La Remanence (Lyon)
何度か前を通りかかった時に、おじさんおばさんの団体が出てきたりしてて、「ここなんだろう?」と思ってたけど、なるほど1つ星レストランだったとはね。
ランチに黒板系の安いメニューがあって、3コース€29だったので行って見ました。
こじんまりしたレストランで、雰囲気はよい。
星がつくと、やっぱり店内のデコとかデザインのレベルが上がるのね。
テーブルとテーブルの間隔も広い。客を詰め込んでる感じはゼロ。
インテリアデザインも上品で素敵。さすが。
もちろんナプキンも刺繍入りのやつね。
ただ、私の椅子にシミみたいな汚れがありましたが・・・
ギャルソンもコンシェルジェも黒スーツでビシッと決めて、英語が話せるの。
てか、話したいのね。私の拙いフランス語を無視して英語で話してきたから。
素敵な革張り装丁のメニュー・・・
しかし、€60 とか €80のメニュー しか載ってません。
そこでギャルソンが
「日替わりのランチメニューもございまして、本日は・・」
と、日替わりメニューは口頭でのみ確認できるようだ。
前菜、メイン、デザートとも2品から選べるようになっている。
グラスワイン、私は白をいただく。
この作り手さんの、赤が家にあるのよね・・・
前菜
鱈をキャベツでくるんで、海老のカプチーノソースをかけてある。
ソースは美味しいが、くるんであるキャベツが生の状態で、切りにくいし食べにくいし味も生だし。う〜ん、微妙。
メイン
BARBUEというヒラメ科の魚料理で、紫キャベツのコンフィがアクセント。これはソースも魚も美味しかった。
付け合せの、さつまいものピュレ。
甘くてバターがきいてて美味しかった。
もうひとつのメイン
小鴨料理。ブリックで巻いてあります。甘めソースで美味しい。
タルト・オ・シトロンと言ってたが、普通のレモンタルトと違って、レモン風味のクリームのようなかんじ。赤いベリーソースがアクセントになっていて、軽い食感で美味しい。
シュー生地の中にポップコーンが入っていてアクセントになってるようだったが、シュー生地がいまひとつサクサクしてなかった。あと、パリブレストといえばプラリネクリームだが、プラリネの味があまり出ていない。ちょっと残念。
全体的な感想としては、お料理は季節のものを使ってるしお味も良くて悪くないし(でも今日の前菜は微妙だったが)、ボリュームもちょうどいいか、やや少なめぐらい。でもとにかくワインが高い。そしてチョイスが少ない。
ワイングラス1杯€13〜 って高すぎでしょ。大きめグラスに多めに注いでくれたけど、それでも高い。
ボトルをとろうかとも考えたが、チョイスも少ないし、しかも高かった。
1杯ずつを前菜とメインとで変えたほうがまだいいと思う。
しかも間の悪いことに、赤のチョイスにあった手頃な€13のうち2つが家にもある同じ作り手のワインというね。 その他の目ぼしいチョイスは1杯€20とか・・・。手が出ない。
お料理も悪くないとは言え、ビブのお店や星のついてない人気レストランより良いというわけではない。
きっと、高いコースを頼んだら、すごいのが出てくるんでしょう。
そうでしょうとも。
でも、、la table 101でもそうだったけど、お安いメニューは少しおざなりな感じなのが残念。
いや、la table 101よりはマシか。あそこは、「美味しい〜」と言った記憶さえないからね。
ワインの値段がまともな値段になったら(そんなことは無いだろうが)、今度はもう少し高いコースを頂きに行きたいと思いますが。
う〜ん。