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お針子蜂の巣2

2017-03-25

 お針子蜂の巣の「巣」ができました


あまりブログに載せられるような制作ができておらず
ご無沙汰してしまいました。

インスタグラムにはちょこちょこ載せていますので
よかったらフォローしてください。
https://www.instagram.com/oharikobees/


あまり落ち着いて制作に時間を取れなかったのは
引っ越しをしていたからでした。

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数年探し続けて、この度やっと手仕事専用の場所を持つことができました。
これは紡ぎ車を収めた押入れの写真です。

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こちらは羊毛の棚。
まだ開けてないダンボールがたくさんあるので
今はとりあえずのものが並んでいます。

この場所で制作したり、講習を開いたりしたいと思っています。
場所は愛知県春日井市内です。
普通の住宅ですので、完全予約制です。
お店のように、気軽に寄っていただけないのは残念ですが
それはまたいつかの夢に。

私は資格も何もないし、知識も経験もまだ全然足りませんけど、
ここに来れば道具が一揃いあって、材料も手に入って
少しアドバイスしてくれる人がいるって感じです。

小さなお子さんがいて、なかなかワークショップなどに
出かけて行けないお母さん達にも
遊び場があるこの場所を活用してもらえたらと思っています。

片づけが終わったら、オープンのお知らせをしますね。
是非遊びに来てください。

2017-02-24

  わたつむぎばこ 撚り合わせ


前の日記の続きです。

プーニー3本分の糸をピンチに移した後、
残りの3本をまたスピニットで紡ぎます。

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今度は糸をピンチには移さず、スピニットに巻いたままにしておきます。

単糸を巻いた最初のピンチは、コップなどのある程度の重さがある
容器に入れて、それぞれの糸端を合わせて持ちます。

スピニットの円盤を箱近くまで下げておくと
糸を引いたときに勝手にどんどん回ってしまうのを多少防げます。


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2本の糸を一緒にもう1つのピンチに巻いていきます。
2本のテンションが同じになるように気を付けて引っ張ってください。
長く合わせると巻きにくいので、20センチほど揃えたら
ピンチに巻き取る、また20センチほど揃える、の繰り返しです。

撚りが多くてネジネジしている部分は、できる範囲で伸ばしながら
巻いていってください。

撚り合わせのためにこのように玉に巻いたものを
plying ballと言います。
外で糸紡ぎをすることの多いアンデスの方では
この方法で羊毛を撚り合わせるのが一般的だそう。

2本ともピンチに巻いてしまって、
2つのピンチからそのまま撚り合わせていくこともできますが
この方法は慣れていないと、撚り合わせながら糸が絡まったりするのを
直さないといけなくていろいろと面倒なのでお勧めしません。


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2本の糸の長さが揃っていることは滅多にありません。
長い方の残りの糸を無駄なく使う方法があるのですが、
ここでは割愛します。
(手紡ぎ経験者でアンデスプライができる方は、
長い方を左手に巻いていってアンデスプライしてください。)

糸は、短い方に合わせて切ってしまってください。
残った方の糸は厚紙などに巻いて、またあとで使ってください。


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プライングボールのできあがりです。

プライングボールにする過程で、多少撚りを均等にできますし
何より撚り合わせが本当に楽なので、スピンドル紡ぎに
慣れている方にもお勧めですよ。
ただし、細めの糸を長く紡いだ場合はとても大変ですが(;^_^A


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プライングボールを再びコップなどに入れて、スピニットを穴にセットします。
糸端を20センチほど引き出して、今度は最初と逆(自分から離れていく方)に
2本の糸を一緒にねじります。

撚りがどの程度入ったか目でよく確認して、
しっかりした糸になっていたら軸に巻き取ります。
撚り合わせでは、スピニットを時計と逆回りに回すので
単糸を紡いだときとは反対に巻き取ります。


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引き出して、撚り合わせて、巻き取る
引き出して、撚り合わせて、巻き取る


