数を増やすために大納会が12月28日から30日へ、大発会が1月6日から4日へ変更されました。 1月4日が土・日曜日の場合は、その直後の営業日となります。

[諸外国の記念日]
独立記念日

(ミャンマー) 1948年イギリスから独立してビルマ連邦となりました。 1989年6月に国号を「ミャンマー連邦」に改称しました。

源義朝、討たれる(1160)
スパルタクス団などがベルリンで蜂起(1919)
▲日米国際電話開通(1922)
インドガンジー国民議会派指導者が逮捕される。非暴力主義をとるガンジーは獄中で「死に至る断食」を敢行(1932)
名古屋城の鯱鉾のうろこ58枚盗まれる(1937)
▲第1次近衛内閣総辞職(1939)
▲GHQが軍国主義者の公職追放超国家主義団体解散指令(1946)
ビルマ共和国(現ミャンマー)が独立(1948)
▲NHKがラジオで初のマラソン実況中継(1953)
▲青酸コーラ事件(1977)
モスクワ五輪ボイコット事件起こる(1980)

誕生:ニュートン(物理学者1643) ヤーコプ・グリム(作家・言語学者1785)
   ホーソーン(作家1804) 夢野久作(作家1889) 市川昭介(作曲家1933)
   ダイアンキャノン(女優1937) 子門真人(歌手1944) 
   宮本亜門(演出家1958) マリーン(歌手1960) 竹内力(俳優1964)

誕生花ヒヤシンス(白)(Hyacinth)   花言葉:心静かな愛



季語刻々 <坪内稔典>  仲冬  2018.01.04(木) 冬至


読初や梁山泊の志

 
毎日新聞 2018年1月4日 東京朝刊


 ◆今

  読初(よみぞめ)や梁山泊の志 甲斐遊糸(ゆうし)      


解題


 梁山泊は「水滸伝」の英雄たちが集結した場所。実は今年の私の読み初めは「水滸伝」だった(井波律子訳、講談社学術文庫)。音読を交えながらゆっくりと読んでいる。100回からなる本なので月に10回分くらいを読もうと思っている。今日の句は「紅葉晴」(角川書店)から引いた。作者は1940年生まれの俳人静岡県富士宮市に住む。<坪内稔典


語釈・晦渋語 &出典

今日の句は「紅葉晴」(角川書店)から引いた。作者は1940年生まれの俳人静岡県富士宮市に住む。<坪内稔典

鑑賞

梁山泊は「水滸伝」の英雄たちが集結した場所。実は今年の私の読み初めは「水滸伝」だった(井波律子訳、講談社学術文庫)。音読を交えながらゆっくりと読んでいる。100回からなる本なので月に10回分くらいを読もうと思っている。

俳人

甲斐遊糸

昭和15年12月16日東京浅草に生れる。本名正博。昭和48年大野林火に師事、「濱」入会。昭和51年俳人協会会員。昭和51年度濱賞受賞。昭和52年「濱」同人(平成8年退会)。平成2年第1句集『冠雪』上梓。平成6年大串章主宰「百鳥」創刊に参画、編集長(平成14年まで)。平成6年度第1回鳳声賞(百鳥同人賞)受賞。平成19年「湧」創刊、代表。「琉」参加。現在、「百鳥」同人。「琉」同人。「湧」代表。静岡県俳句協会会長、俳人協会静岡県支部常任幹事、富士宮俳句協会副会長 (『句集 時鳥 平成の100人叢書』より)



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=========仲冬 2018.01.03(水) 冬至(近頃の世情)) ==========
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社説 論始め2018 マネー資本主義の行方 人類の知が試されている
毎日新聞 2018年1月4日 東京朝刊

 世界を震撼(しんかん)させたリーマン・ショックから今年9月で丸10年となる。米証券大手、リーマン・ブラザーズ倒産を引き金に、地球上の金融が凍り付き、何千万もの市民が職や家を失った。

 ディック・ファルド氏(71)は、破綻までの14年間、最高経営責任者(CEO)としてリーマンに君臨した。破綻前の年俸は約40億円だったと伝えられる。

 破綻後、彼はどうなったか。

 刑事訴追を受けることもなく、現在は富裕層向け金融サービス会社のトップにおさまっている。目下、事業の拡大中だ。危機後も自らを「筋金入りの資本主義者」と呼んではばからない。

 金融危機のあおりで失職した労働者危機前の経済状態に戻ることは、容易ではない。二度と戻れない者もいる。半面、ファルド氏のような、危機の責任がある金融界の大物たちは、いつの間にか復帰を果たす。それはなぜか。
金融が社会を不安定化
 「欠陥だらけ、継ぎはぎだらけの金融市場には、明らかに(利潤を得る)機会が存在する」。ファルド氏の言葉だ。低コストで多額の投資資金を調達できる一部の人々は、市場の不完全さをつくことで、巨万の富を手にする。

