Hatena::ブログ(Diary)

しあわせは日々のなか

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2007-08-31 Fri

今月の読了本

  1. 三浦綾子 『続氷点 下』 角川文庫
  2. 内田樹 『女は何を欲望するか?』 怪書房
  3. 古川日出男 『サウンドトラック 下』 集英社文庫
  4. J・K・ローリング 松岡佑子訳 『ハリー・ポッターと謎のプリンス 下』 静山社
  5. 小倉千加子 『結婚の条件』 朝日新聞社
  6. 草野たき 『ハッピーノート』 福音館書店
  7. 蘇部健一 『恋時雨』 講談社
  8. 森見登美彦 『きつねのはなし』 新潮社
  9. 上橋菜穂子 『獣の奏者1 闘蛇編』 講談社
  10. 上橋菜穂子 『獣の奏者2 王獣編』 講談社
  11. スタインベック 『ハツカネズミと人間』 新潮文庫
  12. 日日日 『ちーちゃんは悠久の向こう』 新風舎文庫
  13. 辻村深月 『ぼくのメジャースプーン』 講談社ノベルス
  14. シャーロット・ゲスト 北村太郎訳 『マビノギオン ウェールズ中世英雄譚』 王国社
  15. 姫野カオルコ 『桃』 角川文庫
  16. 桜庭一樹 『青年のための読書クラブ』 新潮社
  17. 町田康 『告白』 中央公論新社
  18. 高里椎奈 『フェンネル大陸偽王伝 孤狼と月』 講談社ノベルス
  19. 江國香織 『日のあたる白い壁』 集英社文庫
  20. 辻村深月 『子どもたちは夜と遊ぶ 上』 講談社ノベルス
  21. 辻村深月 『子どもたちは夜と遊ぶ 下』 講談社ノベルス
  22. 辻村深月 『凍りのくじら』 講談社ノベルス
  23. ファンタジーの宝石箱vol.1 『人魚の鱗』 全日出版
  24. 斉藤洋 『黄色いポストの郵便配達』 理論社
  25. 長崎源之助 『ふとったきみとやせたぼく』 フォア文庫
  26. 穂村弘 『現実入門』 光文社
  27. アンソロジー 『いじめの時間』 新潮文庫
  28. 川上未映子 『わたくし率 イン 歯ー、または世界』 講談社
  29. 穂村弘 『もうおうちへ帰りましょう』 小学館
  30. 梨木香歩 『水辺にて』 筑摩書房
  31. 山田詠美 『ジェシーの背骨』 河出文庫
  32. ルナール 窪田般弥訳 『にんじん』 角川文庫

 読みやすい本を何回も読む方に流されてしまった感のある今月でした。

2007-08-30 Thu

はてなスター

 わたしの周りにはわりとこまめに☆をつける人が多い気がする。

 コメントしようが無いようななんてことない日常記録にも☆がついてたりすると、読んでもらってるんだなあ、とすごく嬉しくなります。

2007-08-29 Wed

気をつけないと、実家生活で太りそう

 いろいろ食べすぎな気がする。アイスとか。水ようかんとか。

2007-08-28 Tue

今更ようやく「時をかける少女」観た

 女子校に通っていたわたしには、「共学」ってだけで眩しくて直視できません。といっても、羨ましいとか戻りたいとか共学の高校に入り直したいとか、そういう気持ちはまったくないです。

 「共学」の「高校」っていいなあ……きらきらしてるなあ……と思うけれど、この「いいなあ」は「自分もそれを経験したい」という気持ちに繋がっているわけではありません(それこそ自分にタイムリープの能力があって高校受験からやり直せるとしてもわたしは女子校を選ぶ)。

 自分が重ねあわせる経験を持っていないからこそ、「共学」で「高校」の物語は特別に眩しい気がする。

月食

 けっこうきれいに見ることができました。

 嬉しかったので書き残しておく。

2007-08-27 Mon

http://weekly.yahoo.co.jp/25/fantasy/01.html

萩原規子「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」「風神秘抄」 徳間書店

 むかむかした。萩(はぎ)じゃなくて荻(おぎ)だってば!!!

