ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#02 Guild

 武器の補充を兼ねて、ギルド降下作戦を実施するSSS。武器工場であるギルドは重要拠点であり、たとえ人は死んでも生き返るが、奪われると天使に武器を押さえられてしまうことから、そこへの道のりは対天使トラップが仕掛けられていた。一人一人と仲間がトラップに消え、ギルド到着前にはとうとうゆりと音無だけになってしまった。そこでゆりは、なぜ自分が神に抗うようになったのかを音無に話し出す。ギルドではゆりの到着を歓迎したが、すでに“天使”はギルド直上に迫っており、ゆりはギルド破棄を決断する。
 トラップにまるでコントのようにはまって消えていく仲間たちの雰囲気とは裏腹に、ゆりが語った生前の記憶はむちゃくちゃ重いんですけど……。強盗に、家にある大事なものを持ってくるように言われ、10分に1人ずつ兄弟を殺していくってひどい話だよ。そりゃ、神はいるのかと叫びたくなるし、反逆したくもなる。ほかのみんなもこういう事情を抱えているんだろうか?イマイチ、ギャグとシリアスのさじ加減が読み切れない。

チャップリンの独裁者 (The Great Dictator、1940)

 第一次世界大戦後、長らく入院していたユダヤ人の床屋チャーリーは、戦中の記憶をほとんどなくしていた。ゲットーに帰ってきた彼は、ナチス政権下にある現状がまったく理解できず、上から押さえつけようとする突撃隊と衝突を繰り返すが、戦中に助けたシュルツが突撃隊長となっていたおかげでお目こぼしをもらう。しかし、そのころ総統ヒンケルユダヤ人絶滅政策を進めてようとしており、ゲットーにもその圧力が迫っていた。ヒンケルの政策を批判したシュルツは突撃隊長を解任され、ゲットーへも迫害が迫る。シュルツとチャップリンは捕まり収容所に入れられてしまうが脱走、軍服を盗んで国境を越えようとする。折しも、ヒンケルがそれと知らぬ兵士の手で捕まり、チャップリンヒンケルと誤解されて前線で演説をすることになる。
 強烈なヒトラー批判を風刺。ほんと巧みな映画だと思う。ヒンケルが演説で喋っているドイツ語っぽいものの迫力がスゴイ。たぶん言語としては成立してないけど、ドイツ語わからない人にとって、ヒトラーの強烈な演説ってああいう風に見えたんだろうなって思える。

イヴの時間 劇場版(2010)

 2008年7月から2009年9月にかけて配信された「イヴの時間」ファースト・シーズン全6話を再編集して映画化。配信時の感想は→#01 AKIKO-イヴの時間-#02 SAMMY-イヴの仲間-#03 KOJI&RINA-イヴの恋人-#04 NAMELESS-イヴの人形-#05 CHIE&SHIMEI-イヴの旋律-#06 MASAKI-イヴの絆-。再編集といっても、エピソードの順番に変更はなく、それぞれのエピソード間をつなぐブリッジが用意されたほか、エピローグが追加されている。
 こっそりとヘアバンドをつけていたサミィが、実は母親からいろいろと髪型をいじってもらったことを覚えていたからの行動だったとか、ナギはこれまでにも多くの町で「イヴの時間」をやってきてことごとく閉店に追い込まれ、今はこの町に来ているとか、追加部分もけっこう重要。配信で見た人も多いのではないかと思ったけれど、カトランのくだりとテックスのくだりでは男性客でもすすり上げている人がいた。アレは反則だよね。

アパートの鍵貸します(原題:The Apartment、1960)

 商社に務めるバクスター(ジャック・レモン)は、自分のアパートを上司ら4人に貸すかわりに高い評価をもらっていた。ある日、それがシェルドレイク部長にバレて呼び出されるが、課長昇進を餌にバクスターを抱え込み、それ以来、部長もアパートの鍵を借りるようになる。バクスターは会社でも人気のエレベーターガール・フランを気に入っていて、課長昇進に気をよくして声をかけるがつれなく約束を破られる。実はフランこそが部長の相手だったのだ。離婚話をちらつかせながら関係を続けるシェルドレイク部長に疲れ果てた彼女は、バクスターのアパートとは知らず、クリスマスイブにその部屋で自殺未遂を企てる。一方、失恋したバクスターは行きずりの女性をアパートに呼び込むが、ちょうどその自殺未遂に気付く形となり、その後の面倒を見ることになる。
 決して二枚目とはいえないジャック・レモンの演じるサラリーマンの悲哀っぷり。自分はほとんどアパートにいなくて恋人もいないというのに、いつも日替わりで上司たちが女性を連れ込んでいるものだから隣人のドレイファス医師にはとんでもない女好きだと勘違いされていて、あまつさえフランの自殺未遂は自分のせいだと思われてしまうし、フランの兄には殴られるし、フランの看病を終えて結婚しようかと思ったら部長の離婚が成立してフランとの結婚を宣告されるし……。その分だけ、最後5分の大逆転が気持ちよい。かつて拳銃で自殺を図ったけれど度胸がなくてできなかったというフリも適度に効いていた。これだけテンポ良く見られれば、バクスターの不運も流れ去ってしまう。

#01 高3!

 とうとう高校3年生になった唯たち。新入部員を獲得すべく活動を開始するがなかなか入ってくれる新入生は見つからず、新歓ライブも好評に終わるが誰も部室には訪れない。その結果を嘆く梓だったが、憂と純は今の軽音部が団結して見え、新しく入りにくいのだろうと語る。梓が部室へ向かうと、唯が「でも、5人での演奏も楽しいよ」と今のメンバーのままでもいいと喋っているのが聞こえていた。
 第1期からそのまま続けて第2期が始まったかのような印象。当然っちゃー当然だけれど、当然って難しいよね。
 そういえば、第1期OP・EDはアニメ見ない知人でも「ガールズバンドの曲としていけてる」って評価だったが、今度のは「アニメやなー」って言われた。

#01 エンタングル

 幼馴染みであるカミナギ・リョーコの頼みで自主制作映画に出ていたソゴル・キョウは、プールの飛び込み台に美少女の姿を見つける。あわててプールにかけつけたキョウに美少女シズノは何事かを告げるが、その声はなぜか聞こえず、プールに飛び込んだシズノの姿はどこにも見あたらなかった。そして、キョウを追いかけてきたリョーコもシズノの姿は見ていないといい、カメラにも写っていないのだった。その夜、キョウの家に謎の光が現れたかと思うと、キョウは突然ロボットのコクピットにいて、後ろにはシズノの姿があった。
 何かと話題のゼーガペインがようやくHD画質で登場。2006年放送のアニメだが、HD制作していたというだけあって今でも視聴に耐えうる。ゼーガペイン アルティールのあの光具合とかは高画質でないと辛いよね。
 キョウを演じる浅沼晋太郎とリョーコを演じる花澤香菜はともにこれが初の大きな役。リョーコは「棒子」と揶揄されていたこともあり棒っぽいところもあるけれど、二人ともここから比べるとすごい進化したなあ。