human nature

毛深い女性作家と、アマラとカマラのような野生人、そして躾に異常な執着のある心理学者の話。

心理学者は研究成果(子どもの頃に受けた厳しい躾への報復)のために野生人を紳士に育て上げる。
野生人はセックスしたいために紳士になる事を受け入れる。
毛深い女性作家は自分の野生の部分が社会から認められず、自分の存在意義を証明したいために、野生人を野生に返すことにこだわる。

すれ違う欲望。

一方、脇役として出てくる心理学者の助手は、地位や知名度のある人が好きで、心理学者や有名になった野生人を誘惑する。
男に近寄るのはその人に魅力があるか、無いか、ただそれだけ。

他の三人と違い誰かをどうにかしたいという考えが無いからなんだろう、自分の欲望を叶えている。