comics as a hero

このあいだ図書館に行ったら「まんが日本の歴史」が置いてあって、
ああこれだ! これこそ図書館(図書室)だよな!
とか感慨にふけってしまった。
というのは、自分が小学生のころ、確か月に2,3回くらい図書室に行って本を読むという授業(?)があったんだけど、基本的にマンガは置かれない小学校の図書室において例外的な特権を得て設置されていた「まんが日本の歴史」は子どもたちのヒーローだったわけですよ。そりゃみんなマンガ読みたいもんね。キャーまんが日本の歴史サーン。
ただ、まんが日本の歴史はセットで15冊くらいしかないうえに貸出中のものもあるから、30人以上いるクラス全員にはとうてい行き渡らない。そうするとまぁ争奪戦なんだけど、だいたいは(今風に言えば)クラスでランクの高い男子のもの、という感じだったと思う。ぼくみたいに弱っちい男子とか控えめな女子とかにはまんが日本の歴史は残らない。文字通り歴史は強者のものなのであった。(違
で、マンガが読めないとしかたないから普通の本を読むしかない。まぁぼくは昆虫の図鑑とかが好きでしたけど、ともかく、そうすると読書をよくする人っておのずと控えめな人になるよなぁ、とかふと思った。この状況に限った話だけど。