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2015年11月03日(火)

[]砂の王宮 砂の王宮を含むブックマーク

作者:楡周平集英社

単行本オビ

戦後神戸三宮闇市で薬屋を営んでいた塙太吉は、進駐軍将校相手に御用聞きをしている深町信介と出会う。

薬を大量に売り捌くという深町の提案に乗った塙は、膨大な儲けを手にする。

昭和32年、門真にスーパーマーケット「誠実屋」を開業

その後、格安牛肉店頭に並べることに成功し、業績は劇的に向上した。

東京への進出計画も順調に進むが、不動産王・久島栄太郎に弱みを握られ、さらに意図せず深町の死に関わってしまい、塙は絶体絶命の危機に陥る。



二部構成となっている作品で、塙太吉は戦後の混乱の中、薬屋からスーパーマーケット開業

仲間に恵まれ、関西大成功するが、東京進出の際に、不動産王の久島に騙され窮地に陥る。

仲間の深町を見殺しにしたところで第一部は終了。


第二部は、窮地を脱した塙太吉は、日本代表する流通王となっており、後継者問題に悩んでいた。

リニアの開通が見込まれる山梨土地を買いあさり人生集大成となるショッピングセンターを計画。

だが、地元レストラン経営する県会議員の瀬島が反対に回り、出店阻止を目論む。


終盤に塙と瀬島の関係が明らかになるのだが、少し余計な気もした。

ただ、戦後から現代まで駆け抜けた成功者物語面白かった。

塙はダイエーの創業者の中内功、久島はホテルニュージャパン横井モデルとなっている。


砂の王宮

砂の王宮