8/29追記

 修正されたようです。

便乗して自分の本の読み方を見つめ直してみる

 自分が本を読むとき何を重視しているかを語るとなると、どうしても、荻原規子のエッセイ『読む女の子たち』を引用せずにはいられなくなります。

現実世界に少しばかりギャップを感じるタイプである。だから、彼女たちが本やマンガやアニメの架空の世界にひたりながら求めるものは、理想の異性、理想の同性である。

あるいは、異性のさまざまなバラエティ、同性のさまざまなバラエティであることもある。


とにかく、「人」に敏感なのが特徴だ。物語のなかで、だれがどういう性格か、それを自分は好きか嫌いか。主にそれをポイントにして世界へ入りこんでいく・・・・・・。


 彼女たちは、だから、好きになれる人をハントするようにして物語を読むのである。みつければもう、彼や彼女は自分の手の内だ。ごく平凡な女の子でも自分自身でパロディを作るくらいの技を、そなえているのである。

 この文章で語られている「読む女の子たち」のタイプにわたしはかなりのところ当てはまり、「そういう女の子のために書いている」と言い切る荻原規子はわたしにとって特別な作家となったのでした。ただ、隅から隅まで共感できたわけではなく、できないところも多々あって、そのひとつが引用部でした。

 初めてこの文章を読んだ高校生の時、わたしはそんな読み方はしないな、と思ってました。キャラクター重視で本を読むのは、ひどく浮ついたことにも感じられました。たぶん、キャラばかり重視したりせずに作品のテーマをきちんと読み取るのが「高尚な」読み方で、自分にはそれができるんだぞ、とでも思ってたんです(生意気すぎる16歳だ)。

 でも、それから何年か経って、わたしが「好きな本」と「そうでない本」を区分けする基準は、好きなキャラがいるかどうか、好きなモチーフが出てくるかどうか、好きなフレーズ(ここで感想を書くとき、引用したくなるような)があるかどうかだということに気づきました。


 「物語のなかで、だれがどういう性格か、それを自分は好きか嫌いか。主にそれをポイントにして世界へ入りこんでいく」読み方を一度は否定したのですが、結局自分も主に「物語のなかで、だれがどういう性格か、だれとだれがどういう関係性にあるのか、それを自分が好ましいと思えるかどうか」「物語を構成する言葉が好みかどうか、小道具が好みかどうか」をポイントにして本の世界に入っていっている、ということに気づいてしまったのでした。

高校生の頃みたい

 母校(高校)に京ちゃんモンちゃんキャシャリンさんと行った。先生たちといろいろお話をした。TSUTAYAに寄り道(……といっても、TSUTAYAは家からさらに遠ざかるところに位置しているので、けっこう遠回りになる)した。だんだん暗くなってゆくなか、分かれ道でキャシャリンさんとさらに話しこんだ。

 家まで自転車で40分の帰り道の途中、山の端に月がのぼるのを見た。高校生の頃みたいだ、と思った。部活があって、部活のあとには夜課外があって、真っ暗な道を一人で自転車こいで帰っていた毎日。

2007-08-26 Sun

市立図書館にて

 中学時代の国語の先生に会いました。

 いつもの通りにふらふらと棚と棚のあいだを歩き回っていたら、近くに立って本を眺めている女性がやけに見覚えのある感じのする人だということに気づきました。

(どこかで見たことある→あ、中学の国語の先生→○○先生)……と、どうにか記憶を手繰り寄せてたはみたものの、でももし名前間違ってたら失礼だし声かけていいものかどうか、そもそも先生がわたしのこと覚えてるかどうか、とぐるぐる考えていたら、先生の方が「柊さん?」と声をかけてくださってびびりました。この国語の先生が、担任になったことはなかったし、わたしみたいな地味な生徒のことなどが記憶に残っているわけがないし、と思ってたので。でも、全校生徒100人に満たない学校だったからな……人数多い学校よりは記憶に残る確率が高いのだろうか。

