地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


阪急百貨店の北海道物産展

阪急百貨店の北海道物産展。午前中だったけれどものすごい人と熱気。あらゆるお店で行列行列行列・・・。早々に完売してる商品も。ほんとはウニとかイクラとか鮭の切り身とかお弁当とか買おうかなーと思っていたけれど、「牧家」の飲むヨーグルト、「小樽ベーグル工房」のベーグル各種と店頭に出ていたブルーベリークリームチーズのベーグルサンド、「フラノデリス」のふらの牛乳プリンをゲットして、もー並ばなーい、と思って脱出。お昼ごはんでいろいろ食べてみたけれどどれもおいしかった。

家人にお付き合いして心斎橋の MILLET のショップへ。でっかいリュックを選ぶ家人にコメントしつつ私も店内をうろうろしていたら MILLET の小さなポーチ(あとでトラベルケースだと判明)に夢中になり購入。ショップに行って現物いろいろ見たら MILLET てなかなかいいなーと思わず見直した。

ブルース・ハーク『Electric Record For Children』、デヴィッド・ローゼンブーム『Brainwave Music 脳波の音楽』

アメ村タワー。ボサノヴァ・ロック方面を見に行った家人と離れてニューウェイブ方面へ。60年代から70年代にかけて活躍したブルース・ハーク (Bruce Haack)の『Electric Record For Children』。ニューヨークで子どものバレエ教室をしていたエスター・ネルソンが音楽のお兄さん募集をかけたところ、ジュリアード音楽院を出たブルース・ハークがやってきて、そのブルース・ハークが作り出す音楽が子どもたちに大ウケ。そんな経緯がかかれたライナーノーツが久しぶりにわくわくする。様々な自作電子楽器を使った音楽は単なる子ども向けの範囲を超えて面白い。あと、フィル・ニブロックの3枚組CD『Touch Three』を試聴してなかなかよかったけど、デヴィッド・ローゼンブーム(David Rosenboom)の『Brainwave Music 脳波の音楽(2006年エディション)』を買ってみる。これがなかなか大真面目に情熱的にアホぽくて、こういうのが好きです、て告白したくなるような CD。

THE ELECTRONIC RECORD FOR CHILDREN

THE ELECTRONIC RECORD FOR CHILDREN

  • アーティスト: ブルース・ハーク,マラ・ソコルスキー,エスター・ネルソン,マイケル・バックレー,プラクシテレス・パンデル,クリス・カチューリス
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2004/01/07
  • メディア: CD
  • 購入: 2人 クリック: 4回
  • この商品を含むブログ (6件) を見る

ブレインウェーヴ・ミュージック

ブレインウェーヴ・ミュージック

Touch Three

Touch Three

「Edge in Osaka―スタジオ・マラパルテによる映画史」

夜、シネ・ヌーヴォで「Edge in Osaka―スタジオ・マラパルテによる映画史」。このイベントの目当ては、関西初上映『リュック・フェラーリ―ある抽象的リアリストの肖像(LUC FERRARI - portrait d'un realiste abstrait)』と『ほとんど何もない―リュック・フェラーリと共に(Presque Rien avec Luc Ferrari)』。上目遣いが北大路欣也ぽいリュック・フェラーリはやっぱり巨匠で友人同士の間ではおどけてみせるようなこともして、70歳にしてエリックMとDJ対決をするという(しかもかっこいい)、楽しい上映会だった。詳細は気が向いたら後ほど。

Son Memorise

Son Memorise

Complementary Contrasts

Complementary Contrasts

『彼女を見ればわかること(Things You Can Tell Just by Looking at Her)』(ロドリゴ・ガルシア/1999/アメリカ)

有名女優がこぞって出演を望んだ女性ドラマオムニバスのインディペンデント作品。作品自体が地味なのも、観客の想像にゆだねるような根底にある感情の広がりも、面白くて好み。抑圧や自制の下に隠れた大きな欲望や感情が見え隠れする女性たち。グレン・クロースの話も、ホリー・ハンターの話も、キャメロン・ディアスの話も良い。

彼女を見ればわかること [DVD]

彼女を見ればわかること [DVD]

『東京画(TOKYO-GA)』(ヴィム・ヴェンダース/1985/西ドイツ、アメリカ)

敬愛する小津安二郎東京物語』(1953)の聖地・東京へヴィム・ヴェンダースが降り立つ。笠智衆小津安二郎の北鎌倉のお墓へ行ってみたり、1980年代のネオンの東京の路地を50ミリのローアングル、つまり小津組みたいなカメラで撮ってみたよ、というかわいい小津ファンの足跡映画。さらに厚田雄春から『秋刀魚の味』(1962)の書き込まれた当時の台本をお願いしてかりてみたけれど、一語も読めないよ・・・と寂しそうなヴェンダースが愛らしい。

東京画 デジタルニューマスター版 [DVD]

東京画 デジタルニューマスター版 [DVD]