智の木協会活動報告

2018-04-14 第10回 智の木協会シンポジウム(創立10周年記念)レポート

 ・日時:平成29年10 月31日(火)

 ・会場:大阪富国生命ビル4階 「社団」テラプロジェクトAゾーン


司会:智の木協会 主幹 加藤 久明 氏


開会のご挨拶:智の木協会 特別顧問 山本 幹男 氏

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 智の木協会創立10周年記念シンポジウムに当たり、富国生命保険相互会社の建物のコンセプトについて「フランス人建築家ドミニク・ペロー氏が大樹をイメージしてデザインされましたが、このコンセプトは小林先生の思いと共通しています」と話されました。ちなみにペロー氏は、2015年に第27回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞されています(建築部門)。

 ビルの建て替えに際して、富国生命様は「いかに地域の皆様に親しまれお役に立つビルにするか」といろいろ検討された結果、地下にアトリウム防災センターを造られました。そして、智の木協会はこの建物の中の「コア」との位置づけであると述べられました。4階のスペースは、智の木協会はじめ対象とする世代子どもからシニアまで、事業は食品、緑化等様々な分野に亘っていること、植と食それに健康をテーマとして様々な団体・企業に参画いただき、企業と消費者あるいは大学と消費者、大学と企業というような形で、産学民連携して多岐にわたるプラスになる情報を発信し活動していることを丁寧に説明してくださいました。そして、全て小林先生が中心になって展開しておられます、と付け加えられました。

 シンポジウムワークショップでは、これまでお香、竹細工、煎茶、お酒、智の木協会に参画いただいている企業や団体など、講師は多方面からお招きしていることをお伝えされ、本日の伊太祁曽神社禰宜 奥重貴氏のご講演が非常に楽しみですと期待感を示されました。伊太祁曽神社は日本書記に記される「五十猛命(いたけるのみこと)」(木の神様として親しまれている)をお祀りしていますので、智の木協会創立10周年記念に最もふさわしいご講演だと思いますとお話になりました。

 「10年は一つの区切りです。いかに皆様のお役に立てるか、これを原点に一段と努力して参りますので、引き続き皆様のご支援を」とお願いされました。そして、最後に「参加者の皆さまのご健勝とご多幸をお祈りいたします」と締めくくられました。



智の木協会平成29年度活動と『うめきた「植・食、健康」フェスタ』の説明:

智の木協会 代表幹事 小林 昭雄 氏

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 智の木協会は2008年5月4日に創立されましたが、その後5月4日は「みどりの日」に制定されました。小林氏は、最近みどり化活動は天命かなと思うようになられたそうですが、ネコ駅長を仕立てて和歌山電鐵日本一有名にされた両備ホールディングス(株)の小嶋会長から「先生はみどり化、みどり化と言っているが、伊太祁曽神社には太古の昔からみどり化を進めた神様を祀ってあるんですよ」と指摘されたそうです。本日、伊太祁曽神社禰宜 奥氏にご講演いただくことになり、智の木協会理念はまさに五十猛命(いたけるのみこと)と同じだったということが分かり、そのご縁の深さを感じていますと述べられました。

 創立10年目の節目、事務局がパンフレットを刷新した旨述べられ、パンフレットには取り組む事例などが書かれていて、智の木協会バイブル的な存在ですのでぜひ目を通して下さり、指針をいただきたいと話されました。事例の2番目のホームページについて、小林氏は「いろいろな情報が盛り込まれていますことから、優良サイトの一つと評価されています。智の木協会は先見性のある企画を10年前に行っているんですよ」と説明されました。

 2017年12月1日(金)〜9日(土)まで、「社団」テラプロジェクトが行うイベントの説明の中で、一番上に「植育イベント」と書かれていることについて、「植育」という言葉は実は智の木協会が最初に提案した言葉だと自負しています、と話されました。

「植育」は既に存在しますという人がありますので、その意味を尋ねますと「植物に関する教育」と言われますが、実は「植育」はもっと奥が深いのです。その定義を以下のようであると説明されました。

  1. 種を播き育てる喜び。
  2. 果実などを収穫する喜び。
  3. 収穫物を分かち合う喜び。
  4. 収穫物を愛で食する喜び。

 「植育」から「食育」へと、小林氏は「植・食、健康」を当初からイメージしていましたので、非常に整合性があると思いますと述べられました。智の木協会の位置づけは、「社団」テラプロジェクトを動かすいろいろなアイディアをいただく知恵を持った人たちが集まっている組織ですと明言されました。都市の中を智の木協会の木で埋めていこうということで、「One Green Project」を推進していて、公道にもOne Green Boxに入れた樹木をみどりのサンタが置いていくという形にしています、そして、植物の育成方法は、テラプロジェクトが開発した新しい水耕栽培システムであり、その展開は評価の高いビジネスモデルであると説明されました。

