2020年冬保養、無事に終了致しました。

2020年の岩井 小池荘での1/3-1/6の冬保養はお天気に恵まれ事故もなく、本日無事に終了致しました。 時間を工面して参加して子ども達の要望に応え、また音楽や遊びを考えて来て参加してくれたボランティアの方もあり、子供達が時間も持て余すこともなく、存分にのびのび遊べたと思います。

2019 年冬保養・速報-- 思い出がいっぱい! 60人でつくった冬保養

2019 年1月4〜7日の4日間、南房総市岩井にて、福島から9家族32名をむかえた冬保養を無事に成功することができました。第15回目の千葉保養は、多くのボランティアスタッフに支えられました。 カンパなどのご支援をいただき感謝申し上げます。 詳しくは、会報『NEWS LETTER』で報告いたします。

初めて参加された家族の方の感想より(抜粋)

真剣に話し合う場こそ必要

 災害から8年ちかくが経ち、目に見える復興は進んでいると思っています。 しかし一方では、福島で生計を立てている人々の各々の立場により自らの主張を表現することが地域全体を表すものとならない現実が年々顕在化しています。

 保養を必要と考える人たちが必要とする理由を声高にすることは隣人の生業を脅かすことになるということを福島に住む人間は知っています。

 だからこそ保養を必要とする人々が集まり、自らの意見をはばかりなく話せる場がより一層必要となっていると思います。

 子どもたちは真剣に話をする親たちの話を良く聞いています。すべてを理解しているとは思いませんが、その多くを年齢なりに理解しているはずです。

 考えの異なる夫婦だから、なおのこと、保養の場を利用して、少しでもお互いの考えを真剣に話し合う姿を子どもたちに見せてあげることが大切な教育の一つであり、その場を作ってくださっている支援者の方々に感謝する次第です。(いわき市・Aさん)

みんなでつくる保養に感謝

スタッフの皆さんが、主になって、プログラムもたくさん企画してくれてアットホームな保養だなぁと思いました。

 家族紹介の写真に子どもたちの名前のふりがなや学年まで書いていただいて、とてもわかりやすかったです。スタッフの皆さんの詳しい担当や参加日程も書いてあり、パパ・ママ・子どもたち・スタッフ「みんなでつくる千葉保養」というのが、よく伝わってきました。

 原発事故から8年が経過しようとしていますが、今では保養の場でないと放射能の話をする機会もないので、親も保養に参加して、心のバランスが取れます。また保養を継続していただけることによって、これからの未来を背負っていく子どもたちを守ろうと協力していただいていると思え、福島県での生活の力にもなります。

 かかわってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。(郡山市・Bさん)

放射能安全」教育の中学校 

4日間、ありがとうございました。とても楽しかったです。
 この前、学校で放射能の副読本をもらいました。先生から、「福島県はもう何も心配いらないので安心してください」と言われました。本当なのかな? って思っていましたが、家に帰ってお母さんに言ったら、「えー、本当に?」とやはり言われました。買い物をするときも、お母さんはいつも産地を気にしていて、どんなに安くても福島県産を買いません。

 私はよく鼻血を出すのですが、保養に行くと出る回数が減るというかあまり出ません。お母さんによれば、放射能のせいでもあるのではないか、らしいです。学校で友達が鼻血を出して保健室に行ったとき、「鼻血は出やすいタイプ?」と先生に聞かれて、私が、「出やすいです」と言うと、「体質なのかなー?」と言われたので「お母さんは放射能の影響もある」と言ってましたけど…」というと「えー、そんなの関係ないと思うよ。5年以上たっているんだから、震災から」と言われました。

 まわりの人の放射能に対する関心が低いので、夏休みとかの休みにほぼ家にいない私に「どこいくの?」と友達がよく聞いてきますが、『保養』って言っても「保養って何?」だし、かと言って旅行ではないし、…最終的には「いっぱい旅行行ってるね。お金持ちじゃん」となります。そうじゃないんだけど…。お母さんには「保養に行く」とは言わないで、と言われます。でも言わないと「旅行ばっかり行っている」と思われます。」 どうすればいいのかよくわからないけど、震災にあった私たちを支えてくれるボランティアのみなさんに感謝しかないです。
今回は本当にありがとうございました!! (参加した子どもの感想より)

2018 年夏保養・速報 酷暑を吹き飛ばす「保養を大切にしたい!」熱気のなかで

 酷暑の暑さと、勝浦の浜風がそよぐなかで、14回目をむかえるちば保養は無事に終了することができました。7月21〜25日の5日間、福島から8家族24名(初参加3家族)をむかえました。今回の千葉保養は、若者をはじめ多数のボランティアスタッフに支えられました。カンパなどのご支援をいただき感謝申し上げます。
 会報『NEWS LETTER』は、のちほど作成いたします。

参加された家族の方の感想より(抜粋)

福島では原発事故から7年がたち、昔のことのように忘れ去られているような気がします。子育てしている中で、少し前は放射能問題や食の問題などのママ友の間で、話題にあがっていましたが、今はその話をすることがなくなったように思われます。どんどん変化していく福島で生活しながらがんばっていきたいと思います。みなさまのご支援に感謝いたします。ありがとうございました。(Aさん)

