2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

やる気ありません

今日でひとつの大きなプロジェクトが終了した。明日から何をしようかと思う。 プロジェクト終了を見届ける立場になった年明けからはやる気がない。 最近はWEBサイトの作成に関する案件も入ってきているが手をつけていない。 「暇だ。やる気もない。」と前…

虹を操る少年

作者:東野圭吾|講談社文庫 幼いころから色彩認識能力に優れた光瑠は、年を経るに従い、天才的な能力を発揮し始める。 高校生になると「光楽」という、光を自由に操る芸術で、子供達を魅了するようになる。 光瑠のコンサートの間隔が開くと、禁断症状に似た…

帰らざる日々

作者:小暮俊作|幻冬舎 幻冬舎のアウトロー大賞受賞作とオビに書かれていたので、期待して読んだ。 道上謙介は敵対するヤクザを射殺し、9年の懲役を勤め、かたぎに戻っていた。 組長の墓参りに訪れると、以前の恋人の麗子に出会う。何か思いつめている雰囲…

レイクサイド

作者:東野圭吾|実業之日本社 並木俊介は息子の私立中学受験のための合宿地に、遅れて合流する。 妻と息子、他の3家族と、塾講師が先に滞在していたが、何となくおかしな雰囲気。 そんななか、俊介の会社の部下で、愛人がその別荘地に突然、訪ねてくる。 …

サボることの不安

WEBの仕事を離れて、新しいプロジェクトを推進してきたが、まもなく終わる。 その後の仕事は今のところ、宙ぶらりんだ。「新しい事業を考えてくれ」 と言われているが、考えることに疲れて、年が明けてからサボりがちだ。 自分の席は事務所の一番奥にある…

トワイライト

作者:重松清|文春文庫 小学校の卒業記念で埋めたタイムカプセルを26年ぶりに掘り起こすところから話は始まる。 久々に集まった同級生達は40歳手前で、かつての小学校は廃校になっていた。 彼らが暮らした「ニュータウン」も空き部屋が目立ち、活気がなくな…

ヒステリー

男がヒステリーを起こすのはたまらなく見苦しい。 普段は猫なで声で、やわらかい口調だが、何度も豹変するのをみるとうんざり。 スイッチのオン・オフがわかりやすいから、それを察知すればいいのだけど、 そんな人に気を配るのはイヤだから、無視するスタン…

4TEEN

作者:石田衣良|新潮文庫 月島を自転車で駆け抜ける14歳の少年4人の仲間の連作集。直木賞受賞作。 早老症の仲間に援助交際をする女子高生をあてがったり、 登校拒否の拒食症の女子に惹かれたり、 クラスメイトに煽られて、校舎の4階から飛び降りたり、 出…

不本意

朝、晴れていたけど、雪は残っていて、路面は凍っていた。 ビクビクしながら九段の坂を自転車で下りた。幸いすべることはなかった。 それにしてものどの調子が悪い。痰を無理に切ろうとすると吐き気がする。 口の中はからからに乾いている。昨年のような絶不…

豪雪地帯に住む、お年寄りの番組を見た。 自衛隊が雪かきに行っているのはおかしいし、国の予算を使うくらいなら、 インフラの整備された都市に住むべきと思っていたが、少し考えを変えた。 あの人たちは、ずっとあの家を守り通してきたのだ。 何を言ってい…

扉は閉ざされたまま

作者:石持浅海|祥伝社 06年度「このミステリーがすごい」の第2位作品。 冒頭、犯人が殺人を冒し、密室を作るところから始まる。 成城の豪華なペンションに大学時代の仲間が同窓会を開くために集まる。 伏見は後輩の新山を殺害し、そのまま仲間達と宴会で盛…

死してなお君を

作者:赤井三尋|講談社 昭和32年、売春防止法が施行されようとする時期の物語。 検事を辞めた敷島は、海運会社を経営する北江から娘の捜索を依頼される。 相棒となった榊原と東京の赤線街を捜索していると夕子という娼婦に出会う。 激しく惹かれあうように…