 「マネー・マネジャー資本主義」−−。米国経済学者、故ハイマン・ミンスキーは、資金運用のプロたちが牛耳る資本主義をそう呼んだ。

 顕著になったのは1980年代以降である。富を運用するマネー・マネジャーらは、最新の技術や情報を駆使し、短期的な投機に走る。舞台は地球全域だ。が、結局、行き着く先はバブルと、その崩壊が招く深刻な不況である。

 しかしそこで中央銀行政府が救済に乗り出す。市場には大量の資金がばらまかれ、大手金融機関公的資金で救済される。財政出動も行われる。市場はやがて復活し、再び投機の歯車がフル回転を始める。

 マネー・マネジャー資本主義の中で巨大化したのが複雑な金融派生商品デリバティブ)だ。

 先進国における高齢化の進行で、運用を必要とする年金資金が増大した。一方、経済の成熟に伴い、従来型の手法では高い運用利回りが望めなくなった。

 そこで高いリスクの代わりに高利回りが期待できるデリバティブ資金が向かったのである。

 最大時より縮小したとはいえ、世界のデリバティブ市場は今でも500兆ドル(約5・6京円)を超えると言われる。1200兆ドル(約13・5京円)との試算もある(ビジュアル・キャピタル、10月末時点)。500兆ドルだとしても、世界の国内総生産(GDP)の合計の約7倍だ。

 世界経済バブルとその崩壊を繰り返す過程で、富める者にますます富が集中し、打撃を受ける中間層はどんどん細っていく。
拡大する貧富の格差
 マネー・マネジャー資本主義本拠地米国の場合を見てみよう。80年当時、所得で上位1%にあたる人々は国全体の所得の約11%を占めていた。一方で、下位50%の人々はその倍の20%強だった。

 ところが、2016年には、上位1%が国の所得全体の20%強を占めるまでになった。そして、下位50%のシェアは約13%まで低下した。(世界不平等リポート=WIR、トマ・ピケティ氏ら)

 本来、格差縮小の調整役となるべき政府(国家)は、度重なる金融危機対策などを経て財政余力がほとんど尽きてしまった。日本は特にそうだ。リーマン・ショック以前よりもろい状態といえそうだ。

 さらに、目指すべき方向と逆行するように、主要先進国政府は、大企業富裕層を優遇する税制へ傾斜している。金融危機後に米国で導入された再発防止のための規制は、トランプ政権によって骨抜きにされつつある。

 資本主義は、人類の進歩に欠かせない新たなアイデアの実現を可能にするなど、プラスの面があることは間違いない。我々に与えられた課題は、いかにして、マネーの暴走に歯止めをかけ、マネー主導の資本主義に内在する格差拡大メカニズムを制御するか、だ。

 難題である。しかし、放任主義では、いつか世界は修復しがたいほどの打撃を被るのではないか。人類の英知を集め、地球規模の協調で乗り越えるしかない。


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夢のクルマ、実現間近 IT企業交え開発競う 完全自動運転、今年前半試行も
毎日新聞 2018年1月4日 東京朝刊

自動運転の「レベル」

 クルマのあり方が大きく変わろうとしている。人間が運転しない自動運転車の開発が進み、ライドシェア(相乗り)サービスが世界で普及しているためだ。これらは今、どこまで進化しているのか。すべてがそろったとき、私たちの生活はどうなるのか。【和田憲二、ワシントン清水憲司、北京赤間清広】

 東京お台場にある片側1車線の直線道路を、1台のミニバンがゆっくりと走る。運転席に人はいない。昨年12月、自動運転システムを手がけるベンチャー企業「ZMP」(東京都文京区)が公開した「無人運転車」による公道走行実験だ。

 バンパーや前面ガラスに車載カメラと障害物を感知するセンサーがそれぞれ6個取り付けられている。車載カメラの映像は数十メートル離れたプレハブ小屋にリアルタイムで送信され、担当者が監視。緊急時に備え、後席に非常停止ボタンを持った担当者が乗り込んだ。国際的な自動車技術者団体「SAEインターナショナル」の定義によると、自動運転「レベル4」の入り口に当たる。視界が良い、道路の舗装状態が良いといった一定の条件下で、人間が運転せずすべての操作を自動で行うのがレベル4だ。

 今回、公道で進んだ距離は約150メートルに過ぎない。だが運転席に人を座らせた実験は2014年からほぼ毎日行ってきた。国内初の実験を成功させた谷口恒(ひさし)社長は「20年までに無人タクシーを実用化したい」と意気込む。実験は、警察庁が17年6月に道路使用許可の基準を策定して可能になった。ソフトバンクディー・エヌ・エー(DeNA)などのIT企業も実験を加速させる。

 先を行くのが米グーグルだ。傘下の自動運転開発会社「ウェイモ」は600台の実験車両で地球160周分に当たる延べ640万キロ以上の公道を走行。完全自動運転車によるライドシェアの試行を18年前半にも実現したい考えだ。

