Hatena::ブログ(Diary)

しあわせは日々のなか

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2006-08-31 Thu

活字倶楽部04春号

 活字倶楽部04春号の、伊坂幸太郎さんのインタビューのページを、久しぶりに読みかえしてみました。

映像にはできない、小説でしか味わえない喜びというものがあると思うんです。(中略)映像にしたら消えていってしまうところに小説の喜びがある気がします。(P.43)

 この部分が、わたしが日頃思っていたことをぴったり言い当ててくれていたのです。

 もちろん、逆の、「文字にしたら消えてしまう、映像でしか味わえない喜び」もあるのだし、表現手段に優劣をつけることなんかできないけれど。わたしの場合、本を読むことが好きで、活字を目で追う行為自体に愛着があるので、「映像でしか味わえない喜び」よりも「文章でしか味わえない喜び」に重きをおいている節があるなあ…と思うのでした。

2006-08-30 Wed

今日の読了本

吉本ばなな『TUGUMI』

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

食うものが本当になくなった時、あたしは平気でポチを殺して食えるような奴になりたい。もちろん、あとでそっと泣いたり、みんなのためにありがとう、ごめんねと墓を作ってやったり、骨のひとかけらをペンダントにしてずっと持ってたり、そんな半端な奴のことじゃなくて、できることなら後悔も、良心の呵責もなく、本当に平然として『ポチはうまかった』と言って笑えるような奴になりたい。(P.73)

 ふと、活字倶楽部04春号で、伊坂幸太郎さんが「見た目とかではなくて、かっこいい人が好きなんです。どこか超越してしまっている人が好きで、そういう人がよく出てくると思うのですが」とおっしゃっていたことを思い出しました。

 吉本ばななさんの『TUGUMI』に登場するつぐみも、「どこか超越してしまっている」とっても魅力的な女の子だな、と。

2006-08-29 Tue

今日の読了本

 ふーわー……すーごいなー……。としか言えない自分がちょっと情けない。

更新情報

 コンテンツに「ことのは」追加。日記で引用したことのある言葉を集めたページです。ちょっとずつ増やしていく予定。

 ゆと部(きをふしさん経由で知りました)に入ってみたいけれど、なかなか「このグループに参加」という文字をクリックする勇気が出ない今日このごろ。

 プロフィールをほんのちょっといじってみました。

2006-08-28 Mon

更新情報

「エッセイ」更新:乙一作品にはまったきっかけ

 某BBSに書きこんだ内容とおんなじです(笑)。書くきっかけとなるスレッドを立ててくださった某方にこっそり感謝。

2006-08-27 Sun

怖いよう

人生激場

人生激場

 「我らが子宮防衛軍」の項で、友達から出産時の話を聞いて、「ぎゃー、怖いよう!そんな目に遭うのなら、私は一生、子どもを生まなくていいッス」と震える三浦しをんさんに勝手に共感してしまいました。

 友達から骨折したときの話を聞かされたときにはぎゃーぎゃー騒いで耳をふさいでしまったし、小説でも怪我をするシーンが出てくると飛ばしたくなってしまうし、絵とか映像だとそれがさらに顕著で、ちょっとでも流血したりすると目をそらしてしまうのでした。大げさに反応しているつもりはないのですが、そういうとき顔をゆがませてしまうわたしの表情は、周囲からすると泣く寸前に見えることもあるらしく、「だ、大丈夫?」と心配されてしまうことになるのでした(申し訳ない)。……元々かわいくもない顔をゆがませているのだから、すごい形相になっているのだろうなあ、と想像……。


 ともあれ、そんな中でも特に苦手なのが、出産関連の痛みにまつわる話なのでした。だってほんとに痛そうだから……。

 中学生の頃、保健体育の時間に、奥さんの出産に立ちあったことのある担任の先生が、事細かにそのときのことを語り始めたことがありました。そのときは、ぎゃーっと叫んで逃げ出したいのをこらえて、耳を指でしっかりふさいでじいっとうつむいていました。

 高校生の頃も、保健体育の授業で出産にまつわるビデオなんかを観なきゃいけないことになると、やっぱり耳をふさいで、机に突っ伏してじいっと時が過ぎるのを待っていました。周りの友達は、そういうときわたしがみっともない反応をしてしまうのを心得ていて、「もう痛いとこ終わったから大丈夫だよ」とか、声をかけてくれたりしました。ありがたいことに。