初めて参加しました。保養に参加するたびに、たくさんの方に支えられていることを実感します。福島で住み続けるにあたり、色々な不安、葛藤があります。
そんな日々の思いを、同じ思いをしている仲間と話し合える、場所があるということは本当にありがたい事だと思います。こういう場を大切にして行きたいです。
                    (Bさん)

 保養のこと食べ物のこと、日々の暮らしの中でマスク、学校幼稚園の行事などの参加・不参加、自分が(親が)考えて判断することが多くて、正直、疲れている、この頃です。まわりと足並みそろえたい気持ちもありますし、ゆずれないところも…。
 また保養で力をもらい、がんばろう!と思いました。
いつもいつも伝えきれないですが、本当に感謝しています。
(Cさん)

 今年になって私の体調が悪い日々が多く、なんとなくだるい日が続いていました。毎日8時間寝ても朝起きるのが辛かったんです。
でも、勝浦に来て体調がとても良いんです。ママたちとおしゃべりの時間が夜遅くまでしていても、すっきり目が覚める!! 
保養って子どもが必要なだけじゃないんだなとあらためて感じました。
人のつながりを感じた夏でした。ありがとうございました!

(Dさん)

 今回、初めて参加しましたが、みんな仲良しでアットホームな保養で楽しめました。
うちは県外に出る精神的不安の方が心配で残ることを選びました。近所には保養に行く時は「旅行に行く」と伝えたり、不安な食材の時は苦手な物と伝えたり、最近は気にしていることを隠しつつ、生活をしていますが、同じ考えでいる人も少数ながら身近にいるので、心強いです。
できるかぎり、県外に出たりしているのですが、郡山は補助がないので、家計も「火の車」状態でしたが、 こういった保養が続いてくれるととても助かります。ありがとうございました。
(Eさん)

再募集 終了しました! 2018年夏の千葉保養

 みなさま、私たちは千葉で6年間・計13回、福島の親子の受け入れをすすめてまいりました保養団体です。このたび、7月21〜25日(5日間)の保養プロジェクトを千葉県勝浦市で行います。現在、参加家族のうち2家族がキャンセルとなり、再度の募集します。一人でも多くの福島の親子を受け入れたいと思います。開催日程まで差し迫っていますが、ぜひ申し込みをお願いします。

■2018年夏休み保養 in 勝浦■

●開催日時:2018年7月21日(土)〜25日(水)
●開催場所:民宿・神田(千葉県勝浦市墨名818−19)
●参加資格:福島県内に現在在住の親子
●参加費:3000円(一家族につき)※現地までの交通費のみ各自負担
●滞在形態:民宿滞在型
●受け入れ人数:2家族
●募集締め切り:7月6日
※先着順ではありません。応募人数が定員に達した場合には、選考させていただきます。なるべく全日程参加できる方を優先しています。
●食費:参加費に含む
●現地までの行き方:現地集合
●申し込み方法:参加可能日程、参加者のお名前(フリガナ)、住所、性別、年令・学年、電話番号を下記のメールアドレスまでお送り下さい。
○申し込みメールアドレス: chiba.sokai@gmail.com
○問い合わせ電話:090−2446−6834(木内)、090−4017−8373(深谷
○住所:千葉市中央区要町2−8DC会館1F

○ブログ: http://d.hatena.ne.jp/chiba-sokai/

「心の拠り所」となる保養をめざして 2018年夏保養の案内

☆第14回目となる夏保養を行います。

 震災から7年。原発事故はいまだ収束していません。過酷な事故が起きた経験にもかかわらず、全国で原発が再稼働されようとしています。いまだ5万人をこえる人たちが避難をおこない、1万5000人が保養を必要としています。小児甲状腺がんは200人をこえています。放射能汚染はさらに見えにくくされています。
 これらは福島の人たちだけの問題ではなく、私たちが「無関心」でいいはずがあり ません。
 保養をつうじて家族同士が手をとりあって、福島・千葉で大きな運動になっていくことが私たちの願いです。
 私たちの保養は、千葉の多くの人びとに支えられ、今夏で14回目を数えます。福島より8家族をむかえて、今年も保養を開催したいと思います。今年は、保養団体の数が少なくなり、本当に貴重な場となっています。ぜひご支援をお願いいたします。


2018年夏保養プロジェクト in 勝浦
●日時:7月21日(土)〜25日(水)
●場所:千葉県勝浦市、民宿神田(勝浦市墨名818-19)
※JR外房線勝浦駅から徒歩10分

☆カンパのお願い!
私たちの活動はすべてカンパでまかなわれています。保養一回につき60万円かかります。ぜひ保養継続のためご 支援下さい。500円からのワンコインカンパも受け付けています。
●カンパの振込先 
 ゆうちょ銀行  
 口座番号 00140−7−512647
 口座名称 避難プロジェクト@ちば
●ワンコインカンパ 
 ゆうちょ銀行
 記号 105001 番号 516411
 (通帳またはカードから)