 「もう何歳になったのかな」「も、もうすぐ二十歳です」とぎこちなく受け答えして、東京にある大学に行ってて、今帰省中で、というようなことを話した後、「(自分のことを)覚えられてるか自信なかったので声をかけようか迷いました」と言ってみたら、「覚えてるよー、古典好きな子だったね」と返されました。こ、古典好きな子……そう認識されてたのか……。当たり前か、そういえば百人一首大会の引率もしてもらったし(今思い出した)。

 その後もしばらく他愛ない話をしました。わたしが抱えていた本の中に永井荷風『ふらんす物語』を手にしているのを見て、先生が「それおもしろいよー」と言ってくれて、ただそれだけのことなのだけれどやけに嬉しかったです。

穂村弘 『現実入門』 光文社

現実入門

現実入門

 誰かが幸福になったからといって、そのせいで僕がひとりぼっちになるわけではない。

 僕がひとりぼっちなのは僕がひとりぼっちだから僕はひとりぼっちなのだ。(P.63)

 今日はこれと『いじめの時間』(アンソロジー新潮文庫)と『わたくし率イン歯ー、または世界』(川上未映子講談社)を読みました。わりとへこむ組み合わせでした。

2007-08-25 Sat

斉藤洋 『黄色いポストの郵便配達』 理論社

黄色いポストの郵便配達 (理論社ライブラリー)

黄色いポストの郵便配達 (理論社ライブラリー)

目次

  1. 春にとどく絵葉書
  2. 黄色いポスト
  3. ウミガメの修行
  4. 五日市の井戸
  5. なつみかんの種
  6. 名誉の問題
  7. 東の空には観覧車
  8. 新しい仕事

 旅が好きな桜の木や、カジキマグロのしっぽを探しつつ郵便配達をしていて紅茶にうるさいマンボウと交流する「わたし」の話。

2007-08-24 Fri

今日の読書

 児童文学ばかり読んでた。斉藤洋とか長崎源之助とか。

2007-08-23 Thu

今日のできごと

 二週間前に、あんまりにも月経が続くので(三週間以上)病院に行って、検査してもらって、薬も処方してもらったのです(特に病気というわけじゃないけれど、きちんと排卵がなされてない可能性があるとかで)。二週間後にまた来るように言われたので、今日、きちんとつけるようにと言われた基礎体温表を持って病院へ。

 錠剤のほかに漢方薬も処方されてるのですが、苦くてオブラートなしでは飲めないです。粉薬苦手とか恥ずかしいなあ、二十歳近くにもなって。


 夕飯準備中、突然蛇口から水が出なくなって、すわ断水か水不足かと思いましたが、どうやら工事中だったようで、すぐに復活しました。

2007-08-22 Wed

今日のできごと

 「ちほの声聞くと眠くなるー」「気が抜けるー」と言う割には、わたしが帰省するたびカラオケに誘ってくれる高校時代からの友人キャシャリンさんと遊んだ後の帰り道、古本屋さんに寄りました。そこには、わたしがふらふらと棚のあいだをさまよっているあいだ、ずーっと店員さんと仲良さそうに話しているおじいさんがいました。

 会計が終わった後、わたしもそのおじいさんに「お仕事の帰りですか」と話しかけられました。お、お仕事……!社会人に見えるのかわたし、と思いながら「学生です」と答えたら、「学生のうちにたくさん遊んどかんばんよ、男は結婚してからでもけっこう遊べるばってん、女ん子はなかなか遊べんくなるけんね」と言われました。

2007-08-21 Tue

ファンタジーの宝石箱vol.1 『人魚の鱗』 全日出版

 松谷みよ子ペチュニアビアホールはこわいよ』(なめくじにビールをのませる話)、阿刀田高『雪の朝』(帰り道がわからなくなった猫の話)、小池昌代ドーナツと雨音』(タイトルのままの話)が特に好きです。

(今よりもっと、ずっとずっと年をとった、いつかのある日。その日もたった一人で、雨の音や風の音を聞くだろう。そんな日がわたしに、きっと、やってくる)

 安見子は不意に、そう確信した。その日が、自分にとって、幸福な一日であるか、辛く寂しい一日であるかはわからない。けれど、その日も一人きりで、静かに雨音を聞くのである。

 いつかやってくる、その小さな孤独を、安見子は奥歯でそっとかみしめた。甘くも辛くもすっぱくもなかった。(P.186 小池昌代ドーナツと雨音』より)