 あ、これは出産関連の痛みじゃないけれど……高校時代は、保健体育のほかに宗教という関門もありました(ミッションスクールだったために)。先生がイエス・キリストが十字架にかけられるようすなんかを事細かに語りだすと、例によってわたしは耳をふさいで机に突っ伏して終わるのを待っていたものでした。


 女の子がそういう風にかよわいのは、なんかかわいい、と言われたこともあるのですが……わたしの場合、「かよわい」なんてかわいらしい言葉は合わないなあ、とか思ってしまうのでした。「軟弱」ってほうがぴったりくる。人間の営みの中の怖い部分が苦手、生々しいのは嫌、痛いのからは逃げ出したいってだけだもん、たぶん。

2006-08-26 Sat

六番目の小夜子

 荻原規子さん「アンダンテ日記」2003年1月19日『高校3年生の緊張感』より。

ただ、原作では高校3年生の設定が中学2年生になったので、だいぶ違いますね。

「せめて中学3年に…受験生特有の、あの緊張感を」とお願いしたけれどだめだった、と作者の恩田陸さんが去年「活字倶楽部・冬号」のインタビューで語っていました。

(中略)

六番目の小夜子」は初版の新潮文庫で読んで、絶版になっていたあいだもずっと好きでした。たぶん、学校の雰囲気がわたしの母校に似ていたからだと思います。

 『六番目の小夜子』は、小説を読む前に、ドラマの方を観ていた作品でした。

 といっても、もれなく毎週観ていたわけではなくて、小説を読んだのはそれからだいぶ時間が経ってからでした。

 わたしは、『六番目の小夜子』を読んだ時に、荻原規子さんの『樹上のゆりかご』を思い出したのです。「進学校」と言われる高校を舞台にしているところとか、似通った雰囲気があるなあ…と。

 この記事を読んで、納得しました。『樹上のゆりかご』は、荻原規子さんの母校をモデルにした作品らしいので……読んだときに「雰囲気が似てる」と感じたのは、見当違いではなかったんだなと、ちょっぴり嬉しくなりました。

六番目の小夜子 (新潮文庫)

六番目の小夜子 (新潮文庫)

2006-08-25 Fri

 雲行きがあやしくなっていたのには気づいていたというのに古本屋さんに長居したせいで、帰り道、夕立に遭いました。雷を伴う激しい雨でした。おまけに風も強かったので、自転車をこぎながらよろけそうでした。

 鞄の中の本が濡れていないかが心配でしたが、大丈夫でした。

今日の読了本

 ちょっとしたよしもとばななブームが訪れつつあるかもしれません……。

2006-08-24 Thu

今日の読了本

 わあ〜……なんて言えばいいんだろう。清冽で静謐な空気が漂っている感じ。

2006-08-23 Wed

高畑京一郎 『タイム・リープ―あしたはきのう』 メディアワークス

タイム・リープ―あしたはきのう

タイム・リープ―あしたはきのう

 「第1回電撃ゲーム小説大賞で金賞を受賞した高畑京一郎が組み上げる時間パズル」だそうです(amazonの内容紹介より)。「タイム・リープ」によってできてしまった、翔香の中の空白がひとつひとつ埋まっていくようすがおもしろかった。

 読み返すと、これも伏線だったのかーと思える箇所がいくつもあるのです。


 本筋のおもしろさを損なうほどの違和感ではないけれど、ちょっと引っかかったのは、「おまじない」の扱われ方。「幸運を呼ぶ『おまじない』とかってことなら、女子高生は、相当妙な事でも、引き受けてくれるんじゃないか?(P.233)」とか、「おまじない?翔香って、そういうの信じる方だっけ?(P.239)」とか、女子高生の間に「おまじない」がふつーに流通しているかのように描かれているけれど……わたしの記憶にある限り、「おまじない」が女子の間で流行るのは小学生や中学生の頃で、高校生ともなるとやらなくなる、というか…日常生活の中に存在するものではなくなっていたような気がするのですが。

