2010-10-20 2010富邦台北マラソンが12月19日に開催/日本円で賞金約405
自分はものごころがついてから走りが苦手で、この年になってもいまだに走りの楽しさを発見することが出来ません。だからマラソンをする人、愛する人は偉いと思います。ただただ無言で走って、孤独に耐え、時には一人で、時には友達と、また時には顔見知りの大勢の人と42.195KMの完走を目指します。ですがこれ以上に気軽に出来、お金のかからないスポーツほかにはあるでしょうか?
台北市政府と路跑協会が主催する台北マラソンは、数年前から国際的に有名なINGグループの保険会社がスポンサーとなりました。そして一昨年よりその保険会社が台湾の富邦保険の傘下になったことにより「富邦台北マラソン」と改名されました。参加人数は国内外を合わせて年々増え、近年の公式発表では10万人を超えています。今では台湾で一番知名度が高い大規模なスポーツイベントだと言えるでしょう。
今回は台湾のマラソン選手のレベルアップを図ると同時に皆様にマラソンへの興味をより深く持ってもらえるよう、国籍を問わず全ての参加者の中から上位にランキングされた方に賞金が贈られます。最高額はフルマラソンの部で男子が2時間11分05秒、女子2時間30分05秒以内のタイムで1位になった選手に約405万円(日本円換算)の賞金が与えられます。その他の賞金は走者ランキングにより異なります。しかし要注意点は外国籍の受賞者の場合は賞金の20%が税金として引かれることです。
賞金を目指すランナーがいらっしゃるなら是非この機会に頑張っていただきたいです。マラソンをこよなく愛する方に、日本ではまだまだ知名度はありませんがこの台湾屈指のマラソン大会に参加してもらいたいと心より願っています。走るほかに美味しい物を堪能したり、現地の人と交流したり、沿道に聞き慣れない応援の加油!加油!(頑張れ)を受けたり、きっと普通の旅行とはひと味違う楽しい体験が出来ると思います。
私は参加しない代りに参加したい方々のお手伝いさせて頂きます。
お問い合わせ先:(株)東京ツアーズチェーン(台湾ホテルチェーン)
TEL:03-3262-6935 メール:cck47670@nyc.odn.ne.jp
2010-10-04 台湾ってどんなところ(三十)
今まで台湾の輪郭(気候風土、飲食事情、生活習慣など)について色々と書いてきました。この最終回になって改めて気づいた事は漢字を使う国の人にとって、台湾は一人から友達何人かの小グループで、気ままにさっと行けて、二、三日の短期滞在だけでも楽しめる海外旅行地であるということです。
漢字が分かるということは、他国の言葉が分からない不安感を少しでも和らげる効果があります。羅列された漢字で並べられた文書の意味がさっぱりでもそのいくつかの単語が分かれば全体の雰囲気がつかめます。これが出来るか出来ないかで精神的にものすごく違ってきます。またこれが出きれば海外旅行に馴れてない人に大した心配をせずに見知らぬ街を散策しに行こう、そして楽しもうという動力に繋ぎます。
台湾に行ったことがある人にお話をすると、私は最初に台湾の印象を伺います。道中の色んな珍事を聞かされたり、お料理は脂っこいイメージと違って、意外とさっぱりしている、美味しいウーロン茶に感激し、海外だけど日本にいる錯覚もあるし、とにかくなんか懐かしい雰囲気を感じとくれるようです。ずっと都会の街を観光するのもいいけど、滞在日数の余裕があれば足を伸ばしてのんびり地方に一泊二日の旅行、いわゆる旅行中の旅行もしたいし、ようは決められた日程の中で慌しく次から次へ移動したくないと言う感想も持たれるようです。
これについては私も同感です。特に新幹線が建設されてから台北から南の高雄までの移動時間がぐんど短縮され、途中下車してぶらり地方都市を散策する事も可能となり、台湾の西側はまさに一日生活圏になりました。
例えば何日か滞在中にこんな1日プランは如何ですか? 主に新幹線を利用して、台北(8:00出発)−台中(9時ぐらい着)ぶらり散策―13:00乗車―14:00高雄着、地下鉄で高雄市内のシンボルとも言える愛河のオープンカフェでお茶を楽しむ、お気に入りレストランで食事―21:00台北へーホテルに戻る前に、癒しで足裏マサージへ、最後は夜市の屋台でちょっと夜食で小腹を満足させ、24:00に就寝。
どうですか?本当は私もこのようなプランをまだ体験した事がありません。ですから感想こそを語れませんが、時間の面で考えたら無理なく実現できます。いつか実行する相棒が現れたら実行してみます。その前に、もしどなた様が実行したらぜひご感想を聞かせて下さい。