 12月1日から9日までの「植・食、健康」フェスタのシンポジウムについて、「12月1日は本日の講師、奥重貴氏にもお越しいただき特別対談を行います」とご案内されました。シンポジウムは以下の予定です。

  • 12月1日(金):オープニングシンポジウム「みどり」に込めた次世代へのメッセージ。
  • 12月4日(月):(一社)地域創生連携活動コンソーシアム
  • 木材から木質化によるイノベーション
  • 12月5日(火):アンチエイジング&スーパーフード「健康に華麗に生きる!」
  • 12月6日(水):都市における建築とみどり その効果と効能
  • 12月6日(水):公園を活かし、公園と生きる
  • 12月9日(土):対談。羽根田選手(カヌー)とモンベル会長 辰野氏、小林代表幹事(テラプロジェクト理事長)(会場:うめきたガーデン)

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  • 5月、ハンガリーヘレンド社を訪問、市販品のカップ&ソーサ―「アポニーグリーン」に「MIDORI-SANTA」の文字を入れていただけることが決定。200客限定。日本の企業には無い意識の高さを実感。販売の一部は智の木協会に寄付される。
  • 8月、智の木協会企業会員の、両備ホールディングス(株)様に、岡山高島屋屋上に「みどりのサンタガーデン」を作っていただいた。ロゴマークデザインは、九州観光客車を設計された水戸岡氏によるもの。
  • One Greenの切手ができた。智の木協会トレードマーク「植育」の文字が入っている。

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  • みどりのサンタのぬり絵を作る準備をしている。

 大阪富国生命様のビルが「いのちの森」として生まれ変わり、ここからみどりの情報が関西に、日本全体に世界に発信されていくことを熱望しており、この先10年を見据えて活動を進めていきたいと思っておりますので、今後ともご支援いただきたい旨お願いされました。



講演 伊太祁曽(いたきそ)神社 禰宜 奥 重貴 氏

タイトル:「木の国、こんにちは〜木の神様のお話〜」

座長:智の木協会 代表幹事 小林 昭雄 氏

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 座長から講師の奥重貴氏について、若くて意欲に燃えた方であると紹介がありました。

 伊太祁曽神社は、和歌山電鐵伊太祈曽(いだきそ)駅から徒歩5分程のところに位置しています。たま駅長で有名な和歌山電鐵の「ニタマ駅長」が、「たま駅長」の後任として貴志川駅に赴任するまで「ニタマ」は伊太祈曽駅の駅長でした。

 猫のたまを駅長として象徴的な位置において、廃線の憂き目に遭っていた貴志川線を復活に導かれた両備ホールディングス(株)の小嶋会長様には、平成26年7月16日第7回シンポジウムでご講演いただきました。その際に、貴志川線の復活について、最大のポイントは「沿線住民の方々の残したいという熱い思い」だというお話がありました。この度、活動の中心に伊太祁曽神社宮司禰宜の奥氏がおられたということで、そこに小嶋氏と奥氏との接点があったことが分かりました。

 元々、沿線には7キロ位の間に伊太祁曽神社、竈山(かまやま)神社、日前(ひのくま)神宮・国懸(くにかかす)神宮の3つの大きな神社があり、その3つの神社を結ぶために山東軽便鉄道が引かれていたそうですので、廃線にするわけにはいかないとの思いが強かったということでした。

 伊太祁曽神社に“木の神”「五十猛命」が祀られていることについて、日本書記に記されているとして以下のように説明されました。「五十猛命素戔嗚命(すさのおのみこと)の子どもで、素戔嗚尊命が高天原から追放された際に一緒に出雲国に降りてきました。木が一本も生えていない地上を見て、素戔嗚尊命は自身の体毛を抜いて檜や杉(建物に)、樟(造船に)を創りました。そして、五十猛命に命じて木種を植えて廻らせました。五十猛命は二人の妹、大屋津姫命(おおやつひめのみこと)、都麻津姫命(つまつひめのみこと)と共に筑紫国から植樹を始め、最後に紀伊国に鎮まりました。この神話から五十猛命は“木の神”まさに「植樹の神様」で、智の木協会理念と一致します。この地は木の神の鎮まる場所の意で「木の国」と呼ばれるようになり、やがて奈良時代国名を漢字二文字で表すようにとの方針で「紀伊国」と呼び名が変わっていきました。」