ひとこと感想

  • ミシェル・ペイヴァー さくまゆみこ訳 『オオカミ族の少年』 評論社

 「狩りをするときには、後ろを見るように」という父親の言葉を忘れがちなトラクは、けっこう、うっかりさんなのかも。

2006-08-22 Tue

今日の読了本

  • 藤沢周平 『夜消える』 文春文庫
  • ミシェル・ペイヴァー さくまゆみこ訳 『オオカミ族の少年』 評論社

 妹が部屋の中に置いていた雑誌「SEVENTEEN」をぱらぱらめくっていたら、「ツンデレ」という文字が飛び込んできてびっくり。びっくりしつつまじまじと読んでみたら、「正統派モテコはもう古い!?Let'sマニア受け!モテキャラづくりしてみようっ」という特集でした。モテキャラの分類には、「ツンデレ」の他に「萌えコ」「めがねっコ」「素直シュール」というのがありました。素直シュールって初めて聞いた……素直クールなら聞いたことがあったけれど。

 キャラって「つくる」ものなのかそもそも、と思いつつ、「『あんたのために作ったんじゃないから!』と手作りモノをプレゼント」とか載っているページを見ていると、笑えてきました……。「ツンデレ」って言葉が女の子向け雑誌にも波及しているものだとは、知りませんでした。すごいなあ。

2006-08-21 Mon

生きてくのとか、苦手すか。

 川上弘美さんの小説の中で、いちばん好きなのは、今のところ『古道具 中野商店』です。タケオの、「ヒトミさんも、生きてくのとか、苦手すか」という台詞に、心をわしづかみにわれてしまいまして。ラストもすごく、好き。

 未読の『いとしい』『夜の公園』『ニシノユキヒコの恋と冒険』が、図書館にあったから、夏休み中に読めるといいな。

2006-08-20 Sun

ここ数日の読了本

再読パターン

 一度読んで好きになった本は、その後もしばらく机の上や枕元に置いておいて、何度かぱらぱらめくって好きなところだけ選んで読んだりします。それからもう一度最初から最後まで通して読みます。だいたい、それをやると気がすんで、本棚にしまう(あるいは図書館に返却する)ことになります。

 で、何ヶ月か(あるいは何年か)経つと、再読衝動が湧き起こります。それが図書館で借りて読んだ本だったりした場合は(というか、今のところわたしの読書は図書館本中心なので、ほとんどがそうなのですが)、この時点で買っちゃいます(笑)。そうして、本棚から取り出して、目につくところに置いて、何度か読むことになります。その繰り返しです。

2006-08-19 Sat

川上弘美 『ゆっくりさよならをとなえる』 新潮文庫

ゆっくりさよならをとなえる (新潮文庫)

ゆっくりさよならをとなえる (新潮文庫)

 図書館で一度、単行本の方を読んだのですが、最近文庫の方を買いました。何度となく開いてしまう本です。

 なにしろ小説を書くときには、なるべく直截な説明というものをしたくない。「悲しかったです」と書くかわりに、「空がとても青くて、ジェット機も飛んでいて、私はバナナパフェが食べたかった」などと書いてしまうのが、小説である(たぶん)。(P.76-77)

 この本の中の、こういう文字列を眺めているだけで、なんだか心が安らぐのでした。わけもなく心がざわざわして落ち着かなくて不安で泣きたくなるときなんかに、ものすごーく読みたくなる本です。

 日焼け、赤みはひいたのですが、皮がむけ始めました。悲しいなあ…

2006-08-18 Fri

 17日のクラス会、楽しかったですー!「にんちゃんは変わってないねえ」と言われました(笑)。

 午前中に母校に集合して、職員室で先生方といろいろお話して、お昼ご飯の後カラオケでした〜。

 カラオケが始まる前からキャシャリンさんに「電ボ*1歌ってね!」と言われていて、歌うことになっちゃいました(笑)。い、嫌じゃないけれど、なんでうちが歌うのが定番化してるんだろう……。小学生の頃は「電ボの声のまねが上手」と言われていたけれど、今もできているのかはよくわからないのですが。

 京ちゃんたちに「ブタさん*2歌ってー」と言われて、文ちゃんが歌ってたけれど、これも定番化してるの……?

