神保町で古書と奇祭に戯れる

依子さんと神保町に行ってきました。
すごい。本屋だらけ!古書だらけ…!!
いいなあ、神保町に住みたい。
明治大学の学生がうらやましい。
こりゃいっそ神保町で就活か…!
あれやこれや、素敵古書を物色したものの、さすがに手は出ない。
紙魚がのたくった痕があるような素敵和綴じ古書とか、民俗学の分厚い学術書とか家にあったらなあ…と夢想するも、とてもじゃないが高くて買えない。
そもそも我が家にあってもこれぞ宝の持ち腐れってやつですもんね。
古書ではない妖怪の本とか、水木しげる御大の本は微妙に手が出るので逡巡したが、いや、今は金欠なのであった。自重!!
豆本専門店に行ったら、豆本製作が無性にしたくなった。
まずは部屋を片付けるところから始めなくてはなあ…。


古書に戯れた後は、お化け大学校特別講座in神保町「奇祭・妖怪フィールドワークのすすめ」を聴講してきました。
村上健司氏(妖怪探訪家)と杉岡幸徳氏(奇祭・珍祭探訪家)によるイベント。
実家地元近くの鵺払い祭や、尻つみ祭も紹介されてた…!
行ったことないんだよなあ。
こりゃ行くべきか。
それにしても、日本には珍奇な祭がいっぱいあるもんですねえ。
この世にはまだまだ知らないことがたくさんある…!
そして奇祭は大体エロに向かうというね…。
でもやはりエロスは命の根源ですから。
格式ばったものより、民の目線に近ければ近いほど珍奇、だったりするような気もするが、その珍奇さこそ大切にしていったらいいと思うよ…!
一度は肌でその雰囲気を体験しに行ってみたいかも。
特に飛鳥坐神社のおんだ祭!


妖怪にしろ奇祭にしろ何にしろ、実際に現地に足を運んでさらにそれをライフワークにするのはすごい。
クマグス的な、何かを極めていく人は純粋に尊敬してしまいます。
最後、特別ゲストで京極夏彦氏が来場。
生・京・極…!!
ちょっと期待はしてたけれど、まさかまさか本当にお会いできるとは…!
ここに来る道中でも「豆腐小僧双六道中ふりだし」(文庫版)を読んでたこともあって、ちょっぴり取り乱してしまったじゃないか。
いつか京極氏のトークイベントがあったら是非とも聴きに行きたいなあ。
お化け大学校に入学すべきかしら。
ポイントをためて、京極氏に謝り倒されたらいいのかしら…!
11/6の多田克己氏の妖怪トークイベント「妖怪謝肉祭8」に行きたくてたまらない。
でもな、実家に帰る予定だから…今回はあきらめよう。うん。(後ろ髪ひかれまくり)


完全復刻・妖怪馬鹿 (新潮文庫)

完全復刻・妖怪馬鹿 (新潮文庫)

折に触れて読み返す、私の愛読書。
今日のイベントにいらした、村上健司氏と京極夏彦氏、それから妖怪研究家の多田克己氏による妖怪対談。
水木しげる御大のことをしきりに語っていたりもする。
水木御大は半分妖怪ですから…!