2007-08-20 Mon

中学校の音楽の授業:箏について間違いを教えないでください

 ニコニコ動画で箏演奏を聴いたのに触発されていろいろ思い出したことを書きます。

 高校時代のこと。箏曲部の活動で、とある中学校に行って、そこで演奏したり中学生に弾き方を教えたりしたことがありました。

 とある女の子が「授業で箏習いました」と言っていて、そうかうちらの時はそういうのなかったなー、いいなーうちももっと早く箏に出逢いたかったなーと思っていたら。……その子は自分で箏に柱(じ)を立てることもやってくれたのですが、どうもおかしい。

 13本の弦にかける柱(これをかける位置で調弦が決まる)はもちろん13個あるのですが、そのうち一つだけちょっと特殊なかたちをしているんですね。それは「巾柱」(きんじ)と言って、「巾」という弦(13本の弦は、箏の前に座ったとき手元から遠い方の弦から一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、斗、為、巾と呼ばれる)専用のものなのです。でも、彼女は一の弦に巾柱をかけていたんですね。で、違うよーこっちにかけるんだよと言ったら、彼女は「音楽の授業で、先生はこっちって言ってたんですけど」ってびっくりしてたんです。


 その日、音楽の先生に確かめることはできなかったんですけど、彼女の言うとおりなら、学校で生徒は(箏の演奏については)重大な間違いを教わったことになっちゃうんですね。その先生が箏を本格的に学んだことが無かったにしても、柱のかけ方という基本中の基本を知らないのは問題じゃないかと思いました。

2007-08-19 Sun

今日の読書

 『子どもたちは夜と遊ぶ』(辻村深月講談社ノベルス)を読みました。作品間リンクが気になって『ぼくのメジャースプーン』もちょっと読み返した。ああもう、『冷たい校舎の時は止まる』でもそうだったけど、女の子同士の関係性の不健康さとか優越感ゲームとかそのへんの描き方が身につまされすぎてどうしよう、という状態に陥りました。

どうしても気になってしまう

孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)

孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)

血が出るほど強く奥歯を噛み締めた。(P.36)

 ……奥歯を噛み締めたからって血が出るんだろうか。唇を噛み締めたならわかるけど。

 この間から細かいところにいちいちいちゃもんをつけすぎている気がしますが、どうしても気になってしまうのでした。

精霊の守り人 第二十話

  • ほんとうに、原作とは別物だなあ、と思います(いい意味で)
  • 原作では悪役(いや、「悪者」ではないのだろうけれど、器の小ささやら何やらで主人公側からすると邪魔者になってる人)だったキャラもなかなかいい奴として描かれているし。
  • バルサ・タンダ・チャグム・トロガイ師がいっしょに狩穴に向かい、冬ごもりの準備をするさまが丁寧に描かれているので、「家族」って感じが強められてる気がする
  • というか、前回バルサがチャグムに言った台詞に「親に刃物を向けるとはどういう了見だ!」っていうのがあったけど、原作ではバルサがこういう風に自分が「親」だと明言する場面はないんですね。親代わりなのはたしかだけれど、あくまで「名づけようのない、守る者と守られる者との関係」だった気がする。そこを「親子」として、タンダたちも含めて「家族」として描くことに、アニメは重点を置いているような。
  • 活字とは違って、4人が同じ空間にいて寝食をともにしているところを映像で「見て」いるから、「家族」って印象も強くなってるのもあるかな。
  • 紅葉とか霜とか相変わらず風景がきれいだ。
  • 来週はバルサの過去編だー!楽しみ楽しみ。

2007-08-18 Sat

今日のできごと

  • 洗濯物を干しに外に出たら朝方なのに日差しが強くて「なんかこれ溶かされそうだな」とか思った。
  • やたら蚊にさされてウナコーワクールのお世話になった。

2007-08-17 Fri

桜庭一樹 『青年のための読書クラブ』 新潮社

青年のための読書クラブ

青年のための読書クラブ

 ひとつ気になったこと。設立者がフランスの修道女の学校なら、そこにいる修道女は「シスター」じゃなくて「マ・スール」と呼ばれるのではないかと思いました。少なくともわたしが知っている某ミッションスクール(設立母体がフランスの修道女会)ではそうだったなあ。