 伊太祁曽神社では、以上のお話を分かり易くした「木の国こんにちは」という絵本を作成し販売しておられます。

 次に「イタテ神を祀る式内社」について説明していただきました。式内社とは、平安時代中期に編纂された延喜式という書物の巻9・巻10の神名帳に載っている社神のことだそうです。神名帳には、3132座(神様はお座りになりますので)、神社の数では2861社が朝廷から祭祀に際して幣帛(へいはく)を受け取る神社として記されているとか。イタテ神を祀る神社は15社、その漢字を見ますと共通点があり、その中に伊太祁曽神社も含まれています、と奥氏。紀伊国式内社は、31座28社が記されていますが、31座中6座が植樹神、式内社の中にはランクがあり、大社と小社があり、大社14社中4社が植樹神だそうです。

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 次に、伊都郡海草郡那賀郡、在田郡、牟婁郡の神社について、伊太祁曽神社海草郡にあり、海草郡には日前・国懸神宮(ひのくま・くにかかす。現在は一つの神宮になっています)、大屋都比賣神社、都麻津比賣を祀ってある高積比古(たかつみひこ)神社と高積比賣(たかつみひめ)神社、鳴(なる)神社、そして五十猛命を祀ってある伊達神社などがあることをお話になりました。アンダーラインの神社は、名神大社であり、月次祭(つきなみさい)、相嘗祭(あいなめさい)、新嘗祭(にいなめさい)を行う一番格の高い神社とのことです。ちなみに、世界遺産に登録されている熊野早玉神社大社ではありますが名神社ではなく、熊野坐(くまのにます)神社名神社ですが月次祭新嘗祭をやりなさいと書かれていない、また、熊野那智大社は、そもそも延喜式内社でもありませんと説明されました。

 五十猛命を祀る神社は全国に約300社あると言われており、その総本宮的な位置付けが伊太祁曽神社ですが、伊太祁曽神社という名の神社は少なく、イタテ、熊野神社杉山神社などの名前がついている神社と、他に主祭神ではなく境内に末社として祀っている神社とを含めて300社ということだそうです。

 伊太祁曽神社は、根来寺豊臣秀吉が戦ったことにより全て焼き尽くされて安土桃山時代以前のものは何も残っていませんが、約二千年前は現在の場所より北西に位置していて、五十猛命が祀られていたという記録が日前・国懸神社に残っているとのことです。伊太祁曽神社は格の高い神社であることを証明する「官幣社」に選ばれていて、天皇から玉串料をいただかれ、「幣饌料(へいせんりょう=幣帛料と神饌料を合わせた金幣)」を数々いただいています、と奥氏。また、植樹祭天皇皇后陛下和歌山へお越しになった際にも「和歌山へ来ましたよ」という印として「幣饌料」をいただかれたそうです。幣帛料は、神社の建て替え時や特別なお祭り(100年毎)の時に神社本庁に申し出ていただくもので、伊太祁曽神社は、最近では、平成14年10月に1300年祭(創建が分からず、702年を一つの節目にしています)と、平成25年に社殿の屋根の葺き替え時にいただかれたそうです。


伊太祁曽神社の主な祭り〉

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1.木祭。毎年4月第1日曜日開催。建築、造船、炊事、製鉄用の火力等々として使われてきた木に感謝する。CO2をO2に変える、木は大きな役割を担っている。植樹することでそれが成し遂げられる。環境問題で、木が大事であると気付いた人たちがお参りに来る。お祭りの後、植樹祭をする。餅まきで400キロの餅をまく。チェンソーカービング実演。城所啓二さんが翌年の干支奉納する。一回りして全ての干支が揃っている今は、以前の干支リメイクを行っている。平成30年4月1日、木祭では、イノシシがリメークされた。

2.茅輪(ちのわ)祭。7月30日、31日。大国主の命を助けたのが伊太祁曽神社の神様だったことが、古事記に載っている。そこから伊太祁曽神社は「厄難除命神様」とも言われている。それを絵本にしたのが「いそげ、いそげ、木の国へ」(伊太祁曽神社出版)。“輪をくぐると難を除けられる”。地球温暖化防止として最近10年くらい、打ち水大作戦を行っている。夜は舞台を作り、地元住民と共に芸事を奉納しており、形になり始めた。

3.例祭・神幸祭(秋祭り)。10月15日とその後の日曜日。3基の神輿を出す。350年前のもので今も担いでいる。15日午前中に祭典を行い、境内で太鼓の演奏奉納する。毎年この時期に国内で活動している人たちが、太鼓演奏に帰って来てくれる。太鼓の後に神輿が出る。200人位の行列ができた。神輿とたま電車が踏切で遭遇したこともある。