 当然のごとく幹事をやっていた(や、やらされていた…?)文ちゃん、お疲れ様でしたー。

*1:一時期おじゃる丸のエンディングテーマだった、電ボ「恋をいたしましょう」のこと

*2:ここではCocco「My Dear Pig」のこと

2006-08-17 Thu

クラス会

| 21:02

 台風接近中の今日でしたが、高校のクラス会がありました。

 詳細は後で書きますー。

鹿児島では

 いとこのまーくん(5歳)はやっぱりかわいかったです。それにしても、寝てるとき以外は、ほとんどずーっと動き回ってるんですね……叫んでたり走り回ってたり。いっしょにこどもちゃれんじをやりましたー。


 とある親戚のおじさんが、煙草をくわえたままでまーくんをだっこしていて、見ててハラハラしました……ま、万が一火傷したらどうするんですかとおろおろ(でも口に出す勇気がないあたり、駄目人間です)。後で母親にそう言ったら、「まあ、心得とらすけん大丈夫ど」という返事だったのだけれど。やっぱりハラハラしてしまうよう……。


 わたしがお風呂に入っていると、いきなりお風呂場のドアを開けて驚かせてくるまーくん。去年か一昨年も同じことやられた気がするぞー(笑)。

2006-08-16 Wed

皆さんの本の選び方を知りたいな

 id:quaint1719さんのところで知りました。発信元はこちら

月に何冊読んでいるか

 ばらばらだなあ……10冊から20冊ぐらい、かな。再読を含めるともうちょっとは多くなるのかな。


どんな本を読んでいるか

 え、なんていえばいいんだろう……。児童文学中心(といってもこの分野に造詣が深いとは言いがたい)に、わりとあっちこっちつまみ食い…?ときどき「不思議」とか「渋い」趣味だといわれます。


どうやって選ぶか

 気分次第ですー。あ、最近だと、大学の授業で、「児童文学入門」「海外児童文学講義・アメリカ」はブックリストが載ったプリントが配られているので、それを参考にちょっとずつ読んでいます。


本の選び方に何かこだわりはあるか

 こだわり、というか……基本的に、図書館にある本・友達に借りた本を読んでいます。手元に置いておきたい、何度も読み返したいと思った本は買います。


ブログで感想を公開している場合、感想を書くときに心がけていることはあるか

 好きな本が批判的に書かれていると、どんな書かれ方にしろ悲しくなるのですが……「そうかー、そういうとらえ方もあるのかー」と納得できてしまう書かれ方と、悲しくなるのと同時にムカっときてしまう書かれ方がありまして。そういう「ムカっとくる書き方」はしないように気をつけています。

 ええと、これは「心がけていること」ではなくて、どうしてもそう書いてしまう、という事柄なのですが……どういうところがいいと思ったか、どこに共感したか、を中心に書いている気がします。どーしても気になる、言いたい、と思った欠点しか指摘しない……というか、「これ好きだなあ」と思える箇所がひとつでもあれば、些細な欠点(とわたしには思えること)はころっと忘れる傾向にあるので、きっとわたしの評価はとてつもなく甘いです。だからあんまり信用しないようにしましょう(笑)。


書名と、読み終えるまでに要した時間(作品名/時間)

 えーと、だいたい漫然と読んでいることが多くて、記録していないのですが…『エンジェルエンジェルエンジェル』(梨木香歩新潮文庫)を読むのにかかった時間は35分、です(何故かこれだけは日記に書いたことがある)。これは薄くて、文字数もだいぶ少なめの本なので……ふつーの文庫本なら、読了するのにかかる時間はこの2倍くらいなのかな。

2006-08-15 Tue

携帯からの更新です

 明日、熊本に戻ります。

 『ゆっくりとさよならをとなえる』(川上弘美新潮文庫)をゆっくり読みながら(ちなみに再読)、川上弘美さんのエッセイはいいなあとしみじみ思いました。

2006-08-12 Sat

 明日から数日間、母の実家のある鹿児島に行ってきます。

 『冷たい校舎の時が止まる』(辻村深月講談社ノベルス)が、とってもおもしろかった……上・中・下と、分量が多い本のを一気読みしたのは久しぶりかも。

三浦ちがい

 昨日、とある友達との電話にて。前者わたし、後者友達。


「最近読んだ三浦しをんさんのエッセイがおもしろかったー」

三浦しをんて、椎名林檎が勧めてた人?」

「へ?……(ちょっと考える)……それしをんさんじゃないよー。三浦綾子さんの『塩狩峠』だよー」

「あ、ごめん」

2006-08-11 Fri

三浦しをん 『桃色トワイライト』 太田出版

桃色トワイライト

桃色トワイライト

 おもしろかったー。

 なんて言えばいいんだろう……わたし自身には、男同士のあれこれを妄想する方へと思考が飛ぶ回路がないので、そこらへんは、ほけっとただただ眺めている感じなのだけれど、その他の友達との会話のテンポとかは、わりと同調しやすいというか……。

