正直、25話26話のガッカリ感は尋常ではない。懲役420年を食らっているから自分が死ぬことなんて気にしていない囚人42号は相当な強敵。それに立ち向かうにはしっかりした策が必要なのだが、陽動作戦に振り回されたアリソンとトラヴァスは懐かしの飛行機で追いかけるのが精一杯。
走行中の列車と飛行機で会話が成立するのかというところは置いておいてもいいが、崖から列車とともに転落したトレイズが何事もなくリリアの学校に転校生として現れるのはひどすぎる。何か理由をつけてくれるのかと思ったらそのままダンスパーティーで踊っておしまい。これはご都合主義じゃなくて、ただの超展開です。
「ガラスの艦隊」「鋼鉄三国志」など突き抜けたクソアニメはそれはそれで味わい深いものがあるのだが、そうではない単なるつまらないアニメというのは非常にタチが悪い。そして、残念ながら「アリソンとリリア」はそれに該当する作品だった。原作は未読だが、きっと読んでいたら激怒していたのではないだろうか。あと、感情移入できるキャラクターがいなかったのが個人的には痛かった。
#01 終末の世界で
新しくアニメ枠が追加され、1時間30分のアニメタイムになった木曜深夜、2本目はコレ。「新造人間キャシャーン」自体は70年代の作品ということもあってMADテープや文献でしか内容を知らないが、映画「CASSHERN」なら見た。
キャシャーンがルナを殺してしまい滅びに向かっている世界が舞台なので画面が灰色い。