自分の「ものの感じ方」がほんとうにわずらわしくなることがある。なんでこんななんでもない会話から嫌な気分をひっぱりだすのかと。へこむのかと。
 ああ意味なく涙出てきたなあ、わたしの涙腺のゆるみどころは意味不明だ、ほんと。意味不明ってほどでもないか、自分ではわかる、どの言葉が出来事が自分のどこを刺激したのかは。でも誰かにわかるように説明はできない……したくもないかな。その根っこにあるのは劣等感とか卑屈なものの見方とか、自分で自分が嫌になるものばかりだから。

Story Seller

Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌]

Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌]

 感想をかんたんに。うわあ、好きかどうかしか書いてないぞ。

  • 伊坂幸太郎 『首折り男の周辺』
    • 「人違い」から始まる騒動。おもしろかった。
  • 近藤史恵 『プロトンの中の孤独』
    • サクリファイス』の登場人物、赤城視点の過去エピソード。おもしろかった。
  • 有川浩 『ストーリー・セラー』
    • ああ……うむ、やっぱり有川さんの登場人物及び同情人物同士の関係性の描き方が好きではない……
  • 米澤穂信 『玉野五十鈴の誉れ』
    • ちょっとだけ、ほんのちょこーっとだけ、桜庭一樹っぽいと思った。
  • 佐藤友哉 『333のテッペン』
    • わー、いまいち「好き」とは言えないユヤタンだけれど、物語の効用について語っている箇所は興味深かった。ただ、『100万回生きた猫』に関しては……ああ話がずれるからやめよう……
  • 道尾秀介 『光の箱』
    • 構造は好き。全体を通しては好みでないけれど、それはわたしが拒否反応起こすエピソードが入ってたせいか。
  • 本多孝好 『ここじゃない場所』
    • どこが嫌いというわけではないけれど、本多さんはやっぱり好みでないなあと思いました。