 というか、文ちゃんとわたしの会話もこんなノリじゃないかなあ、とか思ってしまう箇所が多々あるのでした(笑)。とゆーわけで文ちゃーん、三浦しをんさんのエッセイおすすめだよー。

 ふむふむと思ったのは「黄金の三角形」の話。「黄金の三角形」とは、「『求められることと、したいことと、できること』が見事に一致しているひとが、完璧に幸せで輝くことのできる人間なんだ、という説」のことなのだそうです。ハチクロ9巻とか、いろんな場所に思考が飛びました……。

ハッピーバースデー―命かがやく瞬間 (ときめき文学館)

ハッピーバースデー―命かがやく瞬間 (ときめき文学館)

 去年、とっても批判的な感想を書いた本なのだけれど。図書館で読み直してみたら、前に読んだ時にとっても気になった、稚拙さとか都合のよさがあんまり気にならなかった……。初読のときは、「なんでもかんでも安易につめこむなー。一生かけて折り合いつけてく問題じゃないのかー」とか、「田舎をただ自然いっぱいのいいところとして安易にもちあげるなー」とかいろいろ気になってつまずいたのですが……今回は、あんまりつまずかないで読めて。いや、やっぱり、周囲の人々が態度を変えるまでの過程などが安易すぎると思ってしまうけれど。じーんとくるところもあって…一つの物語として受け入れることができた気がします。どういう心境の変化だろ……。

 腕の一部が日焼けで真っ赤のわたしを見て、弟が「うっわー、お前ほんとに肌弱いなー」とのたまっておりました。しくしく。図書館行って帰ってきただけなんですが。

2006-08-10 Thu

 7分丈の袖で外出したときに、腕の露出していた部分がくっきり日焼けして真っ赤になり、母親に「それは日焼けというより火傷たいね……」と言われるような状態になってしまいました。あう…。

のだめカンタービレ ドラマ化

http://wwwz.fujitv.co.jp/nodame/top.html

 少し前…去年?にもドラマ化の噂があったけれど、今回はほんとみたいですね……ちょっと観てみたい。や、10月からなら寮に戻っちゃってるし、自室にテレビないので、リアルタイムで観ることはできないのですが。

 清良さんも、桃が丘の学生って設定になるのかー。

 上記のページのイントロダクションによると、アニメ化もされるんだそうです。

2006-08-09 Wed

 このあいだ、本屋さんで『夏のこどもたち』(川島誠角川文庫)を立ち読みしていて、「ブサイク」と評される女の子が登場した時、なんだか自分が言われたような気分になってちょっぴり悲しくなりました(被害妄想)。

日本昔ばなし 夏休みスペシャル「ごんぎつね」

 彼岸花の扱われ方が好き。

 原作にあった、ごんのせいで兵十が泥棒と勘違いされるエピソードは入れて欲しかったなあ、とちょっぴり思いました。

2006-08-08 Tue

石井睦美 『卵と小麦粉それからマドレーヌ』

卵と小麦粉それからマドレーヌ (おはなし飛行船)

卵と小麦粉それからマドレーヌ (おはなし飛行船)

 わたしは、図書館で見かけて、「表紙とタイトルがおいしそうだなあ」と単行本を手に取ったのだけれど、文庫も出てたのですね…欲しいなあ。

 中学生になったばかりの菜穂と、菜穂のママ。それぞれが、「じぶんを獲得していく」(P.129)物語なのだと思います。

 女の子同士の友情っていいなあ。菜穂が、「やなやつ」と思っていた亜矢と、掛け値なしに「友達」と呼べる関係になっていく過程がいいのです。一緒に図書室に通ったり、本をプレゼントされたりというエピソードに、ときめいてしまいました。

 ともすれば暗く、生々しくなってしまいそうな部分(亜矢の抱えている問題とか)もあるのですが……やわらかい雰囲気は崩れません。必要以上に、生々しくなるところを暴こうとはしていないのでした。それに、基本的に登場人物みんな、ものわかりがいいのです。これは度が過ぎてしまうと、「都合がよすぎるんじゃないかなあ」と感じてしまうけれど、この物語はそうはなりません。読み心地がよくて、安心できます。


 ……だから、「『800』の川島誠、大絶賛!」というAmazonの内容紹介が、なんだか意外でした……。川島誠さんの作品は、生々しいところをとことん暴き出しているという印象だったので。いや、書く作品と勧める作品が同じようなタイプじゃなきゃいけない決まりなんてないのですが、見た瞬間は「意外だー…」と思ってしまいました。

