お針子蜂の巣

手仕事と防災の記録

   7デイ チャレンジ 第2日目 水の備蓄


だいぶ遅くなりましたが、9月24日のチャレンジ体験について記録します。

チャレンジの内容については、FACEBOOK備学部のページでお読みください。

この日は水の元栓を締めて、備蓄の水だけで1日過ごすチャレンジだったので
泊りのお客様が出発した後に元栓を締めました。

まずは朝ご飯から。

残りご飯を蒸すために、クリクラの温水をお鍋に。



クリクラの残りはボトル3分の1くらい。
使った量を知るためにメモしておきます。



せいろをしっかり洗わずに済むように、クッキングシートを敷いて
プチプチ全体に穴を開けました。



エコキュートの水は満量です。



蒸し板を持っていないので、ビン詰めのときに使うラックを使っています。



洗い物が出ないように、ラップのおにぎりと紙コップでスープ。
スープもクリクラのお湯で作りました。



我が家のウォータータンクは20リットルのこれだけ。
数年前にもチャレンジをしたとき、重すぎるから10リットルくらいのを
買おうと思っていたのに、そのまま忘れていました(;^_^A
やっぱり重い!!!



そして、なんか水の出がおかしいと思ったら、蛇口の部品が割れていました!
置いといただけなのに!なぜ!
ショックですが、とりあえず出るのでこのまま使います。



洗い桶がないので、この大きなお鍋に水を張って洗剤を入れて洗いました。
ペットボトルに汲み置きの水で2回すすいで、やっと終わり。
時間がかかって腰が痛いー!(普段のお皿洗いでもすぐ痛くなるのに)

「家事を溜めないことも防災」と常々思ってますが、
忙しかったり疲れすぎてるとつい後回しにしちゃうので
猛省いたしました。



飲み水は、ちょうど賞味期限切れのペットボトル500mlが数本残っていたので
それを1人1本支給。
なくなったあとは、クリクラの水を入れて飲んでいたようです。

ちょっとした手の汚れなどは、ウェットティッシュを使いました。



夕飯はアルファ米。エージレスを出すのを忘れないように、
必ず数を確認しましょうね。
(お昼はカップラーメンでした)



シシャモは黒ホイルで包んで、トースターで焼きました。



お皿にはラップ。洗い物が出ないように。
あと、フリーズドライのお味噌汁を飲みました。



トイレに行った後はなんとなくちゃんと洗いたいので
ペットボトルにシャワーキャップを付けて使いました。
大きい人は片手ずつ洗えますが、末っ子はトイレに行くたびに
「誰かお手々洗うの手伝ってー!」と叫んでいました。



洗濯は、普段羊毛洗いの脱水に使っているハンドウォッシャーで
お風呂の残り湯で三女がやってくれました。
非常時想定なので、すすぎも残り湯で。
タオルなんかを洗うときは、すすぎはペットボトルの水か
エコキュートの水でやりたいです。



さて、トイレです。
これが今回は大変うまくいきました。
非常時もこの作戦でいこうと思います。

まず、我が家の簡易トイレはペール缶のもので、付属の黒い袋をセットして、
抜けないように養生テープで留めておきます。
凝固剤を1袋先に入れておきました。
おしっこが当たりそうな部分に斜めにペットシーツを置いて
下にも1枚敷いておきます。

便座を置いて、トイレにセット。
替えのペットシーツと銀色の小さめの手提げ袋も置いておきます。

小のときは、自分が終わった後新しいペットシーツを上に被せるだけ。
どんどん被せていく要領です。

大のときは、自分のブツが載っているペットシーツごと取りだして
くるっと包んで銀色の袋に入れます。
このときは消臭にと思って重曹を振りかけたりしてみましたが、
外に出すから要らなかったです。



バルコニーに置いた蓋付きのバケツにも黒い袋をセットして
その中に銀色の袋を捨てます。

災害時には、ゴミの収集が始まるまでどのくらいかかるか分かりませんが
ゴミが出せるようになったら、黒い袋ごと通常のごみ袋に入れて出そうと思います。

末っ子はこのトイレが気に入ってしまって、「トイレたーのしー!」とご機嫌でした。
災害時にはこんなに楽しむ余裕なんてないかと思いますが
余震でずっと怖い時間が続くと思うので、せめて不便さだけは
「経験したことがあること」になるように、これからも定期的に練習しようと思いました。

