ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ヒトラーに屈しなかった国王(The King's Choice(Kongens nei)、2016)

 第二次世界大戦時、ノルウェー国王ホーコン7世ナチス・ドイツの侵攻を受けた際に下した「運命の決断」までの3日間を描く。「ヒトラーに屈しなかった国王」ではその決断の内容がバレバレなのだが、「王の選択」「王の決断」ではどういう話なのかが見えてこないし、ヒットする気配もないもんな……。
 一応の戦争映画として、オスロの入口を守るオスカースボルグ要塞が重巡ブリュッヒャーを撃沈したオスロフィヨルドの戦いと、王室が北へ逃げるためにノルウェー軍がミッツコーゲンで追跡するドイツ軍の足止めをした戦いは描かれているが、主にホーコン7世とドイツ公使ブロイアーがこの3日間をどう過ごしたのかが中心なので、アクション映画ではない。
 なお、オラフ皇太子は実物によく似ているのだが、ホーコン7世は残された写真からみるに、1942年時点ではもうちょっと若く見えたのではないかと思う。

フルメタル・パニック! 2nd SECTION “ワン・ナイト・スタンド”

 テレビアニメ第1期第9話〜第12話(長編第2巻「疾るワン・ナイト・スタンド」)部分の総集編なのだが、7話あった「ボーイ・ミーツ・ガール」と違って、素材が4話分しかなくて、OP・EDと前話との被り部分をカットすると、新作カットを追加してなお尺が足りなかったらしく、本来ならアイキャッチ入りしていたであろうシーンや話数の区切りで無意味な止め絵ショットが続く部分があって、ちょっとガックリ。それは劇場版として出せるクオリティなのであろうか……?
 テレビ放送時に省かれたアマルガムに関する伏線は新作カットでも復活しなかったのだが、せっかく次の「Invisible Victory」でアマルガムが出てくるってのなら、追加すればよかったのでは。
 ちなみに、セイナさんだけありとあらゆるシーンで作画が良かったが、どういうことなの。スタッフに愛されていたのか?浅野まゆみボイス、好き。

#01 魔神族復活

 七つの大罪の残る1人、エスカノールを探すため旅立ったメリオダスとエリザベスたち……という夢を見たエリザベス。リオネス国王からの勲章授与式が行われるが、その前夜にバンとキングが七つの大罪を一時抜けることを告げて城を去る。一方で、ゼルドリスをはじめとする「十戒」が復活。
 ホークはマーリンからもらった「バロールの魔眼」でみんなの「闘級」を見ることができるように。闘級は魔力・武力・気力の合計値で、七つの大罪クラスでおおむね3000超。ホークはマーリンに「3000」と言われて大喜び。(100倍すれば)と小声がつくので、実際は30。まぁ、知らぬが仏ですな。この、戦闘力の数値化は未知の敵の強さを容易に示せる一方、その値の差に違和感が出ることも少なくないので使いどころが難しいと思う。それこそ「ドラゴンボール」がそうだし、「トリコ」の捕獲レベルでも悲惨なことになったし……。

#02 異次元遊戯ヴァンヴー

 かくれんぼでピピ美がコマ枠に化けるネタがL字テロップになるのはナイスアレンジ。AC部の担当する「ボブネミミッミ」部分は絵柄があまりにも独特でアレゲだが、演出としてはヘタすると神風動画パートより見られるかもしれん。だが、絵柄が強い……。なお、今回は、そこ以外に目立ったネタはなかった。
 声優ネタも「そういうものか」とわかるともはや意外性がないので、あとはどれだけハネるか。竹達彩奈悠木碧は馴染んでて、それはそれでいいんだけれど、ネタとしては滑ってる感。一方、古川登志夫千葉繁という大御所ゴールデンコンビを呼んできたはいいけど、Aパートと比べると、大してアドリブ入れてないんだなというのがよくわかって、すでに第1話よりパワーダウンしてる気がする。
 なにやら「ボブネミミッミがわからんとは萌え豚か」的な反応する人もいるらしいが、絵柄とか演出の好き嫌いはあるだろ常考……。

劇場版「進撃の巨人」Season2〜覚醒の咆哮〜(2018)

 テレビ26話〜37話(Season2)相当部分の総集編劇場版。ユミルの背景とか、ユミルとクリスタの雪山エピソードとかカット。2時間でよくまとまってると思う。むしろ、最初からこの総集編劇場版があるとわかってたらテレビシリーズ見なくていいレベル。
 ライナーに連れ去られたエレンを取り戻そうとするミカサの主人公力、同じようにユミルのことを心配するクリスタの主人公力。最高。特にクリスタの作画はかわいさが半端ねえ。完璧。
 ライナーの拳の中のベルトルトからエレンを奪おうとするミカサの目力とか、ギャグかホラーにしか見えないんだけれど、本人たちに笑かす意思がまったくない上で全力でやってるので、狙ったギャグアニメよりよっぽど面白い。
 テレビシリーズのSeason3が2018年7月開始だそうです。でも、どうせSeason3でも完結までは行かないんでしょう?

劇場版 マジンガーZ/INFINITY(2018)

 いまさらマジンガー?と当然思ったし、PVを見ても不安は拭えなかったけれど、本編を見たら不満はすべて吹っ飛んだ。これがマジンガーZの最終章や!その他のスピンオフなんていらんかったんや!
 最初がグレートマジンガーの戦いから入るので「おいおい絵はきれいだけれど、ストーリーは大丈夫か」と心配してもしょうがないと思う。マジンガーなのに、「真ゲッター」感あったし。しかし、ジュンさんの妊娠描写で「きっちり後日談。いけるやん」と掌返し。あとは安定。もちろん、欠点というか瑕疵がないわけではないが、目をつぶって余裕でお釣りが来る。
 ヘンに、続くことに含みを持たせていないのもいい。