|
|
||
ここは女子大でジェンダーを学ぶ大学(院)生による「嗚呼女子大生活」という題目のブログでした(2007年3月31日まで)。
毛深い女性作家と、アマラとカマラのような野生人、そして躾に異常な執着のある心理学者の話。
心理学者は研究成果(子どもの頃に受けた厳しい躾への報復)のために野生人を紳士に育て上げる。
野生人はセックスしたいために紳士になる事を受け入れる。
毛深い女性作家は自分の野生の部分が社会から認められず、自分の存在意義を証明したいために、野生人を野生に返すことにこだわる。
すれ違う欲望。
一方、脇役として出てくる心理学者の助手は、地位や知名度のある人が好きで、心理学者や有名になった野生人を誘惑する。
男に近寄るのはその人に魅力があるか、無いか、ただそれだけ。
他の三人と違い誰かをどうにかしたいという考えが無いからなんだろう、自分の欲望を叶えている。
結婚後、夫の転勤でコスタリカ、マイアミにいく著者は、夫が現地女性と浮気をしても、よき妻として平静を装い続けた。
ところが、帰国と同時に夫が失踪。筆者は、三人の子どもを育てるために、36歳で、しかも八年の就業ブランクがありながら会社勤めを始めた。
時代は高度経済成長真っ只中。まだまだ管理職に女性がつくことができない時代。会社では出世を阻まれ、時には利用されることも。しかし、筆者は実力と強い意思でジョブホッピングを繰り返し、遂には教授職を手に入れたというはなし。
当時は仕事と家事育児の両立は大変だったろうが、筆者が自分のために仕事をしているという点で苦労人ではないなと思う。
女性のキャリア形成の参考にしたいな。