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しあわせは日々のなか

2008-07-04 金

[]どんなに嬉しかったかあててごらん?

 ……って言葉がふと浮かんだ。この前、ストーリーテリング研究で、同じ授業とってる人が読んだ絵本タイトル『どんなにきみが好きだかあててごらん』からの連想なんだけれど。
 すごーくすっごく嬉しい言葉をもらえたから。

[][]ああ幸せ

 今日は待ちに待った荻原規子さんの新刊が出る日!授業後書店直行即購入(さぼって買いに行こうか……って考えがちらりと浮かんだのは秘密)。最寄り駅近くの本屋さんになかったら別の大きい書店まで行こうと決心していたのですが、近場の方であっさり発見。ひゃっほい!
 家に帰ってわくわくしながら読みました。お、おもしろい……!
 途中、サークル活動のことで図書館読み聞かせ担当の方から連絡を受けたりしつつ、ほぼ一気に読み終えて、満足して幸せ気分でバイトに行きました。るんるん。

[]荻原規子 『RDG レッドデータガール』 角川書店

 泉水子は、いま内気な女の子として生きている人、かつて内気な女の子だった人、あるいは(女性でなくとも)内気な女の子的性質(こんな言い方が適切なのかどうかはわからないけれど)をいくらか持っている人にとっては、ずいぶん共感・感情移入が容易なキャラクターだと思います。

「(前略)もっと根本的なところでいじめられタイプだからだろう。たしかにときどきいる、いつもびくびくしていて、よけいに踏みつけたくなるやつ。そういうやつは、どこへ行ってもいじめられ役なんだ(略)」
 泉水子は固まったように立ちつくしたが、それは、彼がまっすぐ真実にふれたせいでもあった。教室の男子からぶつけられるような、底の浅い悪口ではない――うむを言わせないほど本当のことだけに、これほど残酷に響く言葉はなかった。それを目の前で言ってのける人間がいることも、信じられない思いだった。血の気がひいた。(P.116)

 うーん……ここまで「意地悪」な男の子キャラ、これまで荻原作品に登場しただろうか。『樹上のゆりかご』の夏郎……はもっとかわいげがあるし無邪気だし悪意がないもんなあ……。

 見られることが怖いのは、傷つけられるのが怖いからだ。見られることが恥ずかしいのは、自分で自分を否定しているからなのだ。このような自分がここにいることを、心の底から認めてはいなかった。これほど冴えない鈴原泉水子ではなく、他のものになりたかったからだ。
(わたしは、そう思っていながらも、本当は、こっそり求めていたのではないだろうか……本当は、ここにいるわたしをだれかにわかってほしいと。)(P.298)