＠TOHOシネマズなんば プレミアスクリーン
成績優秀、スポーツ万能なバレー部部長の桐島が金曜日に部活を辞めて学校にも来なかったことから、バレー部や桐島と付き合っていた彼女、その彼女の友人など周囲に波紋が広がっていくというお話。主人公はそういう「リア充」とは無縁の所にいる映画部の前田くん。桐島が部活を辞めようとまったく関係ないところでの話なのでそちらには関与せず、顧問にダメ出しを受けた「宇宙ゾンビ」の登場する映画「生徒会オブ・ザ・デッド」の撮影をしようとしている。
予告編を見ていた段階では「神木隆之介が出ている」以外に面白そうな要素が見いだせなかったのだが、はてなキーワード界隈を見ていると意外とよさげな反応が多かったので行ってきた。実際、良かった。
高校生たちは体育会系、文化部系、そしてだらだらとした帰宅部まで取りそろえられていて、自分の高校生活に何かしら重なる部分があって共感しやすく、出てくる女の子もタイプが広くて誰かしらストライクゾーンに入るはず。その点で橋本愛の演じた東原かすみのキャスティングは絶妙。原作からの髪型変更もうまいと思う、ポニーテールだと映画部男子を勘違いさせてくれる子にはならないだろうから。
神木隆之介の前田くんもいいけど、同じ映画部でよりキモいキャラクターとして出てくる武文がいいキャラクターしてる。どんな文化部の部活にもいるよねえ。そして、宏樹役の東出昌大はほんと男前ですわ。橋本愛が気になったので、当初予定していなかった「Another アナザー」を見に行こうかと思っている。それぐらいには面白かった映画ですよ。