 そういう学校すべてが「マ・スール」という呼称を採用しているのかどうかはわからないし、そんなのはこの本のおもしろさを損なわない瑣末な部分だけれど、フランス出身の修道女が建てた学校の百年を描くなら、そこにもこだわってほしかったな、と思ったり。フランス語の本を読む少女たちが登場するのに、修道女が「シスター」と呼ばれるのにはちょっと違和感がありました。

 高校時代箏曲部に入って、三年間の部活動を通して箏の音色自体はすごく好きになったものの、「卒業したらもうぜったい演奏者の立場にはならない、聴くのに徹する」と決めてもいました。でもこういうの聴くとやっぱり弾きたいって思ってしまうよ……。やっぱり箏購入したいなあ……。

かわいかー

 小学校低学年の男の子を連れたばあさんが映画館の前をうろうろしていたから、チケット売場の場所を教えてあげた。

 年1回しか映画を見ない人への小さな親切。電王おもしろいといいな、坊や。

a day in the life of mercy snow

 殊能将之さんかわいい……

 

2007-08-16 Thu

「小学生女子」的読書

 『ぼくのメジャースプーン』に、『おひめさま そらをとぶ』が出てきたのに触発され、図書館で小学生の頃読んだ本を手にとってみました。

 いちばん再読率が高かった、お気に入りのシリーズものは、やっぱり「おひめさま」シリーズと「いたずらまじょ子」シリーズだったんじゃないかなあ。

 「小学校低学年」向け、「女子」向けの読み物を、小学校低学年の女子だった頃に読んでたんですね。そのへんは素直な子どもだったんだ……。

琴じゃなくて箏です

 あああ調弦のってる楽譜のってる!すんごい弾きたい!でも手元に箏ない!!

琴と箏のちがいは

 wikipedia参照。

2007-08-15 Wed

 12日から今日まで、鹿児島の母の実家に行ってました。

 いとこ(小1男子)に恐竜キングのカード見せてもらったりしてました。今は「おねえちゃんかわいいー」「もう帰っちゃうのーさみしい」とか言っているけれど、きっとこうしてなついてくれるのもあと数年だろうなあ……と、勝手に想像してちょっと悲しくなったりしてました。

2007-08-14 Tue

姫野カオルコ 『桃』 角川文庫

桃―もうひとつのツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

桃―もうひとつのツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

桃

 文庫版の表紙も好きだけれど、『桃』ってタイトルだからやっぱり単行本みたいに桃の写真を使って欲しかったような、でも文庫の表紙も好きです(どっちなんだ)。

2007-08-13 Mon

辻村深月 『ぼくのメジャースプーン』 講談社ノベルス

ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

 作中に『おひめさま そらをとぶ』という本が出てきて、ああわたしもそれ読んだ!好きだったよ!と勝手に興奮してました。

 ちなみに、みずうみをゼリーにしちゃうエピソードは『おひめさま がっこうへいく』に出てきます。これも好きだったなあ。ゼリーの上を歩いて向こう岸に渡るところが。

2007-08-12 Sun

日日日 『ちーちゃんは悠久の向こう』 新風舎文庫

ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)

ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)

 繰り返し出てきた「あなたと私は異世界の住人だわ」って言い回しが気になって仕方なかった。これ、意味としては「あなたと私は違う世界の住人」なのは推測できるけれど……「あなたと私は異世界の住人」だと、二人して異世界に住んでるような気がしませんか……。

 (出たのが2年半前の本だし、既にどこかで指摘されてそうだ)

 両親と顔を合わせるのを徹底的に避けざるをえない生活を送っているモンちゃんこと久野悠斗と、彼をそれとなく助けてくれるちーちゃんこと歌島千草。元々、幽霊・妖怪の類が大好きなちーちゃんでしたが、ある事件をきっかけに彼女は「壊れている」と周囲に認められるような人間に変わっていきます。「修理屋を呼んでください」「僕の日常を修理してください」と彼がどんなに願っても、日常が元通りになることはなく、後戻りはできないままびっくりのラストを迎えます。モンちゃん自身が持つ酷薄さもがんがん暴かれる展開でした。おもしろかったです。

