ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

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『珍獣の食卓』

 珍獣様の食卓だから珍獣の食卓。珍獣を食べちゃう話ではないんです。ちょっと珍しいお野菜の紹介です。上のリンクから作品を閲覧してください、気に入ったら購入予約をかけてくださいね。300人の予約が集まったら本になって書店にならびます。

見えないけれど感じる話

 稲川淳二の冬の怪談トラックバックが続々と… 集まってないのね。うち以外のトラックバックは体験談じゃないみたい。恐い体験のひとつやふたつ誰しもありそうなのにね。まあ、始まったばかりだから。週末に取り組もうって人もいるだろうし。

 昨日は「普段から霊が見えるということはない」と書きましたが、感じる程度ならわりとよくあります。あくまで感じるだけ。気配があるなぁって程度なのでそれを霊と呼んでいいかすらわからない。稲川さんが霊というのは磁場なのだと言ってたけど、それはとても納得できる話。何かの理由で通常と違う磁場が発生してるのを感じているのかも。その「異常な磁場」ってのが、なぜ発生してるかはケースバイケースだし、ひょっとしたら霊の存在と関係してるかもしれないし、してないかもしれない。

 磁場の感じ方も人それぞれ、得意不得意があるみたいです。私の場合だと、死んだ誰それさんの霊みたいなのは見えないし、ほとんど感じないです(よっぽど親しい人なら別ですが)。どちらかというと善悪の観念の薄い自然霊みたいなものにアンテナが立っちゃうみたいなんです。

 たとえば、西新井大師なんか行くと、本殿っていうんですか、中心にある一番大きな建物。あそこには何も感じません。ところが裏手のお地蔵さんがたくさんあるところにビビビっと来るのですよねえ。まあ、立派な本殿より苔むしたお地蔵さんのほうが不気味に見えるのはあたりまえの話です。気のせいだと言われればそうなのかもしれない。自分でも確信があるわけじゃないから。でも、お地蔵さんのある場所をキモチワルイと感じるわけじゃあないんですよ。その場所が生きてる、動いてる、活動してると感じるんです。だから好き。

 将門の首塚もけっこー好きです。祟りの噂がよくありますよね。でもそういう恐いのと違うような気がする。毛穴が開くような感覚はあるけど恐くはないです。いわゆるパワースポットってやつなのかもしれない。だから動かせないんです。昔あそこは神田明神の境内だったんですよね。明神様を移転するときに首塚も動かそうとしたけど祟りがあってできなかったんでしたっけ。それ、祟りは関係ないですよ。パワースポットは土地付きのものだから「動かしても意味がない」んだと思う。

 祟りっていうと、恨みや怒りを動機にして人に危害を加える感じでしょ。そういうんじゃなくて、首塚の場合は単に力が強いせいで、その場にいると酔ってしまうんじゃないかしら。酒を飲んでお風呂に入ったら心臓麻痺を起こして死にましたーみたいな。薬も飲み過ぎれば毒になるように、強すぎる力で一時的に体調を崩して普段なら思いもよらない病気で死んじゃうとかならすごくありそう。事故死する人なんかも力のせいで注意力が散漫になるからだと思うのよ。あそこの力にはそのくらいの「量」を感じる。首塚に対してなんら悪意を持っていなくても力に酔っておかしくなる人がいるはず。そういう意味では恐いから近づかないほうがいいかもしれない。そのくらい強いです。首塚へ行くと頭の毛根がジワジワいうもの。

 高尾山なんかも面白かった。だいぶ観光地化されてるけど、今もまだ修験道の聖地としてちゃんと使える場所だと思う。そういう力を感じます。首塚ほど危険じゃない気がするからそういうの感じてみたい人は高尾山がおすすめね。

 …と、こんな話でいいならいくらでも書けそう。あまりにも客観性のない話なので普段はしないだけ。恐い話ってのとは違うけど賑やかしにトラックバックしとこ。

大丈夫なのかなあ日本の業界

 昨日はテレビ番組の制作会社から「画像を貸してよ」と言われたけど断ったって話をしました。そしたらたねさんのところから似たような経験をしたってトラックバックをもらいました。やっぱりいろんな人のところに依頼があるのねーと思う反面、かなーり驚きました。ホントにたねさんに頼んだの??

 わたくしとしては、テレビ局の制作を自称する人が求めているものは、あたりさわりのないものだという気がしていたのです。たとえば誰にでもとれそうなスナップ写真(でも被写体はこの季節には咲かない花なので自分では写せない)とか、イラストにしても、素材としてまかれているようなもの。言いかえると、著作者の個性のないものを選んでいるんじゃないかなぁと。

 前にうちに来た依頼を見ていても、この時期手に入らない野菜の写真とかですよ。著作者の個性を必要としない資料画像ばかり。偉い人に大金を払って頼むほど重要な使い方ではなく、ほんの一瞬テレビに映るだけなんだと思います。そういうものだからこそ個性はないほうがよくて、ぶっちゃけ誰がシャッター押してもおんなじじゃ〜んみたいなのが希望なんですよね。よくわかりますよ。それでもタダでじゃ嫌だけど、話次第でタダみたいに安く貸してあげないこともないですよ。

 ところが、たねさんの絵は(ごらんになればおわかりと思いますが)とても個性的で魅力的なものなんです。ご本人は卑下しておられるけど素材代わりにタダでほいほい貸し出していいような当たり障りのないものじゃないです。そういうのをちょいと貸してくれだなんてどんな神経してるんだろ。こういう用途に必用なのでいくらで貸してくださいと頼むべき。著作権に対する感覚の甘さもコワイけど、ものの価値を選び抜く目の甘さを感じて恐いです。