4.卯杖(うづえ)祭。1月15日。主たる神事は夜。14日夜、小豆粥を炊きその中に竹筒を沈めて、中に入った粥の量で稲や農作物の出来を占う。伊太祁曽神社では、約1m位の梅の枝を束ねて卯杖を作り、この杖で地面を叩きつけて邪気を祓う。その後、火きり棒と火きり板を擦り合わせて火を起こしてどんど焼きを行う。また、神社の行事ではなく地元で行われている成人式儀礼で、裸参りの習慣もある。裸で腰にしめ縄を巻いて神社まで4キロ位を走り、神前の杉の木にしめ縄を巻きつけ、無病息災を祈願するというもの。一時途絶えていたが、神社からの声掛けで復活した。

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神社の説明〉

1.燈籠について。「大坂積方中」(木材の組合)、「和歌山荷主中」(運送会社)、「紙仲間」(製紙会社)の3つに燈籠がある。大さかの坂が阪でないこと、また文字が右から左へ書かれていることから、奉納の時期は明治以前であると言え、昔から伊太祁曽神社へお参りしていたことが分かる。

2.歌碑(本居宣長、本居太平)が残っている。

 ・本居宣長:朝もよし 

       紀路のしげ山分けそめて

       木種まきけん

       神をし思ほゆ

 ・本居太平:山々の

       木々に栄を紀の国(木の国)の

       栄と守る

       伊太祁曽の神

3.チェンソーカービング

4.厄難除けの俣くぐり。

5.御井戸。

6.大鳥居(一の鳥居)。


 大鳥居について、次のように説明してくださいました。「2017年7月に鳥居を新装しました。横木の部分は材を削り、縦の二本の材は平成25年伊勢神宮遷宮をした折に外宮板垣御門鳥居に使われていた古材を頂戴しました。」伊勢神宮は20年に一回一等級の檜を使って建て替えられますが、使い捨てではなく次に使うところが決まっており、そのまた20年後にも、また次の20年後にも、つまり60年間使い回されているそうです。式年遷宮は1300年の歴史があり、リサイクル植林を繰り返しながら行われていることを強調されました。

7.磐座(いわくら)。神様が降り立ったところ鳥上峯(島根県船通山)からゴールの伊太祁曽神社へ、磐(約6トン)をいただいたとのことです。


 最後に、「いろいろなご縁が繋がって、10年目という節目に講演させていただき、嬉しいです」と話され、代表幹事は「こういうお話をお聴きしますと日本人としての誇りを感じますね。現地を訪ねて日本人のルーツに触れて頂きますと、この上もない豊かな心情が湧いてきます。ぜひ皆さんお訪ねになってください」と結ばれました。



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講師を囲んで集合写真撮影


交流会

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2018-02-23 2018-1-29 新年講演会・交流会のご報告

 多くの方々にご参加いただき、急遽、講演会・交流会を別々の会場に分けて行いました。


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講演会

 2018年、新年講演会・交流会、智の木協会 理事長 豊田政男氏から新年のご挨拶をいただきました。2年ほど前にニュージーランドで、マヌカの花を実際にご覧になったそうです。フトモモ科の可愛らしい花で桜のように満開になるそうです。



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 智の木協会代表幹事 小林昭雄氏より、智の木協会平成29年度(2017年度)(平成28年10月1日〜平成29年9月30日)の活動報告がありました。

 ・第9回シンポジウム平成28年10月31日)

 ・第11回ワークショップ平成29年8月1日)

 ・創立記念講演会(9周年)(平成29年5月6日)

 ・新年講演会平成29年1月17日)

 ・第18回イーヴニングトーク(平成28年12月9日)

 ・第19回イーヴニングトーク(平成29年3月22日)

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 ・女性専科 第2回(平成29年2月21日)

 ・支援関係

 次に、この一年の智の木協会の活動の中で、最も象徴的な出来事として、世界的に著名なハンガリー磁器製造メーカー、ヘレンド社との交渉の成果を語られました。緑色と金色の市販品コーヒーカップ「アポニーグリーン」に「MIDORI-SANTA」「One-Green」の文字を入れていただけることになったと経過を説明されました。スロバキアで事業をされている(株)マイティの鈴木様(智の木協会企業会員)のご支援で、平成28・29年の2回、ヘレンド社を訪ね、智の木協会の精神(地球温暖化阻止、みどりの大切さ)を説き、賛同を得、200客限定で製造していただけることになりました。

 今後、智の木協会主導でヘレンドカフェをやっていきたい旨、想いを話され、お力添え、アイディアをいただきたいとお願いされました。


講演 株式会社コサナ 代表取締役 寺尾 啓二 氏

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 この度は、講師に智の木協会企業会員(株)コサナ代表取締役 寺尾啓二氏をお招きし、「マヌカハニーとαオリゴ糖による美容と健康」と題してお話いただきました。マヌカハニーはαオリゴ糖との出会いによって素晴らしい形となった旨のお話でした。