☆ボランティアスタッフ募集!
 保養プロジェクトはボランティアスタッフが自主的につくるプロジェクト。一人ひとりが主役です。
 参加家族の皆さんに安全に過ごしていただくために、たくさんのボランティアが必要となります。
今夏の保養では、プールで一緒に遊ぶボランティアが不足しています。
 「子どもたちのために何かしたい!」という思いのある方は、是非お力を 貸してください。平日の7月23、24日の平日に参加できる方、歓迎です。1日のみの参加でも大歓迎です☆


☆千葉保養・ボランティアスタッフの熱い思い

●何気ない時間がと尊い
 私にとって保養とはのんびり、ほのぼのできる場所です。保養では、たくさんの家族やスタッフが集まって過ごしています。子どもも大人も普段の生活から離れて、のんびりとした時間の流れを満喫して過ごしています。食事をしたり、凧あげをしたり、マシュマロを焼いたり、海で遊んだり…。何気ない時間の一つひとつが尊く大切なのだと感じました。
 一番印象に残っているのは、子どもたちが自然と集り、海の砂で遊びはじめた場面。冬の海にもかかわらず、1時間半ほど熱中し 、力を合わせて山や穴をつくって楽しんでいました。
“子どもたちがやりたいことを気がねなく”――これが保養の魅力なのだろうと思います。(スタッフ・N)
●誰にでもできることが大切
震災から丸7年、福島の家族から今でも多くのことを学ばされます。外遊びや給食、当たり前だと思っていたことが奪われている日常、高線量地への帰還や子どもを使った「復興キャンペーン」…。家族は福島で起こっていることや気持ちを話してくれます。その度に「あなたのことを思っています」と言葉と態度で表してくれる人がそばにいることが、どれほど大きいかを感じます。
 特別なことじゃなくて、居ること、話すこと、見守ること…誰にでもできることが保養の一番大切なこと。多くの人 が保養に参加してくれるよう願っています。(スタッフ・J)

2018 年冬保養・速報 ご支援ありがとうございました!


1月3〜6日の4日間、南房総市にて福島から9家族33名をむかえた冬保養を無事に成功することができました。
第13回目となる千葉保養は、年始の多忙ななか駆けつけたボランティアスタッフに支えられました。カンパなどのご支援をいただき感謝申し上げます。

会報『NEWS LETTER』は、のちほど作成いたします。


参加された家族の方の感想より


 今の福島は復興キャンペーン、安全・安心キャンペーンばかりで、子どもたちは放射能から守ろうという動きはありません。

私の周囲でも甲状腺を手術した子どもや白血病で亡くなった子どもがいます。
しかし、放射能の因果関係は分かりません。きっとこれからも分からないのだと思います。

 国も県も子どもたちを守ってくれない以上は、自分たちで守るしかありません。学校へもなるべく意見をするようにしています。教育委員会に声をあげても、教育長は「地元のものを食べて、地元を愛する人間になってほしい」と言います。
 食材はなるべく山口の業者から取り寄せています。免疫力をあげるために本物の調味料を使う。保養に出た時には、自然を満喫できる。

今までの保養で自然の力は子どもの心を大きく成長させてくれるのだと実感しております。保養に関わってくださった皆様に心から感謝いたしております。
ありがとうございました。(Aさん)


昨年はまだペットボトルの水ですごしていること、福島県産品を食べない判断をしている我が家に「いまだにやってるの」や「じゃあ福島から出て行けばいいのに」という冷たい言葉を浴びせられたこともありました。

だんだんと時間がたって関心がうすれているんだと感じる1年でした。線量は下がってきてはいますが、根本的には何も解決されていません。だから、心配も消えません。

 毎年行ってくれる保養に参加できることが心の拠り所になっています。どうか末永くこの活動を続けてください。よろしくお願いいたします。(Bさん)


 夏につづいて冬もお世話になり、大変ありがとうございました。
 福島に住んでいくことを決めた時、私は私たち親のせいで福島に住んでいかなければいけない息子に申し訳ない気持ちでいっぱいで、その代わり、私たちができることをめいっぱいやろうと決めました。水も食べ物も保養も。外遊びをはじめ、がまんさせた事もやらせてあげられなかった事もたくさんあるし、まだ見ぬ不安である将来のこと(病気や、就職、結婚、彼の子どもなど)を考え、本当によかったのかと思うことはたくさんあります。

 何が正しいのか、何を信じればいいのかわからなくなって結局自分を信じて好きなように思うとおりやることに決めました。低線量とは言われながらも被ばくを続ける子どもたちにとって、私は安全な地での療養が必要と思います。それはひょっとしたら心配のしずぎなのかもしれないし、何十年もたってから、無意味なことだと言われるのかもしれませんが、後になって「やっぱり必要だった」と言われても、とり返しがつかないと思うんです。なので、自己判断で保養を続けていますが、本当はみんなが保養できればいいのになと思っています。(Cさん)