 じぶんのじゃない水着に、「かわいい」を言いあいながら、じぶんの水着をいちばん気に入っている女の子たち。(P.88)

 「有名になっちゃってるから仕方ないけど、オチを知らない方がおもしろいと思う」と、とある同級生さんが言っていて、気になったので読んでみました。

 なるほどー。推理小説形式なのかー。最後に明かされる真相が、もう有名になっちゃっているのですね…(裏表紙の内容紹介にも堂々と書かれているし)。

2006-08-07 Mon

 図書館に行きました。カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』が貸し出し中でしょんぼり(各所で絶賛されているのでとっても読みたい)しましたが、同じ著者の『遠い山なみの光』を借りてみました。こちらも読みたかったのです。id:juice78さんの夏の10冊に入っていたので。

 児童書のコーナーをうろうろしていて、「ファンタジーの宝石箱」シリーズ(全4巻)を初めて知りました。産経新聞に連載されていた、ショートストーリー集のようです。わあ……豪華な執筆陣だあ……。

 帰ろうと、とめていた自分の自転車を動かそうとして、やってしまいました……自転車ドミノ倒し。幸いそんなにぎっしり並んでいたわけではなかったので、3台ですんでよかったんだろうなあと思いつつ、倒した自転車を1台ずつおこして立て直してきました。

 帰りに寄った本屋さんで、文庫本を1冊買いました。

今日買った本

東京都民から見たら秋田県などどこをとっても「なまはげの出る田舎」でしかないのだろうが、秋田県の中では市町村ランクが歴然と存在しているのである(あと、なまはげが出る地域は全県の一パーセントにも満たない)。

 書店にて。豊島ミホさんのエッセイ『底辺女子高生』、なんとなく手にとって最初のページを読んで、ふきだしそうになりました。続きが読みたかったので買ってしまいました。

2006-08-06 Sun

 トップページ改装ー。たぶん1年前の夏のデザインとほぼ同じです。たしかこの浴衣の画像は好評だったなあと思い出して、また使ってみました。

 うるさい、というほどではないのですが。昼は蝉の鳴き声が、夜は蛙の鳴き声がよく聞こえます。

佐藤多佳子 『神様のくれた指』 新潮文庫

神様がくれた指 (新潮文庫)

神様がくれた指 (新潮文庫)

 プロのスリ・辻牧夫と、占い師マルチェラこと昼間薫、それぞれの視点から交互に描かれていて、読み進めていくうちに二つの物語が重なっていく…というような構成でした。仕事をする上でのこだわりを持つ辻に、なんとなーく某泥棒の黒澤さんを連想したのも手伝って、ほんのちょっと、伊坂さんっぽいとか思いました。

佐藤多佳子 『ハンサム・ガール』 理論社

 バリバリ働いているママ。元プロ野球選手、今は専業主夫のパパ。両親のことを「まともじゃない」「みっともない」と思っている姉の晶子。語り手は、両親のことは大好きだけれど、「親はフツーのヤツがいい」という点では姉に賛成の妹の二葉です。そんな二葉が、野球チームに入ったことで、「女の子って損」だと思うようなことにめぐり合う一方で、ママの仕事やパパの心境も少しずつ変化していっていました。

 野球チームに参加することや、パパが出かけている間に家事をやってみることで、「男社会」の中にいるママの大変さや、パパのすごさに気づき、二人の生き方への理解を深める二葉。悩みの種もたくさんあるけれど、たぶん彼女は、「みんな好きなことをやるために、なんとかがんばってきた」家族を維持するのに協力することを選んだのですね。

 二葉が、ものわかりのいいだけの子どもなのではなく、「パパが家事をしているなんて、周りに知られるのが恥ずかしい」という気持ちも行動に表してしまう箇所もあるところが、いいなあと思うのでした。

予想していたのとはぜんぜんちがった。何か劇的なことが必要だと思ったの。例えば試合で大活躍して男の子たちが感心して仲間に入れてくれる、なんてね。でも、ちがう。小さな毎日の積みかさね。暑い夏休みに毎日毎日グラウンドに出かけ泥まみれ汗まみれでいっしょに練習する。そうやって、わたしは“ヒーロー”にも“男の子”にもならずに、アリゲーターズの一員になれたみたい……。(P.127-8)

