福島の女の子
高遠さんが教えてくれた福島の女子中学生のお手紙には、
「わたしの子宮が傷つき、子どもを産むことが怖くなる。」
まだ、十代の成長期の子どもたちが、いのちをつないでいくことに
不安を抱いている。
宇宙の子宮、すべての源を否定してしまう。
「わたし」のいのちは、うしろから、そしてこれから先につながるもの。
無条件に肯定されるはずなのに、突然幕を降ろされる。
閉塞感、自己否定、生きずらさ、未来への失望、すべての元凶は、
「原発」とい形、その存在に表現されているんだと思った。
美しく咲く花。悪しき空気を吸いよせて、
良きものを吐き出してくれる。
ごめん、ごめんね。
わたしたちが生き続けるために、いのちを削っている。