 でもちょっと安心。たねさんでさえそんな扱いをうけてるとは。やすく見積もられてるのは、うちだけじゃなかったのね( ̄ー ̄)←どうも安心の仕方が後ろ向きだなあ。

 それにしても、たねさんは親切だよねえ。わたくしなんか

以下の条件をすべて満たし、同意していただける場合には、無料で画像を提供いたします。
1. 著作権など諸権利は一切譲渡しません。
2. 画像と共に、当方のコピーライトと当サイトURLを明記する事。
3. その画像を使って完成した現物を当方に送付する事。

この条件を全部承諾させたうえでお金くれって言いますよ。それで断られたところでこちらは少しも困らないし、あっちもよそのウブな人を探しに行くだけなのでどーってことないもんね。

 なお、昨日の制作さんには、わりとぶっちゃけた感じで「おつきあいのあるイラストレーターさんに頼めば簡単に描いてもらえると思いますよ」とお答えしました。文面からタダでヨロシクみたいなにおいを感じたので、本当に相手にしたくなかったのです。

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 今、ふと思い出しましたが、3〜4年前のことかなあ、出版社からスパムまがいのヘンな依頼メールが届いたことがありましたよ。素材を公開しているサイトの管理人あてに一斉送信したものと思います。曰く「素材集付きのホームページデザインの入門書を企画しています。つきましては、素材を作っていただければ、そちらのホームページを宣伝させていただきます…云々」というものでした。平たく言うとですね「あんたのサイトを紹介してやるから、おれっちの本のためにタダで素材を作ってくれよ、おっけー?」ってことです。アホですかね。さすがに呆れて返事もしませんでしたが。

 これだって「あなたの絵が大好きなんです。こういうのとか、ああいのととか、もっといろんな人に知ってもらいたい。だから僕の本に協力してください」って言うんだったら、タダでいいかなって思っちゃったりするかもしれないんですけどね(でもお金はもらうと思う)。そういうんじゃないんです。あきらかに「素材」という言葉に反応して、その人がどんなもの作ってるかなんて、少しも見ずにメールしてる。それがムカつく。
 だってうちのは珍獣様による珍獣様のための素材集なので、よそで使っても落ち着かないと思います。今更はずかしいからリンクしないけど、興味があるなら珍獣の館の素材工房につっこんでありますんでお好きなように御覧ください。壁紙とか、アイコンのような「素材」として公開してるものだったら、自分のサイトに貼ってみたい方は使っちゃっていいですよ。ただし自作素材みたいな顔して再配布したりしないでね(しても恥かくだけですけどね)。素材以外の文章や絵の転載はお断りしてます。

ヤングチャンピオン買いました

 昨日発売の新年第一号です(表紙がゆうこりん)。今回の「ブラック・ジャックALIVE」は高倉あつこです。いつもは泌尿器科のお医者さんの話を描いてる人ね。おもいっきりいつもの話の中にBJが出てきてて笑えました。ピノコがかわいいのよさ。高倉版BJのへぼい感じもあの世界にはあってるしねー。神経質な患者役が手塚キャラで高倉ワールドにとけ込んじゃってるのが爆笑。ま、ちょっと「教え」が浮いてる感じもしたけどお祭り企画のために描いた話だしねえ。ALIVEはどれもそこそこまともなので楽しみ。次は12月28日に近藤佳文版BJですって。

 BJリメイク企画といえば「サスペリアミステリー」っつーのもあるわけですが、あっちは相変わらずですなあ。もう買う気はまったくないんですけど、目についたらいちおう立ち読みはしてます。第三弾は吉川うたたって人のやつで、銀行強盗とそれを追う刑事が患者としてBJのところに転がり込んでくる話。原作のタイトルは「奇妙な関係」だっけ? これまでの二作にくらべればいくらか自分の世界に持ってこようという苦労のあとが見えるような見えないような。刑事を女にしたのはたたき上げのオッサン刑事を漫画家さんが描けなかったからだろうな(汗)

 何度も何度も同じことばっかり書いて申し訳ないけど、見たいのはBJの焼き直しじゃなくって新しい作品なんだよねえ。原作のまんま描き直しただけなら本人の漫画を読むって。今でも買えるんだから(っていうか全部持ってるしさー)。やるならそれ以上のものか、素材を活かしつつまったく別の魅力のあるものを作ってほしいと思うんですよねえ。こう毎回同じものができちゃうってことは「描き直し」が編集さんの方針なんでしょうかねえ。サスペリアミステリーの編集って平均年齢いくつかなあ? 編集さんもだけど、漫画家の人たちもブラックジャックなんか仕事抜きで読んだことないんだろうなあ。わたくしの世代でも手塚漫画の嫌いな女の子ってけっこーいたしねえ。絵がぎこちなくて嫌だとかいってた。少女漫画タッチになれてると漫画ちっくな丸い絵に拒否反応がおこるのかも(逆に少女漫画のひらひらきらきらした絵に拒否反応が起こる人もいるからなあ)。次号は12月24日発売ですと。見つけたら立ち読みねー。これは買わなきゃって血迷ってみたいんですけどねえ。まあ、おかげであの分厚くて高い雑誌を買わずに済むんだからありがたいことで??