針の穴から  

ふと思い立って、ピンホール写真を撮ってみた。
黒い画用紙とアルミ缶で「レンズ」を作って、一眼レフに貼り付けて、パチリ。

思ったよりあっけなくできてしまった。
「本当」のピンホールカメラは、缶カンで作るとか、
印画紙をセットするとか、自分で現像するとか、
もっと「厳格にアナログ」でなければならないようだが、
私にはこれでじゃんじゃん撮ってみたいので、
そんな「贅沢」は言っていられない。

カメラの中のゴミが、昔のフィルムのようにくっきりと浮かぶが、
それはそれでまた味わい。

もぎくんは白いから、テーブルの下にいてもなんとか撮れるけど、
はるちゃんは黒いので、ベランダにいても、いまひとつであった。