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20130928

[][][]劇場版 空の境界 未来福音(2013)

 @梅田ブルク7 シアター1
 前半約50分が「未来福音 extra chorus」、後半が「未来福音」の構成で、extra chorusあおきえい監督未来福音須藤友徳監督あおきえいはなんつっても第一章 俯瞰風景の監督でもあるしアンパイだけれど、須藤さんはこれがたぶん初監督なのでどーなるだろうと思ったが、(原作パワーもあるからか)いけるやん!Production I.G.だと黄瀬和哉が長らくキャラデザ作画監督をこなしつつも「監督」だけはやらずにきて、とうとう攻殻機動隊ARISEで「切り札」として担ぎ出されたなんて話を見かけたけど、ufotableはむしろ、作画監督までできるような人材監督業もやっておくべきという育成型なのかもしれない。
 俯瞰風景3Dを見てそれほど日が経ってないし、テレビ版もやってるし、そのイメージを持ったままextra chorusを見ることになったが、式や橙子のイメージが異なったのは線の細さかな?目の描かれ方とかが、適度に簡略化されていたような。未来福音では、また描かれ方がちょっと違うので、作画監督として入っている藤崎静香・菊池隼也の2名の差なのかも。
 式がナイフを手に戦いまくる……というお話ではない、かなり日常寄り、かつ会話劇で、どっしり腰を据えて単語の1つ1つまで聞き漏らさずに見たい作品。オーバーなアクションがない代わりに、細かい所作ではぐっと来るものも多い。式が珍しく赤面してデレを見せるところとか、未那の動き全般とか。
 これで原作の完全アニメ化はおしまいですが、「未来福音・序」パートを見てると、このあとの「探偵モノ」をアニメ化してくれれば、すっげぇ当たりそうなのになぁとおもた。積み重ねたエピソードと設定が相当量あるだけに、妄想の余地がありすぎて困る。石田彰サイコー。

20130717

[][][]空の境界 俯瞰風景3D (2013)

 @シネ・リーブル梅田
 2008年に公開された「空の境界 第一章 俯瞰風景」を3D化したもの。アバターが公開された当時、「撮影時点から3D化を前提として作っていた」ことが話題になって、そこまでハードル上げて大丈夫かと思っていたら作り込まれた世界にハマってしまう人が続出。3D映画ブームが起きて、これぞ商機と後処理で3D化した映画がぽこぽこ公開され、「タイタンの戦い」みたいにあんまり3Dの旨味のない作品が出てきて、「3Dである必要ってなくね?」と思っていたわけですが、いやいや、制作側にやる気と、それを作りきるだけの時間お金さえあれば、たとえ後から3D化してもこれだけのものが作れる、ということをわからせる作品になっていたのではなかろうか。
 2Dのままでも相当に奥行きを感じる作品だったけれど、巫条ビル上空に飛ぶ霧絵たちを見上げる絵、逆に巫条ビル屋上からいざ飛び降りんとする霧絵を見下ろす絵、とにかく世界が奥に広がっていく。橙子から、霧絵らは浮かんでいる(浮遊)のか飛んでいる(飛行)のかなんて話もあったけれど、3D化でこの映画は本当に俯瞰の絵を手に入れた。ガイドブックでは今後さらにS3D作品を作っていきたいと近藤Pが語ってるけど、それは必ずしも「空の境界の続き」ではないと思うなー。ufotable作品であれば、コヨーテラグタイムショーの第1話、12姉妹降下シーンはS3Dで見てみたくもある。

20090822

[][][]劇場版 空の境界 第七章「殺人考察(後)」 (2009)

 @テアトル梅田 シアター2
 絵コンテ段階では3時間近かったものをどうにか2時間5分(予告編含む)にしたらしい。
 再び発生した連続通り魔殺人事件に式が関係しているのではないかと考える幹也、そんな幹也の前から式が姿を消す。色々と事件のことを調べるうち、幹也はかつて高校で先輩だった白純里緒にたどり着く。
 かつて式に告白しこっぴどく振られた里緒による意趣返しのような話で、荒耶宗蓮によって起源に覚醒し"あちら側"に渡ってしまった里緒が同じく"あちら側"のはずの式を求め、式が"こちら側"に居続ける原因らしい幹也を排除するに至る。たぶん、単純化すれば式をめぐる三角関係で、常に旗色は不鮮明ながらも幹也にべったりしていた式に苛立った里緒が幹也を殺すべく動いてみたら、幹也のそばにいることに幸せを感じていた式の逆鱗に触れて逆に殺されたということだ。里緒に囚われて凌辱を受ける式の放つエロスは、普段すました顔をしているだけに尋常ではなかった。正直、劇場で見ていて恥ずかしくなるレベル。これならパンツじゃないから恥ずかしくないもん!と言いながらパンツで飛び回る魔女アニメを2時間鑑賞してた方が恥ずかしくない。まぁその分、そこから唾液が蒸発していき(式の熱で、らしい)再び立ち上がった式のかっこよさが引き立っているのかもしれないけど。
 幹也はずっと式のことが好きで側にいたいと考えていて、式は式で今まで自覚はしていなかったけれど幹也が側にいてくれることで幸せを感じられるという、長い長いのろけ話だったのさ。ヒーローなら里緒が式に対して攻撃する前に立ちはだかるぐらいのことはして欲しかったけれど、そちらのカタを式がつけてしまうのがこのカップルの関係なんだな。どうぞお幸せに。