2007-08-11 Sat

上橋菜穂子 『獣の奏者』 講談社

獣の奏者 I 闘蛇編

獣の奏者 I 闘蛇編

獣の奏者 II 王獣編

獣の奏者 II 王獣編

 やあっと読めた、幸せしあわせ。

 上橋菜穂子さんの本には、必ず(わたしが)ときめくツボを突いてくる箇所があるのです。闘蛇編で言うと、「不器用に片目をつぶってみせ」たジョウンおじさんの動作。あああわたしもおじさんに拾われて育てられたい(あほだ)。

 作者が作った世界で展開される物語なのに、作りものという感じがしないところ、食べ物がやたらとおいしそうなところ、国と国との駆け引きに関わる個人の思いが描かれるところなど、いつも通りの上橋菜穂子作品で、いつも通りにおもしろかったです。

 ミツバチ関連でこの本を思い出しました。↓

 小学生の頃の愛読書。

小学生の頃の愛読書

 小学生の頃、図書室にあった、偕成社の「わたしのノンフィクション」シリーズがなぜか好きで、よく読んでいました。

 主に読んでいたものを列挙してみます。

  • 『ゴミから地球をかんがえる』
  • 『走れ!車いすの犬 花子』
  • 『鶴になったおじいさん』
  • 『ありがとう!山のガイド犬 平治』
  • 『母さんのじん臓をあげる!』
  • 『がんばれ!赤ちゃんラッコのラリー』
  • 『お母さん、笑顔をありがとう!』
  • 『行け!名警察犬アルフ号』
  • 盲導犬カンナ、わたしと走って!』
  • 『世界の名選手物語』
  • みつばち家族の大冒険』
  • 『ぼくたちは池田先生をわすれない』
  • 『ぼくが見たメサグランデ難民キャンプ
  • 『まいごのアザラシをたすけて!』
  • 『愛の点字図書館長』
  • 『雪にあこがれて南極へ』

精霊の守り人 十九話

  • え、ばらすの?と原作ファン驚愕の展開
  • 親子ばんざい!
  • 狩穴暮らしは原作でも好きなシーンだったので、次回から出てくるというのは嬉しいなあ
  • 原作の、狩穴でのあのシーンとかあのシーンとか映像で観たい気がするけれど、ほぼオリジナル展開だからなあ……無理かなあ……

2007-08-10 Fri

ゆと部ラジオ

2007-08-09 Thu

森見登美彦 『きつねのはなし』 新潮社

きつねのはなし

きつねのはなし

昔はね、僕はうまく喋ることができなかった。人と喋ろうとしてもすぐ言葉に詰まる。それがなぜなのか、よく分からなかった。ただ自分の言葉が、嘘くさいんだ。嘘くさくて白々しくて、耐え難いんだ。大学に入ってからもひどくなる一方で、喋ることができない。それで人に会うのが嫌になって、下宿に籠もるようになったんだ。(P.124)

収録作品:『きつねのはなし』 『果実の中の龍』 『魔』 『水神』

今日のできごと

 日焼けした……合わせて1時間も外にはいなかったはずなのに半袖のあとがわかるくらい赤くなっててしょんぼり。

2007-08-08 Wed

蘇部健一 『恋時雨』 講談社

恋時雨 (YA! ENTERTAINMENT)

恋時雨 (YA! ENTERTAINMENT)

 タイムトラベルものです。久しぶりに読むYA!ENTERTAINMENTです。そして蘇部健一作品初読です(というかこのレーベル、今まであさのあつこ「NO.6」しか読んだことなかったな)。

 「2005年のはやりものをたくさんネタにしている」(児童書読書日記より引用)ところがこの作品のおもしろさの一つのようですが、わたしは基本的に芸能人の名前なんかが小説に登場すると途端に冷める性質なので、そこは楽しめなかったです。

 「既成事実を作ってしまえ」という発言(及びそういう展開)が作中で何度か出てきて、とんでもないなーとびっくりしていたのですが、たぶんそこらへんはギャグとしてとらえても……いいのかなと途中で思いましたが……(自信がない)。