 中国ではネット検索大手の百度バイドゥ)が17年7月、「アポロ計画」と名付けた自動運転の開発計画を発表した。既存の自動車メーカーは欧米や日本にかなわない。新分野で巻き返したい中国政府の後押しもあり、中国が競争をリードする可能性がある。

 自動運転を目指す企業にはIT企業が目立つ。名古屋大の野辺継男(のべつぐお)客員准教授は「自動運転ソフトウエアの開発そのもの。IT企業の得意分野だ」と指摘する。米半導体大手、エヌビディアが自動運転向けの人工知能(AI)を開発するなど技術は格段に進歩しており「完全自動運転は意外と早く実現するかもしれない」(野辺氏)という。

 IT企業と自動車メーカーが入り乱れて開発競争は過熱している。独フォルクスワーゲン(VW)はエヌビディアと提携。独BMWは米半導体大手インテルなどと組み、インテルはウェイモとの協業を発表した。そのウェイモはホンダとも共同研究を検討している。自動運転車をいち早く実現できる相手はどこか。既存メーカーの模索は続く。

ライドシェア急拡大
 スマートフォンアプリを開き、行き先を打ち込むと、料金が表示される。「確認」のボタンを押すと、近くの運転手が迎えに来てくれた。ワシントン在住の記者が時々利用する米ライドシェア大手ウーバー・テクノロジーズのサービスだ。

 車は運転手の自家用車で外見は他の車と区別できないが、アプリに車種やナンバーが表示されるため、戸惑うことはない。一人乗りを指定することも可能だ。料金はタクシーより何割か安く、アプリに登録したクレジットカードで支払う。

 09年設立のウーバー。世界600以上の都市に進出し、米ニューヨーク市ではタクシー台数を上回ったとの調査もある。

 日本では自家用車白ナンバー)に客を乗せるのは道路運送法で禁じられている。このため14年に進出後も本格的な事業展開ができずにいるが、16年には公共交通に乏しい京都府京丹後市内の一部地域でウーバーのシステム利用が特別に認められた。今後、同様のケースでニーズが高まる可能性がある。

 ウーバーの躍進に、自動車メーカー側は「これまでのようにただ造って売るだけのビジネスは先細りだ」(大手首脳)と危機感を募らせる。米ゼネラル・モーターズ(GM)は16年に米ライドシェア大手のリフトと提携。19年中の実用化を目指し「無人タクシー」の開発を進める。トヨタ自動車は、ウーバーや東南アジアのライドシェア大手グラブと、車両リースや渋滞情報提供などのサービスで協業を検討している。

 自動車産業に詳しい専修大の中村吉明教授は「誰もが好きなとき安価に移動できるサービスは世界共通の価値。自動運転やライドシェアは確実に普及へ向かう」と予測。エンジン車よりも部品点数が少ない電気自動車(EV)への新規参入も増え「今後の自動車産業自動車や部品大手、IT企業が横並びで競い合う構図で、誰がその中心を担うかは見通せない」と指摘する。

 米ミシガン大のラリー・バーンズ教授は、ほとんど駐車場に止まっているだけの車を有効活用すれば、地域によっては車の保有台数は現在の15%まで減ると試算する。完全自動運転車がライドシェアの通勤、通学客を乗せて職場や学校へ向かい、空いている時間は買い物客を乗せる。走り回った後は、自ら充電スタンドへ−−。そんな未来が待っているのかもしれない。


自動車やライドシェアなどを巡り、業種入り乱れた提携が世界で加速している

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憂楽帳 比翼の鳥
毎日新聞2018年1月4日 大阪夕刊 【桜井由紀治】

 新年に人生の節目を重ね合わせた人は、たくさんいるだろう。このカップルも特別な思いで新年を迎えた。知的障害者同士の石田誠さん(27)と岡島ひろみさん(35)だ。3年前、自立を目指す訓練で出会い、交際してきた。今春、ひろみさんは神戸市長田区から、兵庫県丹波市パン工房で働く誠さんの元に嫁ぐ。

 2人にはできないことも多い。昨年、結婚生活体験する「予行演習」を何度も重ねた。外食ばかりで生活費が足りなくなった。ひろみさんはテレビに夢中になり、食事の後片付けを手伝わなかった。だがその都度、反省して改めてきた。

 「子どもが生まれたら育てられるのか」という声に、誠さんは障害者の性の問題を考える講座で学ぶ。「無責任な親にはなりたくない」と、一緒に育児体験もする。2人の真っすぐな思いを大切にしたい。「花嫁が来る」と喜ぶ丹波では、地域で支えようという機運も生まれた。

 寄り添い合う2人は、2羽が一体となって飛ぶ「比翼の鳥」だ。この春、翼を並べて丹波の青空を舞う。仲むつまじい姿を見かけたら、温かく見守ってあげてほしい。【桜井由紀治】

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