政権交代

国民皆年金制度が成立したのは昭和36年。そのとき20歳だった昭和16年生まれの人は、基礎年金を受け取り始めてまだ4年です。
ようするに、国民皆年金創設に伴う保険料納付に関する経過措置が終わったばかりです(給付面では経過措置がごろごろと……)。
年金は40年保険料を納めて40年給付を受ける人生の大きな制度。政権交代がころころ起きるたびに年金制度が変わっていては、そのたびに経過措置が必要になり、複雑怪奇なものとなるでしょう。
民主党改革案でさえどういった経過措置を設けるのかまだ分かりません。経過措置を含めて、分かりやすい年金制度を望みます。


実務屋としては、当然何も変わらないほうがいいのですが。