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なまじなまなか

2016-07-19

[]ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs氷帝

「俺様の美技に酔いな」というセリフを3rdテニミュ的に解釈するとこうなる。アクションが、身体動作自体がキャラクターだというのが3rdシーズンの方針なのではという事を書いた身ですので、三浦宏規の踊る跡部を見て、もう納得感しかありませんでした。歌より芝居より存在感より踊りで観客をねじ伏せにきたのがものすごく!3rdシーズン的だなあと。

そういう跡部像だからこそ、手塚跡部戦はもっと他のやり方でも良かったのではと思ったりもするのですが……

2016-07-02

[]よどみにうかぶ、舞台「戦国無双」〜四国遠征の章〜

冒頭で全員が一端そろい踏みになるシーンで、キャラクターの華やかさがAiiAの舞台上を満たした。あのだだっぴろい空間が、セットではなく舞台上にいる人達の存在感でちょうどぴったり満杯。壮観でため息をつく。


吉谷さんの脚本はいつもすごく上手にまとめたレジュメのようで、話を進めるのに必要なポイントを余さず抑えているのだけれど、要点だけ抑えてさくさく進みすぎる傾向があるのですが、前作・舞台「戦国無双関ヶ原の章(脚本・演出ともに吉谷さん)はエピソードの進行速度を加速させるために考案されたようなセットもフル活用して、大量の人物の大量のエピソードがすさまじい速度で舞台上で展開されました。見終わったとき、ほとんど愕然としたのをよく覚えています。ほぼひっきりなしに鳴る音楽とたくさんの立ち回りも相まって、ゲームのムービー部分が全編続く感じ。演劇で喩えるならおそらくレビューが一番近い。

そういう所が戦国ものにぴったりだと思いました。

個人の人生などこれまでとこれからのほんの一握の砂、よどみに浮かぶ泡沫に過ぎない事を実感するのが歴史物を見る面白さで、大河ドラマが「1年かけても断片しか描けない」という形でこちらに突きつけてくる無常観を、逆に大量のエピソードを2時間に圧縮し流れるように見せた事で発生させたのが前作・関ヶ原の章だった、ちょっとおおげさに言うなら。


今回の「四国遠征の章」は脚本が変わったので予想通り密度が下がって、ちょっと寂しかったのですけれど、クライマックスのど直球な芝居と、「そう、それ!その視点です!」と心の中でサムズアップするくらいしっくり来た終わり方で加点がついて、トータルで今回も大好き。という結論になった。前回は作品全体として表現されていたものが、今回は脚本で(言葉で)示された、という感じでしょうか。流れるような全体のトーンは踏襲されてたし。

個人的にはもっと圧縮かかってつるつる流れてくれたほうが好きなのですが…基本の密度はもっと高く+そのときそのときの要所をクライマックスでたっぷりやる、というのはどうです?(我がままを言っています)いやでもほんと戦国無双は私がいままで見た範囲では吉谷さんの作風が最も作品にプラスに働いていると思うんですよね。劇場に行って、眼前で流れていく群像劇に身を委ねて、哀しくなっていたい。いつまでも。

2016-04-20

[]ただの現実である「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」(と、「シン・ゴジラ」)

私という人間は周囲の現実社会だけではなく愛好したフィクションや娯楽も含めて出来ていて、そうやって大人になった人が社会を作るわけですから、これはもう魔法少女やヒーローが日本社会を作り動かしてきたといっても過言でもなくない、ような気がする。

スポーツ漫画アニメをきっかけに競技をはじめた人、そこからさらにプロになった人なんてのもすでにたくさんいて、そういう、「フィクションが与えた内面/精神面での影響」を可視化する形で戦後のある時期を語り直したもの。「もしあの事件のときにヒーローがいたら」ではなく、「あの時もこの時もヒーローは(それを見た視聴者を通して)いたのだ」というのがコンレボの世界。超人のいる神化とは、「よく似た違う世界」などではなく、具体的には見えない、しかし確かに存在するある要素を形にした、ただの現実であるように思われる。

超人たちへの愛と自負に満ちている。と同時に、フィクションが現実に影響ないとか言ってんじゃねーぞ責任あるぞ、という宣言に見えたりもするわけですが。


というようなことを考えながら楽しく見ていたのですが、どうして一期が終わったタイミングでもない半端な時期にこんな事を書いたかというと「シン・ゴジラ」の新しい予告を見たからです。

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「現実にとってフィクションがどういう存在なのか」という話がコンレボなら、この新しいコピーと予告を見るに、「フィクションにとって現実とはどういう存在か」という話が「シン・ゴジラ」になるのかもしれないな、と。

2016-01-09

[]ミュージカル『薄桜鬼新選組奇譚

100点!

主旨に対して言うことなし。

2015-12-27

[]これは演劇の話。残酷歌劇ライチ光クラブ

同じ演目を何度も見る、再演を望む、DVDを手にいれる。

演劇作品にそういう向き合い方をした事のない者だけがゼラに石を投げなさい。

カノンは演劇のようです。

その場を祝福に変える美しさをもつが永遠ではない。

機械にしたら別のものになってしまう。

ライチ(マシンのほう)は“芝居”だろう。演劇という形式で「ライチ光クラブ」という作品を見る事は、光クラブの活動そのもので、客席を通って去るカノンに劇場に置きざりにされる私はゼラだ。

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