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20100410

[][][]イヴの時間 劇場版(2010)

 2008年7月から2009年9月にかけて配信された「イヴの時間ファースト・シーズン全6話を再編集して映画化。配信時の感想は→#01 AKIKO-イヴの時間-#02 SAMMY-イヴの仲間-#03 KOJI&RINA-イヴの恋人-#04 NAMELESS-イヴの人形-#05 CHIE&SHIMEI-イヴの旋律-#06 MASAKI-イヴの絆-。再編集といっても、エピソードの順番に変更はなく、それぞれのエピソード間をつなぐブリッジが用意されたほか、エピローグが追加されている。
 こっそりとヘアバンドをつけていたサミィが、実は母親からいろいろと髪型をいじってもらったことを覚えていたからの行動だったとか、ナギはこれまでにも多くの町で「イヴの時間」をやってきてことごとく閉店に追い込まれ、今はこの町に来ているとか、追加部分もけっこう重要。配信で見た人も多いのではないかと思ったけれど、カトランのくだりとテックスのくだりでは男性客でもすすり上げている人がいた。アレは反則だよね。

20090918

[][]#06 MASAKI-イヴの絆-<終>

 マサキがロボットにあからさまに嫌悪感を抱いていた理由は、マサキ宅のハウスロイドにあった。テックスと呼ばれるそのロボットはかつてマサキの一番の友達だったが、あるときマサキの父・アツロウの逆鱗に触れ、マサキとの会話を禁じられる。マサキが例え泣いて謝ろうと父親の命令が優先されテックスが喋ることはなく、やがてマサキもそのことに気付いた。アツロウはロボット倫理委員会に所属し、人間とロボットが過度に触れあう施設の取り締まりを行っていた。そのデータを取り扱うテックスは、取り締まり候補の中にマサキの通う「イヴの時間」があることに気付いた。
 ということで、1stシーズンのラストはマサキ(マサカズ)編。ロボットとのふれあいを嫌い、今回はとうとう「あのイヴの時間がなくなってしまえばいい」とすら考えたマサキだけれど、心の奥ではずっとテックスを信じ続けていたという面も。テックスはテックスで、アツロウの命令を守りつついかにマサキを守るかを苦労してはじき出した結果が、イヴの時間ルールに反して調査アンドロイドをロボットであると指摘することだったわけで、いかにアツロウの業が深いのかと思い知らされる。調査アンドロイドが店を出るまでの一瞬、マサキに「今までどう思ってたんだよ」と聞かれ、「ずっとマサカズ君のことを……」と答えたテックス。その先が何なのかを語る術はテックスにはないけれど、言葉がなくても伝わる気持ちはあるはず。素直になったマサキにはちゃんと伝わっているよ。
 そして最後の最後に、時坂事件について芦森博士とセトロの会話があり、続きに向けて伏線を張ったところで終了。事件に巻き込まれたらしい少女の顔、ナギに似ていた気がするけれど……。今すぐにでも続きが見たい作品。毎話15分(最終話だけ25分)というのも、続きが見たくなる絶妙な長さだった。

20090701

[][]#05 CHIE&SHIMEI-イヴの旋律-

 かつてピアノを志していたリクオ。しかし、ピアノコンクールにロボットが出るようになり、サミィがピアノを覚えて上手くなってしまったらと考え、ピアノをやめてしまっていた。マサキからシメイさんが試験運用中の育児用アンドロイドではないかという情報を知らされ、イヴの時間にシメイがいないことでチエにきつい言葉をかけてしまう。そんな自分がイヤで、イヴの時間の2階席で不貞寝してしまったリクオ。目が覚めると、つたないピアノが流れていて、それを演奏しているのはサミィだった。
 じわじわと心境を変化させてきたリクオだけれど、今回の変化は特に大きい。リクオもだけれど、サミィもだ。ずっとハウスロイドとして家事手伝いとかしてきたけれど、ちゃんとリクオがピアノを弾いているのを見守っていたんだなぁ。意識していないけれど、ロボットと人間はやっぱり通じ合えるんじゃないか。

20090501

[][]#04 NAMELESS-イヴの人形-

 またイヴの時間にやってきてダベっているリクオとマサキ。そこへやってきたのは、最近のハウスロイドとは全然違ういかにも「ロボット」な外見をした旧型ハウスロイドだった。いかにも人間であるかのように振る舞おうとする彼にリクオとマサキは翻弄される。
 かつてどこかの家で育児ロボットをしていたけれど、新型を購入されて捨てられたのか名前を消された「カトラン」。感情なんてないはずのロボットなのに、いつだったか名前を呼ばれた記憶を今も大事に覚えている……これなら、彼を放り出した人間たちのほうがよっぽど人間味がない。

20081130

[][]#03 KOJIRINA-イヴの恋人-

 お互いをアンドロイドだと知らないままに恋愛を繰り広げるコージとリナ。ここでも人間アンドロイドの差異は感じられない。

20080930

[][]#02 SAMMY-イヴの仲間-

 ハウスロイドにお礼を言うだけでドリ系呼ばわりか。まだまだハウスロイドは実用化が始まったばかりらしいけれど、なぜこの扱いが当然になったんだろうなぁ。主人のためにおいしいコーヒーを入れたいと思う、なんて個性が出てくるのはいいことだと思うんだけれど。
 お店の外ではきっとみんな無表情なハウスロイドなんだろうけれど、その分生き生きしているみたい。

20080731

[][]#01 AKIKO-イヴの時間-<新>

 15分のショートアニメ。第1話で概ね世界観がつかめるが、ハウスアンドロイドという言葉こそ独特ながら、人間とそっくりな外見をしたロボットと家族のように暮らすのか、それともロボットはロボットとして粗略に扱うかというのは他の作品でも散見されるテーマの一つ。この作品では、アンドロイドは外見上人間との違いはほぼゼロで頭の上にリングが表示されることで見分けが付くようになっているが、アンドロイドに入れ込みすぎるのは「ドリ系」と呼ばれてあんまり好まれないタイプとして見られているらしい。
 リクオが見つけたカフェ「イヴの時間」はそんな人間とロボットを区別しないというルールのカフェで、そこで出会った少女が実はロボットでした。もしカフェで出会っていなかったらリクオはアキコを最初からロボットだろうとしか思わなかっただろうし、逆に学校で出会わなかったらアキコは人間なんだと思っていたことだろう。人間とロボットとの差異なんて、こうなってみると無いも同然だ。映像の見せ方もスタイリッシュだし、次が気になる。