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2010-09-10 台湾ってどんなところ(二十九)
以前の職場には「台湾・ロングステイ」を推進する企画がありました。企画の趣旨はタイトルのままで「ようこそ!台湾へ長期滞在!」。誘致対象は定年になった日本の方々、つまり元気なシルバー族の皆様です。
私はこの企画PRの中心メンバーを命じられました。本音を言えば全く着手不能で、逃げたくて仕方がありませんでした。貧乏くじもいいところだと心の底で嘆きました。まず自分自身に老後に海外で長期滞在する冒険精神が湧いてくるとは思えないし、そもそも今の自分がすでに海外ロングステイしています。馴染むまでのエネルギーは若さからゆえ何とかなりましたが、必要なのはチャレンジ精神でも強靭な意志でもありません。だから仮にもう一度機会があったら絶対にご遠慮させて頂きます。
悩んだすえ、まずはネーミングを批判するところから始めました。ロングステイのロングに異議あり、ロングって人によって感覚が違うし、ステイはいいけど、なぜロングでなければいけないのですか?ショートじゃだめですか?今で言うと今年の流行語大賞にノミネートされるかもしれませんがあの蓮舫議員がおっしゃった「なぜ一位でなければいけないのですか?二位じゃだめですか?」に近い発想でした。
そう思った突端に開き直りました。普通の台湾一周のツアー日数は長くても一週間で、それだけではその内容は慌ただしい部分があると感じます。もしのんびりと廻りたいなら一カ月もあればいいかもしれません。しかも一定の拠点地から出かけ、二、三日したら戻って、何日間か休んでからまた出かければいい。これなら何となく異国で短期生活体験と旅行を兼ねた形になるし、ロングステイの入り口として関心を持っていただければ、その後は進展の経過と共に進めて行けば良いと思いました。
中国語の話せない日本人が始めて台湾へ行ってちょっと暮らそうと思ったら、今度は宿泊先にいる時間が多くなります。その場合は何があればいいのかを考えたら、やはり日本のニュースを見たい、その他の番組も見られたらなおさらよい。それは全く問題ありません。ビデオのレンタルショップの品数も充実しています。
食と言えば、外資系のファーストフード店、日系のフランチャイズの飲食店、コンビニ、それから日系百貨店に和食の調味料やインスタント食品も充実しています。外のなんちゃって和食が口に合わなければ自分で作ればいいと思います。なにせお肉や野菜などは味が濃い、あとはあなたの腕次第です。
それから、日本にいる友人や家族とさりげなく連絡をとりたいならパソコンを持って行けばいい。街を歩けば漢字の看板ばっかりでなんの店か想像しやすいですし、意味が分かれば不安もないです。たまに日本語で道を訪ねたり、買い物をしたり、飲食店で注文したりした時に思いもよらぬ日本語で返してくれる場合だってあります。日本のアーティストのコンサートなら、もしかして台湾のほうがチケットをゲットしやすい。以上の色々な事を考えたら日本の人にとって、ますます台湾は避寒地、ロングバケーションのいい選択地だと思いました。
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2010-09-08 台湾ってどんなところ(二十八)
台湾でも高齢少子化問題が近年になって著しく注目されています。昨年度の統計発表では出生率が千分の8.3になって、ドイツと並んで出生率の低い国となりました。
私が小学生の時、国が「一人ッ子は少なくない、二人はちょうどいい。」というスローガンをテレビCMで流した記憶があります。今振りかえれば、当時はベビーブーム時代でしたね。国が国民の子作りをしすぎる傾向を心配する気持ちがあったから、ああいうようなスローガンを掲げたのでしょう。そしてまばゆい時代の変化で今日では高齢少子化社会、逆に若い夫婦が子供を生んでくれるかに悩み、これだという解決策はなかなかないようです。
台湾では日本みたいに赤ちゃんを預ける保育園がないのです。共稼ぎの家庭が普通なので、一昔では、子供が産まれたら大体お婆ちゃんに面倒を見てもらっていました。これが原因の一つかもしれませんが、結婚後両親と同居する人が多く、特に長男の場合はどうしても頼られる存在ですから、同居を望む話を聞いてもびっくりしません。