20090124

[][][]劇場版 空の境界 第六章 忘却録音 (2008)

 鮮花と式のぱやぱや学園生活を見たかったんだという人にはお勧めの回だが、第一章の式vs霧絵屋上バトルみたいなものを期待する人にはかなり物足りないものがある。式の見せ場は玄霧皐月とのバトルなのだが、時間が短い上に倒すに至らず消化不良。鮮花と黄路美沙夜の方は多数の妖精を出してくるので見栄えはしたけれどなんかエフェクトだよりな感があり、鮮花が講堂のイスの背を渡っていく不安定な走りはいいなぁと思ったけれど、最後に立ちはだかった巨大妖精があんまり強そうに見えなかったので、倒した後の達成感みたいなものが弱い。
 あと、お話の面でも、佳織が薬漬けにされて禁断症状を苦にして自殺というのはぱっとしない理由だなぁと思った。調べたところ、原作では援助交際をさせられて妊娠してしまっていたそうで、その方が理由としてかなり強いんじゃないのか。第三章で藤乃が輪姦されていたし、そういうのが描けないわけじゃないようだが、ネタが被るから外したのだろうか。
 いずれにせよ、今回は鮮花と幹也の物語なので式の出番はなかったんだろう。あとは第七章に期待と言うところだが、どうもまたグロ方面になりそうで……。バトルものとしては第一章がピークだったのかな。

20080822

[][][][]劇場版 空の境界 第五章 矛盾螺旋(2008)

 @テアトル梅田 テアトル1
 上映時間が前4作までとは異なって2時間近くあったのだが、内容としては「螺旋構造」になぞらえたリピート内容の部分が多く、重要なフリだとはわかっていても、後半の戦闘に入るまではけっこうしんどかった。今回は式は主役というよりは物語のキーで、むしろ魅せる戦闘は橙子の方だった。

20080530

[][][]空の境界 第四章「伽藍の洞」 (2008)

 @シネセゾン渋谷
 小説で七部作を書くとしたら、中にはキャラクターの心理に深く迫るところあり、あるいは盛り上がる戦闘の場面がありというようなつくりもできるけれど、やはりそれぞれ一本ずつの映画として上映される以上は見所が必要なんだろうなぁ、とラストのバトルを見て思った。自分の中にできたがらんどうを自覚し、織の不在を受け入れるために必要な戦闘だったかもしれないが、今回のメインはどうも式と橙子のやり取りのほうにあるのかもしれんなぁと。
 式が襲われるくだり、目を包帯で覆ったままの少女を痛覚などない死体が襲い掛かるというシチュエーションは妙なエロスがあるな。橙子はもっとバーンと助けに来たり、ズバッと決めたりするのかと思いきや、式にお任せ。
 第一章の巫条霧絵や第三章の浅上藤乃、そしてまだ一般人としてしか姿を見せていないが白純里緒と、それぞれが力を得たのは荒耶宗蓮からということが示され、次章ではいよいよ宗蓮自身も前面に出てくるようなのだが、これって橙子の駒である式と、宗蓮の駒たちのいわば代理戦争的なものだったりするんだろうか。友人から借りた原作を先に読んでおくべきなのか、それとも展開を知らないままに映画を待つべきなのか、ちょっと悩みどころ。バリバリのアクション回っぽいから、それだけでも十分楽しめそうだけど。

20080330

[][][]空の境界 第三章 痛覚残留(2008)

 @池袋テアトルダイヤ ダイヤ2
 輪姦されても痛みを感じなかった浅上藤乃が、痛みを感じて復讐を開始するという実に救いようの無いストーリー。藤乃の能力が「ねじれ」のため、被害者はみんな体をねじ切られており、前回の(おそらく)織による連続殺人祭りに続いてグログロ。そして能登がエロエロ。
 式と藤乃の戦いはすごい密度を感じた。個々の動きでいうと第一章のビル屋上バトルの方が好みだが、やっぱり橋が落ちるのはなんか気持ちいいのだ。

20080322

[][][]空の境界 第二章 殺人考察(前)(2008)

 @テアトル梅田 テアトル1
 「空の境界」全七部のうち「殺人考察(後)」はラストの第七部だからちゃんとした解決を見られるのはラストに。
 グロ描写が多かったが、あの書き込みでもっと直接的に描かれていたら多分気分が悪くなっていただろうなぁという出来。アクションが目立つのは式が竹林で幹也を追い回すあたりだけだったが、夜の竹林に差し込む月光の描写なんかは非常に美しいなぁと思った。個人的に幹也のキャラクターは外見・性格ともに苦手なタイプなので、幹也の出番が多い第二章は第一章に比べてちょっと素直に楽しめなかったかも知れない。
 テアトル梅田の物販は人手が足りなくて大変。上映寸前まで列が捌けなかったのでかなり焦った。

20080308

[][][]空の境界 第一章 俯瞰風景(2008)

 @テアトル梅田 テアトル1
 ufotableが全力を投入して作っただけはあり、並の映画やOVAではとても敵わないクオリティだとは思う。奈須きのこの原作もあるし、ストーリーは興味深く、キャラクターの背景にも惹かれるところがあった。和装を好む式というキャラクターはもちろんだが、本田貴子の蒼崎橙子が素晴らしい。年上キャラはお任せだ。上映時間は予告編込みで59分だったが、1時間以上あるように感じる密度。内容がスッカスカの映画はちっとは見習って欲しい充実っぷり。劇場でのグッズの売れっぷりはすごかった。