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実は私は、撚り合わせるときはスピニットを箱にはセットせず
普通のドロップスピンドルのように使います。
なぜかと言うと、指で時計と逆回りに軸を回すのが速くできなくて
撚り合わせに時間がかかってしまうからです。

写真のようにフックに糸をかけてドロップスピンドルとして使うと
太ももの横でスピンドルを回せてたくさん回転をかけられるのです。

正解はありませんので、いろいろ試してご自分の好きな方法を
見つけてくださいね。


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プーニー2本分(みなさんは6本分)の糸

次はこれを綛(かせ)にします。


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綛上げにもいろんな道具や方法がありますが
少ない綿で短めの糸を紡いだときは、本を使うのが簡単です。

スピニットの円盤を外して箱にポンと入れて作業すると楽です。
できた糸を本に巻き取っていきます。


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全部巻けたら糸端同士を結びます。
今回はたまたま丁度いい長さで糸が終わりましたが
たいていはどちらかが長くなります。

その処理方法もいろいろですが
ここでは説明しきれないので、長い方は切ってしまってください。


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一度交差させてから、どちらかの糸を糸束を巻くように一周させます。


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どんなふうに結んでもいいですが、あとで解きやすいように結びましょう。


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結べたら本から外して、もう一か所結びます。
一周が1メートル以上の大きな綛にするときは3、4か所結びます。
この綛は糸量が少ないのであまり絡まる心配はないですが
結ぶときは写真のように八の字に結ぶようにします。

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本の他に、椅子の背もたれや脚、自分の足などが使えます。
手と肘を使っても巻き取れますし、小さめの家具なども利用できます。

ダンボールわたつむぎばこの説明では、箱を綛上げに使っていますが
木製わたつむぎばこではやらない方がいいと思います。
表面がすべすべしていないので、糸が切れる可能性大です。


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2、3か所結んだら綛をねじります。
写真を撮ってくれる人がその辺にいなかったのでこんなふうにしましたが
両手の人差し指を綛に入れてネジネジすれば大丈夫です。


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人差し指を外したら、片方の輪にもう片方を入れて
ねじれを整えたらこうなります。

手紡ぎ糸の完成です!
おめでとー!



「あら、穴が2つあるのに、1つしか使わないじゃない?」と思った方、
ダンボール製のわたつむぎばこの方に写真があるので
そちらを見てくださいね。

穴が2つあると、2人で一緒に紡いだり
2本のスピニットから同時にプライングボールを巻いたり、
あるいは2本のスピニットから直接撚り合わせたりできちゃうのです。

そのためには追加で軸を購入しなければいけませんが
たくさん紡ぐ方は何本かあるといちいち玉に巻かなくて済んで便利ですよ。
お針子蜂の巣では、軸を3種類(竹製18センチ、35センチ、
金属製20センチ)ご用意しています。

円盤が2枚ありますが、たくさん紡いでスピンドルの回転が悪くなったら
もう1枚足してあげるとまたよく回るようになります。

スピニットは元々はドロップスピンドルですが
アートヤーンも紡げるそうです。
私は、太い糸はフックから外れやすいので
スピニットで紡ぐのは好きではないのですが
35センチの軸があれば太い糸もたくさん巻き取れますので
編物用のウール糸を紡ぎたい方は35センチ軸を追加することをお勧めします。


できあがった糸を染めたり編んだり織ったりするには
また別の工程を踏まないといけないのですが
それはまた別の日記に書きます。


※ インスタグラムに動画を入れましたので、よかったら観てください。
  https://www.instagram.com/oharikobees/

2017-02-23

   わたつむぎばこ 使い方


「わたつむぎばこ」には使い方の説明書をお入れしていないので
お買い上げくださった方の参考になるよう
こちらで写真とともにご説明します。
長くなるので、2つに分けますね。

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こちらがわたつむぎばこ・木製
穴が2つ開いています。
ダンボール製の説明はこちらにあります。
わたつむぎばこ Cotton Spinning Box