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 本題の前に、寺尾氏が現在中心的に進めておられる「ヒト(人)ケミカル」についてお話になりました。日本人は長寿になりましたが、介護される年数が非常に長いという特徴があり、過去に「本当は健康寿命が短い日本人の体質」というタイトルの本を出版されています。「ヒトケミカル」とは、ヒトの生体内で作られている生体を維持するための機能性成分のことで年齢とともにその生産量は減少してくことが知られています。そこで、ヒトケミカルを摂取し、運動をプラスすることで補完し、いつまでも若々しく生きられる、つまり健康長寿をめざすことができるということです。また健康長寿を目指すための本、第2弾として、春には「日本人の体質に合った本当に老けないための栄養素(仮)」を出版されます。

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 ドイツ ワッカーケミー社に入社された寺尾氏は、その後シクロデキストリンの研究に携わられ、2002年、シクロケムを設立されましたが、応用研究ができる会社が必要になり(株)シクロケムバイオを設立、そこで食品分野でシクロデキストリンを用いた機能性食品が作られ、それを消費者に発信する会社として(株)コサナを作られました。3社が連動して一つの会社のように動いています。2007年にはニュージーランドマヌカヘルス社と独占契約され、マヌカハニーを取り扱われるようになりました。寺尾氏の会社は、マヌカへルス社からのマヌカハニー製品を日本市場で売るには、マヌカハニーの機能性や健康になれる理由をアピールする必要があり、サイエンス裏付けされた信頼ある会社として選ばれたそうです。

 一般的な蜂蜜はハチが花を選べないため、いろいろな花の蜜が混ざっている場合が多いのですが、マヌカの花はニュージーランドで12月にのみ咲き、山全体がマヌカの花で白く染まるそうですので、まさに純粋な「マヌカハニー」と言えます。

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 マヌカハニーは、ニュージーランド先住民族マオリ族が樹液や葉を薬として用いていたことから、天然のサプリメントと言われています。元来、蜂蜜には抗菌性があり、その成分は過酸化水素ですが、マヌカハニーはそれだけでは解決できない効能があります。マヌカハニーの表示には「MGO 、UMF」などがあります。UMFは「Unique Manuka Factor」で、マヌカハニーに変わりはありませんが、正確な数値を分析できる方法ではないために、MGOの数値と比較することはできないそうです。MGO100+とは、マヌカハニー1kgに100mg以上のメチルグリオキサールが存在することを意味し、ニュージーランドマヌカヘルス社の製品ではMGOでグレードを表記しています。数字が大きいほどメチルグリオキサールの含有量が多いということになります。メチルグリオキサールは、強い抗菌活性作用を持っていて、αCD(αシクロデキストリン)と組み合わせると抗菌力は向上するそうです。

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 以下、マヌカハニーの効能効果です。

 ・口腔ケア(虫歯歯周病扁桃腺炎の治療、口臭予防)。

 ・ピロリ菌を除去する。

 ・腸内環境の改善。悪玉菌が減り、善玉菌が増える。免疫力向上。

 ・激しい運動、喫煙の際には、活性酸素が発生しそれが老化の原因

  になっているが、それを抑える。

  他の蜂蜜では見られない効果、抗酸化作用。

 ・風邪、インフルエンザ

  予防。インフルエンザ

  特効薬と組み合わせた場合、

  効果はさらに増す。

 ・のどの痛みの緩和。

 ・がん細胞増殖抑制効果。マヌカハニー抗がん剤を併用すると、

  正常細胞が増えてがん細胞を減らす。

 寺尾氏は元々、シクロデキストリンの研究をされていて(株)シクロケムを設立されましたので、ここからマヌカハニーシクロデキストリンとの融合が生まれることになります。シクロ(環状)デキストリンオリゴ糖)には、α、β、γの3種がありますが、最も小さいαオリゴ糖はそれ自体に食物繊維としての働きだけでなく抗菌作用や抗アレルギー作用があり、様々な健康増進を補充する効果を有するため「スーパー難消化性デキストリン」と呼ばれています。また、αオリゴ糖は、不安定ながら有用である成分を体内にデリバーする役目も担っています。腸内フローラを改善し、腸内を弱酸性にすることによって大腸がんの予防にもつながるそうです。

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 マヌカハニーはαオリゴ糖と相性が良く、寺尾氏は双方の効能が相乗的に発揮される製品を製造されました。それが「マヌカハニーα‐オリゴ糖パウダー(MAP)」です。