主人や上の2人はあまりこのトイレを使わなかったようですが
1日でペットシーツ13枚使いました。(末っ子が無駄に何度も行った笑)
全員で使っていたら20枚ちょっとかなと思います。

普段は使わないのですが、飼い犬の粗相用に100枚入りを買ってあるので
2パックあれば2週間は水なしトイレでもなんとかなるかなと思います。

よく災害時のために、ペットボトルの水でトイレを流す方法が紹介されていますが
水は本当に貴重なものになると思うので、流さなくても済むならその方がいいと私は思いました。

また、配管が破損していた場合は、トイレを流したり浴槽の水を流したりすることで
集合住宅などでは階下のお部屋で水漏れが起きるようですので
地震直後から数日は、水はできるだけ流さない方がいいようです。



割りばしや木製のスプーンなどは、乾かして着火剤代わりに取っておくようにしました。


お風呂ですが、三女と末っ子は浴槽の残り湯(と言っても冷めた水)で行水しました。
翌日早朝から出かけるお年頃の人達がお風呂に入るころには、さすがに行水では
かわいそうかと思い、水道の元栓を開けてあげました。

数日なら、特に冬場はお風呂は我慢できると思いますが
1週間くらい断水が続くなら、お風呂もなにかいい方法が見つかるといいなと思います。

赤ちゃんがいらっしゃるご家庭は、おしりふきだけだと
かぶれたりすることもあると思いますので、小さなおしりを洗ってあげられる
水くらいは確保してあげて欲しいなと思います。
カセットコンロとガスがあれば、温めてあげられますしね。


まとめ
☆この日の水の使用量

ペットボトルの汲み置き 14リットル(皿洗い&手洗い)
クリクラ        約4リットル(食事&飲み水)
500mlPETの水×5本  2.5リットル(飲み水)
お風呂の汲み置き    容量計算していませんが、3分の1くらい(洗濯)

こんなにジャアジャア使っていたら、備蓄の水なんてあっというまになくなりますね。
クリクラの12リットルボトルは、できたら20本は備蓄しておきたいのですが
今は15本ほどです。
この日は、お水をあまり使わないものばかり食べましたのでこのくらいですが
ご飯を炊いたり、おかずを作ったりとなると、もっと使うと思います。

レトルト食品が多めにあるなら、何度も同じお湯で温めたりもできますね。

飲み水と料理以外に使う水は、ペットボトルとウォータータンク、
お風呂の汲み置きとエコキュートでしのいでいきたいと思いますが
実際どれくらいもつのか、その日によって使う量も変わってくるでしょうし
想像するのは難しいですね。

うちのエコキュートは470リットル容量とのことなので
時間あるときに、一応ちゃんと計算してみます。

☆この日の経験から学んだこと、やるべきこと、購入するもののリスト
学んだこと
1.流水がないお皿洗いは本当に大変。
山の中で湧き水があるところに住んでいたり、町中にきれいな川が流れていて、
野菜を洗ったりできる地域に住んでいる方がとっても羨ましくなりました。
せめて普段のお皿洗いを溜めないように頑張ります。

2.災害時はどうしてもゴミが多くなるので、ゴミ袋は多めに備蓄しておく

やるべきこと
1.エコキュートから直接水を出す方法を試してみたかったのですが
この日はできなかったので後日必ずやる

2.1週間過ごすために水がどれくらい必要か、きちんと計算する

3.洗い物がなるべく出ないように食事の用意をする訓練を、定期的に!
(サバメシのカテゴリーがあるのに、全然やってなかったです)

購入するもの
1.10リットル前後のタンク

2.紙皿、紙コップもっとたくさん(腐らないのでいっぱい買っておきましょう)

3.手洗い器(ぶら下げて必要なときだけ水が出せるので、便利そうです)

4.ソーラーシャワー(何年も前から検討してて、まだ買ってないので)



いつもはお夕飯を作ったら電池切れでバタンキューなんですが
この日は全部洗ってから寝ました。
世の中の主婦が普通にやっていることが、やっとできるようになった(笑)