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フタはスライドさせて開けます。
中には、インド綿のプーニー(篠のこと)6本と
木製ピンチが2つセットしてあります。

スピニットはセットには含まれません。


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こちらがスピナッツさんのスピニット
竹製の軸1本とシリコン製の円盤2枚のセットです。
アルファベットや矢印は私が書いたものです。


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まず軸を円盤に挿しこんで、フック側を下にして箱の穴に挿します。
円盤の位置が、箱から6、7ミリ浮くようにセットしてください。

時計回りに軸をひねって回してみましょう。
スムーズに回るまで少し練習してください。


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次にプーニーを1本持ち、先端の綿を少し解します。
千切れてしまわないように気を付けてください。


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解した部分を指でつまんで、自分の方へ向かってねじります。

※ねじる方向についてはいろいろと細かい説明があるのですが
 ここでは割愛します。
 左利きの方は自分と離れていく方向へねじってください。

ねじりながら綿を引いていくと、どんどん糸になって出てきます。
撚りが十分かかってないうちに綿を引くと糸が切れます。
綿の塊りの先まで糸ができてから引くようにするとうまくいきます。

どんどんねじっていって40センチほどの長さにするのですが
糸を指から離すと撚りが逃げてしまうので
もう片方の手でサポートしながらねじってください。

糸端は撚りが逃げやすいので、これでもかってくらいねじってください。
糸がネジネジした感じになるくらいがいいです。


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糸が40センチくらいの長さになったら、スピニットに巻き付けます。
写真のようにスピニットを持ったら(フックが上です)、
軸の上に糸の端を載せてスピニットを時計周りと逆に巻きます。
(あるいは軸の上の糸をしっかり押さえたまま、左手を回して
糸を巻き付けていきます。)

またはスピニットを箱にセットしたままで
糸端を軸の向こう側に当てて時計回りに回します。


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どちらにしても、スピニットを時計回りに回したときに
糸が軸に巻き付いていく方向に巻いてください。

反対になっていると、糸が外れてしまいます。


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プーニーを持った左手を糸が斜めになるように上げて
右手でスピニットを時計回りに回します。

糸がらせん状に軸に巻かれ、糸に撚りがたまっていきます。
綿を引きながら少しずつ紡いでいきます。

撚りが溜まる速さと綿を引く速さを調整しながらの作業です。
焦らずじっくり、綿と糸の境目をよく見ながら手を動かします。

左腕が伸びてもう綿を引けなくなったら
左の親指と人差し指で綿と糸の境目をつまみ、
スピニットを2、3回回して撚りを加えます。

綿は撚りが足りないとすぐに切れてしまうので
「ちょっと撚りすぎかな?」と思うくらいで丁度いいです。
硬い糸になりそうで心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが
まずは切れない糸を紡げるようになってから
だんだんと好みの糸に近づけていきましょう。


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プーニー1本分でこれくらいの糸になりました。
ここでは次の工程に進みますが、
ご自分で紡がれる方はあと2本続けて紡いでください。

新しいプーニーを紡ぎ始めるときは
できた糸を2、3センチプーニーに重ねて一緒に持ちます。
撚りがかかれば自然に繋がります。
紡いだ分の糸の最後の部分を、少しだけふわっと残しておくと
滑らずによく繋がります。


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紡ぎ終わったら、できた糸をピンチに巻き取っていきます。


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ときどきピンチを回しながら
斜めに巻いていくと滑らずにしっかりした糸玉になります。


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糸がこんなふうに勝手にねじり上がっていくことがありますが
これは撚りが十分な証拠です。
ただ戻そうとして引っ張ったときに綿の細かい繊維が
絡まってしまっていることがあるので
そんなときは無理に引っ張らず、両手で優しく直してください。