 物語の構造はわりと好みでした。

2007-08-07 Tue

弟と読書の話

 「少年陰陽師結城光流角川ビーンズ文庫*1は女性コミックんとこにあるとか好かん、行きにくか」と弟(現在高2)が言うので、かわいい奴だなあと思いながら「だいじょーぶだよー、姉ちゃんが買ってきとくけん」と返しておきました。


 なんだろう、自分で自分のことを「お姉ちゃん」と呼ぶ自分にはものすごく気持ち悪さを感じるのだけれど(他の「姉」の立場にある人がそうしていても気にならないです、自分に限っての話)、何故か弟や妹を相手にすると、自然と一人称が「姉ちゃん」になっちゃうんだなあ……。

草野たき 『ハッピーノート』 福音館書店

ハッピーノート (福音館創作童話シリーズ)

ハッピーノート (福音館創作童話シリーズ)

 遠慮されると、こっちだって遠慮してしまう。だから、頼れない。甘えられない。相談したり、泣きごとを言ったりできない。だから、聡子は本当はお誕生会なんて、ちっとも楽しみじゃないってことが、言えない。(P.55)

*1:高1の時わたしが読み始めたのだけれど、いつの間にか弟も熱心に読むようになっていた

2007-08-06 Mon

ずーっと寝てた

 熊本に帰ってきました。

 ゆと部オフ朝までカラオケに参加した後(ほとんどというかまったくというか歌ってないけれど。聴いてるだけだったけれど。それで楽しかったからいいけれど)、その足で空港に向かいました。モノレールの中でも飛行機の中でも空港バスの中でも寝てました。

2007-08-05 Sun

2007-08-04 Sat

食欲減退

 寮の朝ごはん晩ごはんを全部食べることができません(間食しなくても)。もともと人から食べる量が少ない少ないと言われる人間ではあったのですが、最近それに拍車がかかっている気がしてならない……でも考えてみれば夏は毎年こんな感じだったかも。夏バテ、というほど体調が悪くなるわけではなくて、ただ食べられる量だけ減っちゃうんですね……。

2007-08-03 Fri

id:mitsubeさん おかえりなさい(私信めいたエントリ)

 アンテナの整理をする際、たまーにmitsubeさんのページに行っては、「ご指定のページが見つかりません」にはなっていないことに安堵したり、もう更新はされないのかなーと思ったりしてました。

 もし未読であれば、『氷の海のガレオン』をおすすめしてみたいです、「少女」ばんざいです、と言ってみます。

氷の海のガレオン/オルタ (ピュアフル文庫)

氷の海のガレオン/オルタ (ピュアフル文庫)

2007-08-02 Thu

木地雅映子 新作

http://bungei.jive-ltd.co.jp/index.html

 へー、ジャイブが文芸単行本を出してたのかー、となんとなくこのページを見ていたところ、「単行本第二弾」「木地雅映子」「書き下ろし650枚」の文字が目に飛び込んできてぎくりとした。わー……!

 新作も嬉しいけれど、ピュアフル文庫『氷の海のガレオン/オルタ』には未収録の、「天上の大陸」「薬草使い」を収録した本も出てほしいな。

血となり肉となる

絵本を抱えて部屋のすみへ (新潮文庫)

絵本を抱えて部屋のすみへ (新潮文庫)

 肉体をつくるのは、食べたものだけじゃないのだ。見たもの聞いたもの、出会った人、みんな血や肉になる。そうやって、知らないうちにどんどん自分が構成されていくというのは、ちょっと怖いけれどおもしろい。(P.32)

恋が冷める瞬間

乙女なげやり

乙女なげやり

「(前略)そのひとはにこやかに、『いや、本を読んでたから』と言ってくれたわ。それで、『まあ、このひとはなんの本を読んでるのかしら?』と思って見たら……『週刊少年ジャンプ』だったのよ!」