 マヌカハニーMGO)とαオリゴ糖による抗菌性相乗効果は下記の通りです。

 ・善玉菌増殖作用

 ・骨粗鬆症予防効果

 ・体重増加抑制作用

 ・脂肪量増加抑制作用

 ・抗炎症作用

 ・スキンケア効果

 ・マヌカハニーGI値グリセミックインデックス

  食品に含まれる糖質の吸収度合い)低減

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 健康維持増進に素晴らしい効果があるマヌカハニーですが、寺尾氏から「マヌカハニー100%キャンディー」について以下の指摘がありましたので、付記します。

 「糖質から水分を除去して固形化するためには加熱が必要です。加熱する際にHMF(ヒドロキシメチルフルフラール)という有機化合物が発生します。国際規格では、HMFを40mg/kg以下に抑えるよう指定されていますが、100%キャンディーに含まれるHMFは200mgを超えています」と注意を促されました。

 参加者から「ヒトケミカル」についてのご講演を望まれる方が多数でしたので、また企画したいと思います。

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 (株)コサナ様からMGO100+ 50gとマヌカハニー青汁1包(3g)を参加者全員にご提供いただきました。インフルエンザ流行中でもあり、すぐに試食、注文された会員も多かったようです。

 寺尾啓二様、ありがとうございました。




交流会

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2018-02-02 第11回 智の木協会ワークショップ レポート

 ・日時:平成29年8月1日(火)

 ・会場:大阪富国生命ビル4階 「社団」テラプロジェクトAゾーン

開会のご挨拶:智の木協会 専門会員 掛川 敏幹 氏

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 富国生命保険相互会社不動産部の掛川様からご挨拶をいただきました。富国生命保険相互会社様には、智の木協会設立と同時に企業会員としてご入会いただき、今年で10年目になります。

 掛川様は今回初めてのご参加ですが、「毎回、ユニークで有意義勉強会ということで、楽しみに来ました」と述べられました。最近は地震、豪雨、竜巻等々災害が頻繁に起こり、想定外と言えないくらい方々で災害が起きていることから、「本日は(株)カスタネット植木様を講師にお迎えしております。日常どのように防災意識を持てばよいか、また、自分の身を守るヒントお教えいただけるのでは」と期待感を示されました。

 また、智の木協会については、平成20年5月4日、みどりの日に発足し、今日まで様々な活動を行って来ており、認知度が上がり名前も知れ渡り、アイディア、知識をいろいろなところで具体化させていき、かなりの実績を積み上げていますので、これからも活動の場を広げていきたい、と申されました。

 最後に「参加者の皆さまのご健勝とご多幸をお祈りいたします」と締めくくられました。



智の木協会と関連行事に関する説明:智の木協会 代表幹事 小林 昭雄 氏

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 2017年12月1日(金)〜9日(土)まで、「社団」テラプロジェクトと智の木協会共同企画、植育イベント「植・食、健康」「みどりのサンタフェスタ」についての説明があり、これまでに決定している12月1日開催のオープニングシンポジウムの講師4名についてご紹介いただきました。




・山折 哲雄 氏 宗教学者 自然環境文化推進機構 代表理事

・鳥井 信吾 氏 サントリーホールディングス株式会社 副会長

・平野 雅章 氏 自然環境文化推進機構 理事 即成院 住職

・奥  重貴 氏 伊太祁曽神社 禰宜


 山折先生は、テラプロジェクトと智の木協会の活動を評価して参画くださることに、また、和歌山県にあります伊太祁曽神社は、日本に最初に植林をした「みどり化」の神様を祀ってある神社であり、禰宜の奥氏にはオープニングシンポジウムと10月31日(火)に予定しています第10回(創立記念)シンポジウムの講師をしていただくことを説明され、今後の予定に入れていただくようお願いされました。



講演 株式会社 カスタネット 代表取締役社長 植木 力 氏

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 (株)カスタネットさんは、創業17年の京都中小企業で、従業員は公式には10名だそうですが、外部から100名以上の会社ですか?と尋ねられるような事業内容を展開しておられます。「カスタネット」の社名は、「カスタマー(お客様)」とネットワークで事業を拡げ、打てば響くことを目指して付けられたそうです。元々は、法人向けにオフィス家具、オフィス文具、OA関連消耗品、工場作業用品を販売する会社だったようですが、社会と共鳴する企業を目指し、社会貢献と事業がシンクロする姿を追い求めておられます。

 ベンチャー企業では日本で初めて社会貢献室をつくり、植木氏ご自身が室長になられました。社会貢献と事業を車の両輪としてとらえておられ、営利社会貢献も目指すユニークな会社経営をなさっています。いつか必ずそのような社会が来るという信念に基づいています。

 その根底には「買いやすさ、安さを追求してオフィス用品を販売しても、それでは大企業と勝負した時早い段階で追いつかれ追い越されてしまうのではないか。しかし、社会貢献という要因は、大企業と真っ向から勝負できる」とブレることのない信念がありました。

