2014年10月16日のツイート

今日は、決算特別委員会厚生分科会でした。

第一に、保育士さんの処遇改善をもとめました。

ドラマ「ダンダリン」で有名になった労働基準監督署
今年初めに、北海道で保育園に調査が入りました。
200か所のうち8割が、法令違反の指摘を受けたといいます。

よそ事ではないと思っていたら、この夏、広島市の公立保育園に労基署が調査に入りました。
「休憩時間が取れない」「時間外手当が申請しにくい」
これまで言われてきたことが、やっと改善する方向にむかうようです。
しかし、幼稚園と比べても開園時間が長く、オーバーワークになりやすい環境にあります。
これまで以上に、子どもや保護者への対応も難しくなっているといいます。

さらに、正規保育士約1000人に対して、嘱託・臨時という非正規保育士は、約1300人。
嘱託保育士には、そうでなくても低い賃金の上に、時間外手当はつかず、勤務時間の振り替えですまされています。
これでは、正規保育士も、気兼ねなく時間外を請求できません。
こうした職員の待遇や人員配置の改善こそ、労基署の指摘をうけない職場にするために必要なことではないでしょうか。

第二に、災害時の要援護者支援事業について改善をもとめました。
申請の窓口が、実質的に民生委員さんに丸投げされている点を指摘しました。
区役所への申請も含め、お隣廿日市市のチラシも示し、広く広報するようにもとめました。

県立特別支援学校を福祉避難所にすることは、課題の夜間の対応について、協議をすすめているとのことでした。

第3に、障害者移動支援事業の運用に当事者の声を反映するように求めました。
2年前の13億円から昨年度は、12億円へと決算額も減少しています。
利用できなくなったという批判の声を受けて、今年4月から見直しをすすめました。
しかし、未就学の障がい児の利用については背をむけています。
はたらいている母子家庭のお母さんの訴えを紹介しました。
園バスの待ち合わせ場所まで、利用したいが、付き添いがいないとだめとしています。
付き添えるなら、ヘルパーさんを頼みやしません。
「仕事をとるか療育をとるか」
こんな究極の選択に追いこんで、なんて非情な行政でしょうか。
「話は聞いている。何ができるか検討する」という苦し紛れの答弁でした。

明日は、文教分科会で学校給食について質問します。