2006-08-05 Sat

恩田陸 『蛇行する川のほとり』 中央公論新社

蛇行する川のほとり

蛇行する川のほとり

 眩しいくらい美しい夏の情景と、「少女」でいられる特別な時間が閉じこめられた物語でした。

 有頂天になっていると、見ていた誰かに突き落とされる。素晴らしいことに胸を躍らせていると、必ず誰かが「そんなつまらないもの」と囁く。そうして、背伸びをしてはうずくまり、手を伸ばしては引っ込めて、少しずつ何かをあきらめ、何かがちょっとずつ固まってゆき、わたしは大人という生き物に変わっていく。(P.29)

 真夏っぽく改装ですー。画像は「創天」(http://sou-ten.com/)さんより。

2006-08-04 Fri

中村航 『100回泣くこと』 小学館

100回泣くこと

100回泣くこと

 これまで、中村航さんの作品は、『ぐるぐるまわるすべり台』と『突き抜けろ』(『I LOVE YOU』収録作)しか読んだことがなくて。ええと、うまく言葉にできないのですが……作品の、どこが「いい」のかはなんとなくわかるけれど、わたし自身はそれを「いい」とは積極的に思えない、という感じだったのです。

 『100回泣くこと』は、ネゴシさんの感想を読んで以来(だいぶ前だなー…去年だっけ)気になっていて。ようやく読んだのですが……よかったです。とってもよかったです。中村航作品のよさに、やっとちゃんと浸れた気がします。

2006-08-03 Thu

 文ちゃんと久しぶりに会いました。

 ファミレスでいろいろお話。昨日の日記に書いた、返却し忘れていた本があったことについて、「うち、図書館で借りて一度読んで、どーしても気に入って欲しくなった本しか買っとらんから、そんなにたくさんは本持ってないもんね。しかも上京前にどの本持って行くか置いていくか迷ったから、隅々までチェックしたはずなんだけど、なんで気づかんかったんだろ」と話してみたら、「そこがちほのちほたる所以だよ」と言われてしまいました。うう…。


 その後、二人で母校に行って、職員室で先生ともお話してきました。途中で入ってきた箏曲部の顧問の先生に、「明日から全高総文だから、後輩たちになんか言ってやって」と連れて行かれ、明日からの遠征の準備中だった後輩たちの前でひとこと言うことになりました。うわー恥ずかしい。「みんな全国大会初めてで、遠征大変だと思うけれどがんばってください」みたいなことをもにょもにょ言って逃げてきました。


 その後、市立図書館へ。件の返却し忘れた本を、ちゃんと返してきました。そこで、高校で同じクラスだったAちゃんにも久しぶりにばったり会ってびっくりしました。

 学校→図書館→帰途につくってパターンは、高校の時と同じだねえと、文ちゃんと言いあって、自転車こいで帰りました。


 帰ったら、父親に「今日一日で日焼けしたごたっね」と言われてショックを受けました。鼻の頭とかほっぺたが、ほんのちょっとだけれど赤くなってました。ぎゃー。日焼け止めは塗ってたんだけどな(しょんぼり)。

2006-08-02 Wed

 図書館に行ってきました。久しぶりの自転車で50分の道のり。

 …気温はこちらの方が高いはずなのですが、東京の方が暑かったような気がするなあ…

 3月、東京に行く前に、地元の市立図書館の本は全部返したつもりだったのですが、北村薫『夜の蝉』を返し忘れていたことが判明。うわあ…4ヶ月間借りっぱなし。ご、ごめんなさい…。

 家に帰って探してみたら……うーん、探す、までもなく、部屋の隅っこの本を並べているスペースにありました。な、なんで上京前に気づかなかったんだよ、わたし……。

今日の読了本

蛇行する川のほとり

蛇行する川のほとり

 なんだろー…最初から最後まで、全部が全部、好き。好き、って思える要素ばかりでできている物語でした。

 シギさん、おすすめしてくれてありがとう。

 この本、欲しいなあ……装丁がすごく魅力的。酒井駒子さんの絵、やっぱり好きだ……

2006-08-01 Tue

 実家のパソコンだと、「次回から自動的にログイン」をチェックできるのが嬉しいです。mixiとかはてなとか、寮や大学のパソコンだと、いちいちログイン・ログアウトしてたので。