 社会貢献を打ち出してもそれ程甘くなく、2年で6千万円の赤字を出してしまったこともあるそうですが、「どうせなら、社会貢献をしている企業からオフィス家具を購入したい」との1本の電話で社内の空気が一変したとか。3千万円の受注があり、その時点から従業員も意識が変わり「社会貢献」の言葉を植木氏以上に使うようになったそうです。

 社会貢献としては、カンボジアに小学校寄贈、カンボジア給食支援、障がい者スポーツ支援などがあります。カンボジアでは、「何とかしたい」と言ったのを「学校を建てる」と通訳が間違えて伝えたことが発端でした。

 2011年3月11日に起きた東北震災。植木氏は現地へ赴き現状を視察。そこから先人の知恵に学ばなければならないことを悟り、また、被災者の困りごとを100人に尋ねられたところ、90%以上の人が以下の2点について答えたそうです。

  1. トイレ
  2. 携帯の充電器

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 「トイレ」が一番の問題だったようです。「食べ物」という答えが返ってこなかった理由は、恐怖心から食欲が無かったからだそうです。男女、年齢に関係なくトイレに関しては恥ずかしさが付きまとい、恥ずかしい体験は年齢に関係なく心に残るものです。「死ぬまで忘れない」という言葉がそれを裏付けています。

 植木氏は、東北震災の1年前から防災用品を手掛けるご予定だったようですが、実際に起こってしまって震災から次のことを学ばれました。

 *いつでも、どこでもプライバシー

 *売る立場ではなく、使用する立場で開発すること。

これまでは、メーカーが作った商品を右から左へと商売をされていましたが、災害時にはそのような物は使っていなかったことに植木氏は気づかれました。そして被災者の声が「マルチポンチョ」の開発に繋がりました。

 『ゴミ袋が一番良かった!穴をあけて被ったら一番暖かかった。透けないように最大のサイズのゴミ袋で着替え、用を足した。毛布・アルミシートは被ると作業ができない、カッパは隙間があるから寒かった、等々』

 そこで植木氏は、東北大学の先生の言葉「災害の時にしか使えないものは、真の防災用品ではない」を念頭に、「マルチポンチョ」を開発されました。断水の際でも困らないように「紙オムツ」も付けられました。凝固剤の備蓄についても触れられました。「マルチポンチョ」の最大のポイントは、肩のところにミシン目を入れてあり、ミシン目を切り離すと手を出すことができ、用途が拡大します。色が黒なので暗いイメージだと言われたとか。でも、透けてはいけないのです。実証実験の場がなく売れ行きは良くなかったそうです。

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 実際に社員の方が使用方法を示してくださいました。この「マルチポンチョ」は、防寒対策、屋外でのトイレ(透けません)、屋外での着替え、突然の雨に、と多くの場面で使用できます。僅か70gと軽量ですので、小さく折りたたんで日常的にバッグに入れておきますと、突然の困りごとに対処できます。特に女性の必需品だとおっしゃっています。まさに「防災意識を持ち歩く」のです。「ゴミ袋や」と言われたことをきっかけに「くまもんのデザインのポーチ」を販売することになりました。

 2016年には今度は熊本大地震が起きました。その前年に「そなえる.com」防災用品事業を立ち上げ、植木氏は自ら「防災ソムリエ」として登録されました。そして、カスタネットさんは、熊本へ「マルチポンチョ」を6千枚寄付されました。その評価は、着替え・身体拭きの際に、食事の配給の際に着たままで運ぶことができた等、良い反応でした。また、物干しに困っていた女性達には、ポンチョに紐を通して使えることを伝授、大変喜ばれたそうです。

 植木氏は、いつ起こるか分からない災害に対処するためには、職場や家庭での備蓄のみならず、「持ち歩く防災グッズ」が必要との結論に達し、販売しながら話をし、SNSを使って活動を紹介、2016年8月1日以来毎日動画配信しておられます。新しいビジネスモデルとして、「粗品を配る際には防災用品を配ってほしい、売り上げの10%を熊本城再建のために寄付していますので」と訴えておられます。

 「社会貢献と事業を車の両輪として頑張っていますが、事業の方がなかなか大きくなりません。それでも、赤字が出ても社会貢献は使命と考えて進めています」と締めくくられました。


Q:冊子の中の黄色のポーチは、子ども用ですか?