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プーニー1本分の糸玉。
これで単糸のできあがりです。

次は撚り合わせについて説明します。

2017-02-17

   2月の出店のお知らせ


2月25日土曜日、こちらのイベントに出店いたします。

第6回お仕事道具市
日進市民会館 小ホール/展示ホール
日進市折戸町笠寺山62-3

有料のイベントで、
本気タイム(10:30-12:30)の入場料は1000円
まったりタイム(13:30-15:30)は500円
どちらも小学生以下は無料だそうです。

ランチタイム(12:30-13:30)は入場できません。

お針子蜂の巣の出品は
いつものスピンドル各種
わたつむぎばこ
オーガニックインド綿 量り売り
春日井産無農薬綿 白 茶 緑 
手紡ぎ用の羊毛
などを予定しています。

スピンドル以外は、いずれも数が少なめです。

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そして、目玉商品はこちら。
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我が家ではリチャード君と呼んでいる、
オランダ製 Richard Wernekinck の中古紡ぎ車です。
大きなボビンが3つ、アイリッシュテンションのモデルです。
そっくりなルエ社のS10よりも1キロほど重たいです。

お値段はS10の半分くらいを考えています。
ご興味ある方はどうぞ見に来てくださいね。

2017-02-06

   綿から着るものへ


昨年購入して紡いだ綿が、とうとう「着るもの」になりました。

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原始機から外した糸をリジットに掛けました。
経糸は強めの2本撚りにしたので大丈夫かと思ってたのですが
しばらく織るうちにやっぱりケバケバしてきて
切れたら嫌なので、リジットにかけたまま糊付けしてみました。

ふのりは持っていないので、片栗粉で代用。
海外ではコーンスターチを使う方もいるらしいので
同じようなものかなと思って。


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刷毛で塗って乾かして、織り始めると
しっかりして安心感があります。
でも念のため、打ち込みに筬は使わずに定規を刀杼代わりにしました。

密に織りたかったので強めに引っ張ってます。
織り幅がだいぶ縮んでますが、すかすかにしたくなかったのでこれでオッケー。
この織り機は、この筬がいちばん細かいのです。


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一人でサクサク織りたかったのですが、
この方もやると言い張って、しばらく織っていました。
なかなか丁寧に上手に織ります。


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片栗粉でうまくいったら残りの部分も糊付けするつもりでしたが
定規で打ち込みをすれば経糸は大丈夫そうだったので
そのまま糊付けせずに織り終えました。
経糸、切れなかった!


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洗って片栗粉を落とし、アイロンで整えると
なかなかきれいな布になりました。

しかし、いよいよ布を切る段になってから「あれれ?」の連続。

娘のサイズを計ってから織り始めたつもりでしたが
縮み分とか細かいことはちゃんと考慮してなかったし
何より長さばかりに気を取られて娘のポンポンお腹の
でっぱり分を全く考えてなかったので
私が頭に描いていた形にするには、布が全然足りませんでした。


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あれこれ試行錯誤して、たまたま買ってあったストレッチ素材のレースを
継ぎ接ぎして、なんとか着られるものになりました。

いやー、「行き当たりばったり感」、ハンパないです(笑)


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それでも娘が着てみるとなかなかかわいらしく、
特に私は織り布がたくさん見える後姿が気に入りました。


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縫い目が表に出てしまうところは、緯糸の余りで縫ってみました。
縫い糸にするつもりで紡いだ糸ではないので切れるかと思いましたが
太目の針で縫ったからか大丈夫でした。
長持ちするかはちょっと怪しいですが。


もっときちんと習ったり調べたりしてから作り始めれば
もう少しマシなものが出来上がるかもしれないですが
そこはイノシシ年でADHD持ちのワタクシ、なかなか辛抱できません。

「織りたい」と思ったらすぐ織りたい。
作りたいときに作りたい。
でも、行き当たりばったりは材料が無駄になる可能性もあるので
次の作品はもう少し丁寧に準備して織りたいなと思います。


自分で着物が織れるようになるの、何年後かなー。


追記:着画 撮れました
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