「うん……? え、だめなの?」

 私たちは首をかしげた。ナッキーは息巻く。

「だめだよ! いや、べつに『ジャンプ』がだめなわけじゃなくて、『本を読んでた』と言ったのに、それが本じゃなくて雑誌の『ジャンプ』だっつうのが、私にはどうもよくわかんなかったの! 『本』というものに対する認識の差異が、どうしても我慢できなかったの」

「『ジャンプを読んでたから』って言ってくれれば、なにも問題はなかったのね」

「そうそう。それで、そのひとへの恋心はスーッと冷めたね(後略)」

 な、なるほど。私だったら、「本」と言って「ジャンプ」を読んでいても一向にかまわない。しかし、「本」と言って読んでいるのが、『これで上司とうまくいく!』みたいな実用書やハウツー本だったら、かなり情熱が冷めると思う。ひとそれぞれ、譲れない部分というのはあるものだ。(P.191-192)

 そうだなあ、別に恋してる相手じゃなくても、「本を読んでた」と言ったその人が読んでたのが漫画だったら、わたしもちょっと「距離を感じる」かもしれない。自分ではどうしてもこだわってしまう譲れない部分(他の人から見れば「どっちでもいいじゃん」と思ってしまうようなくだらないことでも)も、相手にとっては無頓着でいられるものごとなのだと思い知らされるのは、ちょっと寂しい(それは「寂しさ」だけじゃなくて、違いを発見する「おもしろさ」にも繋がるけれど)。

 「譲れない部分」なんて「ひとそれぞれ」なのだから、その「ちょっと寂しい」気持ちを味わう時の方が多いだろうな。そのぶん、「譲れない部分」がちょっとでも重なる人と会えた時にはすごく嬉しい。

2007-08-01 Wed

別館読書部

http://bookpart.g.hatena.ne.jp/sagara17/

 読みたい本を並べる場と化している。

小谷真理 『ハリー・ポッターをばっちり読み解く7つの鍵』 平凡社

 なんと、百人いたら感想は百通り以上あるということ。

 この人、なんておもしろい意見をもっているのかしらと好奇心をいだくこともあれば、この人、わたしとぜんぜん違う世界観のなかで毎日を送っているんだなぁと驚いたりします。そういうふうに考えたりする人だなんて、まったく気がつかなかった、とかね。いろいろな発見があるんです。

 これはきっと、物語に触発されると、自分の経験などが思い出され、その体験にてらしあわせて、みんな、さまざまなことを考えるからでしょう。

 で、いろいろな意見を聞いていると、物語のなかで、自分がぜんぜん気がつかなかった部分が、がぜんおもしろくなってきたりする!物語のなかにいろいろな迷路がしかけてあることがわかってきます。これも楽しい。

 考えてみれば、こういう発見も、すぐれた物語につつかれて飛びだしてきた感想……というより、それじたい物語のひとつなのでしょう。どんな小さなエピソードにも、物語ってひそんでいますから。(P.8-9)

 年少の読者にもわかりやすいようにと、かみくだいた言葉で書かれた評論です。


赤毛伝説

  • 西洋の歴史では、「赤毛」は特別な存在(道化、裏切り者、魔術的な意味合い、などなど)を表すシンボル
  • ラファエル前派と呼ばれる画家たちが好んで描いた赤毛の美女(聖書アーサー王伝説ギリシャ神話シェイクスピアの作品に登場する、女神・魔女・姫)
  • 「十九世紀後半といえば、どの時代よりも道徳観念が強い時代でしたが、文学や芸術の世界で描かれる、こうした伝説のなかの女神や魔女や怪物は、現実のかたくるしさをぬぎすてた、奔放で美しい女性として描かれることが多かったのです(P.40)」

感想サイト

あとね、「他人の感想を読みたい」人なんて、いない。

「あの人は、どんな感想を抱いたのか、気になる」が正解です。

微妙に似ているけど、全く違う。

 わたしの場合、「他人の感想を読みたい」と思ったことから書評サイト巡りを始めて、その中から「どんな感想を抱いたのか、気になる」ようになった人のサイトをアンテナに入れて定期的に巡回するようになりました。

 今も、「他人の感想を読みたい」と思った時には、はてなダイアリーキーワードASINページ経由で、全然知らない人のブログを見ることがあります(こちらはたまにしかやらないけれど)。

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