でもそれは一昔の事なのです。現在では孫の面倒を見たくないお婆ちゃんが増え、更に二人の生活を楽しみたいと考える夫婦も多いようです。だから子供がいなくても良いと経済面での有利さを考えたりする一方で、このように子供を産むのに慎重になりストレスや晩婚化の影響で不妊を悩む女性も少なくありません。もう二人以上の子供を出産する女性の存在が珍しいのかもしれません。
台湾の高齢少子化が社会にもたらす影響は早くもいろんなところで現れています。一番びっくりしたのは大学受験の合格率が9割までに上昇したことでしょう。
台湾の大学受験制度は決まった受験日に各地で同時開催、後日に成績表が送られて来たら点数を基準に自分の希望する学校と学部を登録するというものです。名門校と人気のある学部の点数が高くて受かり難いのは、今も昔も変わりません。
変わったのは大学に簡単に入れる事です。9割の合格率とは、ほとんどの受験生が大学に受かるという意味で、本来なら学校側も成績優秀な学生を取りたいのですが、でも全体的の受験者が大幅減少のため、知名度の低い大学は学校の経営を考えたら入学生を確保することが第一の優先事項になります。
それだけではありません。学校の先生だって余る一方で、浪人教師も増え、学校の先生という職業につくことは日本でいうと東大みたいな台湾大学に受かるより狭き門かもしれません。
でも簡単に大学へ行けるなら受験のプレシャーが少し緩和されるではないですか?
そこのところはまだ学歴社会の呪文が解かれていないので、結局は親は子供に難関校へ行きを望む、子供自身も学歴社会の雰囲気に包まれ、小さいから習い事、その後は学習塾に通います。
学習塾も少子化の影響で、塾生の確保に必死、政府もどうすれば女性の出産意欲を高めさせることができるのか模索しています。
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2010-09-07 台湾ってどんなところ(二十七)
台湾のお葬式では多くの紙製の物を燃やします。例えば紙製のお金、お家、車、お手伝いさんなどなどです。それは昔からの仏教や道教から通じる風習で、もっと言えば多くの台湾の人は死後の世界と今の世界が同じような情景と考えているからでしょう。故人を偲ぶ一方で、あの世にいっても不自由のないようにと祈っているのです。
こんなわけで、故人のために燃やして贈る紙製品を製造する専門業者がいます。そして紙製品の製作技術も時代と共に進化しています。もはやぺらぺらの象徴的なものではなく、本物そっくりの立体模型になっています。お家ならご希望の外観から内部に置いて欲しい家具や電気製品などすべて応えてくれます。インターネットの時代だから、パソコン、i Phone、iPadだけでなく、ゲーム好きなら最新のゲーム機とソフトも可能です。お値段はちょっと調べたところ、お家は5万からですが、なかには50万の物(物件)もありますし、i PhoneやiPadなら大体5千円ほどです。寸法は大きい物ならミニチュアにしますが、小さい物なら実物大のようです。
どうですか?高いですか?安いですか?
もし本当に死後の世界が生前の世界と同じなら、生前はプール付きのお家は住めなくても、死後は親族がプールつきの模型を燃やしてくれて、そして住めるならお安いでしょう!i PhoneやiPadだって同じ、死んだら約1/10のお値段で入手可能ですからね!だからと言っては死んだほうがいいのではないから、くれぐれも誤解なさらぬようにお願いします。
紙でこのようなビジネスが成り立つのは世界から見れば多分珍しいのではないかと思います。しかもこのような精巧な紙模型がもとめられているので、意外と時代にあった新しい感覚が必要とされていて、伝統や昔ながらの職人芸と離れて若い人の参入が多いみたいです。
ここで一つのブラックユーモアをご紹介します。
友達にあれ欲しい、これ欲しいと言われた時、台湾ではよくそのうちに燃やしてあげると言い返したりします。でもこれは本当に冗談が言える仲に限ります。親族や目上の人に対しては言いたくても絶対我慢、でないと大変な事になります。なんせ台湾の人は縁起の悪い事は冗談でも言えないのが普通で、死者の対し敬う気持ちは宗教を前提にしてお葬式を通じて表現しますし、大切な人を失くした悲しみは勿論ですが、あの世でどう生活するかまで気にするからです。
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