兔唇(兎唇)・兔欠(参考『和漢三才図会』)
上唇が裂けて生まれてくることで、兔(ウサギ)の唇に似ていることから名付けられた。『本草綱目』には妊婦が兔の肉を食べるとその子は唇が欠けるとあるが、『和漢三才図会』の著者は食毒ではないとし「これを治すには縫合して膏薬をつけるのがよい」と言っている。江戸の当時から口唇裂を手術で治すことが行われていたらしい。
上唇が裂けて生まれてくることで、兔(ウサギ)の唇に似ていることから名付けられた。『本草綱目』には妊婦が兔の肉を食べるとその子は唇が欠けるとあるが、『和漢三才図会』の著者は食毒ではないとし「これを治すには縫合して膏薬をつけるのがよい」と言っている。江戸の当時から口唇裂を手術で治すことが行われていたらしい。