A:子どもの時から防災意識を持ち歩いてほしいので、これから販売しようと思っています。防犯ブザーと同じような考えです。

Q:ヒアリ、セアカコケグモ、ヘビに噛まれたなど最近は毒を持った虫に手を出して被害に遇う子どもがいます。防災グッズを広められる際に「護身」という意味で、ぜひ、今後はこのような虫にどう対処するのか、啓発もやってほしいです。

A:先人たちの知恵を引き継いで後世に伝える、それが本当の防災だと思っています。マムシに触ってはいけない、それは先人の知恵です。津波がきたら石碑よりも上に逃げる、それと同じように考えていきたいです。



閉会のご挨拶 智の木協会 専門会員豊田氏名代 松村 和幸

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 「建設会社ということで、災害についてお手伝いすることが多いです。その中で“災害に備える”という考え方は会社の方針であったり我々も意識していつも持っていますが、“防災意識を持ち歩く”という発想はありませんでしたので、大変参考になりました」とお礼を述べられました。

 清水建設様は、富国生命ビルに提携施工という形で携わられたことがご縁で、平成22年から智の木協会の活動に参画してくださっています。富国生命ビルについては、フランスのドミニク・ペロー氏が富国生命さんの企業イメージである「生命・健康・成長」などのキーワードを汲み取り梅田に大きな樹を想像して建築されたと説明されました。

富国生命さんと智の木協会は考え方・理念が非常に共通していますので、我々も参画させていただいているんです」と松村氏。

 「今後も智の木協会の活動がますます活発に行われますよう、皆様よろしくお願いいたします」と結ばれました。


2018-01-19

2017-11-25 「植育」出前講座のご報告

13:15

  • 日時:平成29年11月25日(土) 14時〜16時
  • 会場:豊中市春日神社(宮山町) 
  • 講師:小林 昭雄 氏 智の木協会代表幹事
  • 題目:「春日神社の杜を見てみよう」   
  • 主催:春日神社鎮守の杜を守る会・つつじ保存会
  • 参加者:地域の子どもたち(桜井谷小学校)、保護者、学校関係者、地域の「歩こう会」


 ※台風21号により、杜だけでなく建物にも甚大な被害を受けました。



1. 春の春日神社

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2. 境内の「コバノミツバツツジ」

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3. 鎮守の杜を歩いて現状を知る

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4. 折れた松の木

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5. 講師の話を聞く

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2017-05-13

2017-5-6 創立記念講演会(9周年)のご報告

11:25

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 智の木協会は、創立以来9周年を迎えました。智の木協会の大きな理念の一つに、「植育」のPromotion活動(Go Greeningの推進)があります。10周年目に入り、ますますその推進に力を注いでいきたい旨のお話が小林代表幹事よりありました。

 具体的な例として、「砂漠に緑を運び、都市に緑を運ぶ、そして、心にみどりを運ぶ」役割を担う「みどりのサンタ」(MIDORI‐SANTA)があります。

 昨年12月4日に「うめきたガーデン」で、「みどりのサンタとクリスマスツリー作り!」を開催しました。今年は12月1日〜9日の間、「うめきたガーデン」を会場として開催されます「植育」イベント「みどりのサンタの植・食、健康フェスタ」について説明がありました。




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 ハンガリー ヘレンド社のアポニーグリーン(グリーンゴールドのツートーンカラー)のカップ&ソーサ―に「みどりのサンタ」のロゴを描く計画が具現化しつつあり、5月中旬にヘレンド社を訪問します。

 お土産は、谷岡一治氏撮影の「富士山と桜」の写真に特殊技術でアポニーグリーンのカップ&ソーサ―を入れ込んだ額です。

 谷岡氏から小林代表幹事へ手渡されました。


 代表幹事は、「みどりのサンタ」ロゴ入りのカップ&ソーサ―が完成した暁には、この磁器を使った Herend Café を開催したいと話されました。





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創立記念講演会に付き、乾杯しました。














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 吉川雅之氏に「お茶を語る」−茶花の効能−と題してご講演いただきました。

 お茶は緑茶、抹茶、番茶等々いろいろな形で日本人の生活に根付いています。茶葉の効能はよく知られていますが、あまり関心を持たれていなかった「茶花」の効能について詳細に、難解な内容を平易に解説してくださいました。

 茶花の主成分はチャカサポニンであり、それに接触抑制、脂質や糖の吸収遅延、胃排出能抑制、小腸運動亢進、抗肥満作用などのメタボリックシンドローム予防効果を見出されたそうです。

 茶花は“ぼてぼて茶”(出雲)として古くから食用にされていたそうですが、これまでは葉に比べて利用度は少なかったと思います。花が咲いたら花茶に(蕾の段階がよいそうです)、新芽を緑茶に、最後は番茶にと何度も楽しむことができる茶木を育ててみましょう、という会話も聞こえてきました。



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 本場のセイロンティーです。

 スリランカで購入して持ち帰っていただきました。

 参加者に1袋ずつお土産にお持ち帰りいただきました。