 映画のハチクロ、実は先月観にいったのだけれど、どう感想を書いても原作ファン的感想になるのでした。うーむ。…とりあえず、蒼井優さんがかわいかった……言葉を口にするまでの間、みたいなのがとってもはぐちゃんぽかったのです。ドーナツに視線を送るとことか、かわいすぎでした。


 中2の妹は、また背が伸びたらしいです。158?だってさ……わ、わたしより5?も高いではないですか。

 飛行機の中で途中まで読んだ『しをんのしおり』(三浦しをん新潮文庫)を読了。おもしろかった。

坂道歩く後姿 呼び止め駆け寄る僕は妄想

水珠:http://shirayuki.saiin.net/~sora/

 寮や大学のパソコンからは、あんまりのぞけなかった大好きサイトさん。(音楽が流れるページがあるので)

 ……時々のぞいてはいたけれど。2周年企画、見たくて。

 思えばわたし、このサイトさん、開設してすぐの頃から見てたんだなー……。

 素材サイトを巡ってて、たどりついたサイトで。最初に訪れた時、スイさんの写真素材の素敵さにもぼへーっとなったけれど……嫉妬、って域かもしれないぐらい羨ましかったのは、ユタさんの紡ぐ言葉……でした。胸のうちを引っ掻き回す、心の奥のほうにある何かをとらえる、端的で簡潔な言葉たち。こんなの書けるっていいなあ、こういうの書きたいなあって心底思ったのでした。

 たぶん、自分には近づけない域にあるものだから……簡潔で、かっこいいと形容したくなるような言葉なんて、自分とは程遠いから……だから余計に、羨ましかったのかもしれない。

 それにしても「唄集」にある『三回目の深呼吸』は、もう、最初から最後までだーい好きだなーと改めて思いました。このエントリのタイトルは、その中の一節です。

狗飼恭子 『低温火傷』 幻冬舎文庫

低温火傷〈1〉たとえすでに誰かのものでも (幻冬舎文庫)

低温火傷〈1〉たとえすでに誰かのものでも (幻冬舎文庫)

もっと知りたい。知って欲しい。

けれど知りたくない。知られたくない。

ひとりでいたい。でもひとりは痛い。(P.64)

わたしのまわりにいた人たちはみんな、「次」のことしか言わなかった。「次」頑張ればいいって、それしか言わなかった。次なんか、ないのに。今さえも、こんなに所在ないのに。(P.75)

低温火傷〈2〉わたしだけ好きなふりをして (幻冬舎文庫)

低温火傷〈2〉わたしだけ好きなふりをして (幻冬舎文庫)

 わたしは人には嫌われない。その人が嫌がるような毒を含む言葉を口にしないから。

 けれどわたしは愛されない。本当に誰かのためになるような言葉を発することはできないから。

 わたしにできるのは知ったかぶって分かったふりして一緒になって笑うことだけ。

 吐き出せなかった毒はみんな、わたしの中に堆積していき、いつしかわたしは腐るのでしょうね。(P.60)

 わたしはどうしてこんなに駄目な人なのだろうと思うと、生きていてごめんなさいという気分になる。(P.123)

 高校時代、古本屋さんで1巻を見かけたことがありました。その時、『低温火傷』って不穏な感じがするなあ、「たとえすでに誰かのものでも」ってサブタイトルからしてどろどろしてそうだなあ、自分とかけ離れた大人の話って感じだなあ、と思ったのでした。

 読んでみると……主人公が今の自分と同い年ということもあってか、あんまり自分とかけ離れた世界の話……という風には思えないお話でした。なんだろう、語り手の音海が、まだ大人になりきっていない者特有の傲慢さを持っているように感じられたから……タイトルから、すごく、「大人の世界」という先入観を持ってしまっていたので、ちょっぴり意外だったというか。

 音海のキャラクターとか、行動には全然感情移入できないけれど、吐き出される心情には、ぐい、とひきずられるところがあって、へこみました。かなりへこみました。わたしにとって、この本、有害図書だーっ、とか思いました。


 ……あと、この本を読んで、佐藤友哉さんの著作を思い出しました。

 わたし、佐藤友哉さん、デビュー作と、買ったことのあるファウストに掲載されていたいくつかの短編くらいしか読んでいないので、自信を持って「似てる」と言えるわけではないのですが、なんとなく……「わたしはいつだって百パーセント幸福に身を浸さずに、いつか必ずやって来る不幸に対して身構えている(?のP.8)」とか、「わたしの人生は牛乳パック以下」のくだりから、連想してしまったのでした。

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