千代田区も雪だ

自宅のベランダから写真を撮ってみた。これは本当に東京のど真ん中か? 真っ白な空の下、不思議な気分で大半を自宅で過ごした。

発注が来た

WEB

WEBデザインの仕事を離れ、半年が経った。新しい仕事は面白いが、物足りない。 新しい組織に来て、一つだけコンテンツを作ったのだが、不本意な出来栄え。 完全にやる気をなくさせる取締役の一言で、放置してしまったコンテンツだ。 それが、あるプロジェク…

大変ですね

ライブドアの強制捜査後、新聞もネットも連日報道が過熱している。 堀江社長のブログのコメントも2千件以上書き込みがあって、 「社長頑張れ」みたいなコメントが、徐々に「金返せ」に移ってきているのは笑った。 マンションの耐震偽装もそうだけど、欲をか…

グッドラックららばい

作者:平安寿子|講談社文庫 父、母、姉、妹の4人家族の20年を描いた小説だが、重さはない。 姉の高校の卒業式の日に、母が家出するところから話は始まる。 父は信用金庫に勤め、貯蓄と倹約だけが趣味で、内外で「文鎮」と呼ばれている。 自分の妻の家出に…

1月17日

今日は阪神淡路大震災から11年目。あの時、自分は大阪に住んでいた。 身の周りに被害はなかったけど、天井にヒビが入った。 知り合いで死んだ人はいなかったが、家が壊れてしまった人はいた。 大阪と神戸は近いのだが、被害の状況は全然違っていた。 職場に…

焦燥感と期待感

何となく、1日が短くなっているように思う。 それが、忙しさによる充実感だったらいいのだけど、そうは思えない。 仕事に対するやる気はないし、たいした成果も出していない。 むしろサボっている時間の方が多いくらいだ。 でも、1日が短い。焦燥感と期待感…

砂漠の薔薇

作者:新堂冬樹|幻冬舎 最近のほのぼの路線の作品は読まなかったので、久々に読んだ。 テーマはお受験で、主人公は被害妄想に凝り固まった主婦。 「何でそこまで先読みして、不幸なことを考えるの?」 ということを考える人物を書かせたら、この作者の右に…

誰も知らない名言集

作者:リリー・フランキー|幻冬舎文庫 イチロー君へ「野生のような鴨になれ」−長嶋茂雄 というオビが笑えたので読んでみることにした。 中身は作者が出会った人たちの何気ない発言のエピソード集だ。でも面白い。 「これは本番ではありません」「次の日は苦…

容疑者Xの献身

作者:東野圭吾|文藝春秋 「2005年度このミステリーがすごい」などの各投票の第1位を獲得した作品。 直木賞候補にも選ばれている。で、期待して読んだ。 弁当屋に勤める女性が、離婚した元夫に付きまとわれ、はずみで殺してしまう。 隣に住む数学教師の石神…

どうする?

退屈な仕事はイヤだと公言していると、組織は新しい仕事をどんどん振ってくる。 その要求に応えようとやってきたが、最近は何だかどうでもよくなってしまった。 もう今の仕事でええわ。なんて変化を好まなくなっている自分がいる。 単に疲れているのかと思う…

わくらば日記

作者:朱川湊人|角川書店 話は面白く、共感させられる表現や、物悲しい文章が印象的。 この作品は昭和30年代の東京の下町を舞台にした姉妹の物語で短編集。 妹の視点で描かれるが、主役は人の記憶を覗くことのできる病弱な姉だ。 ひき逃げ事件の犯人を言い…

疾走(上・下)

作者:重松清|角川文庫 舞台はイニシャルだが、たぶん岡山県だ。「浜」と「沖」と呼ばれる土地。 「浜」に住む4人家族の次男が主人公。子供のころから兄を慕っている。 「浜」の人間は「沖」に住む人を蔑ずんでいたが、リゾート開発が持ち上がり一変。 次…

神保町の美味しい店

自宅のある九段の坂の上には食べる店がほとんどない。 職場が坂の下にあるので、神保町で食事をとることが多い。 店は多く、不味い店もあるのだが、不思議とつぶれない。 自分の中でランチのローテーションに入っている店は、 ●ときじ亭・・・生姜焼き ●出目…

セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴

作者:島田荘司|角川文庫 最近出た本だが、舞台は「占星術殺人事件」直後の話。 最初の30ページは歴史の講義かと思ったが、本編は御手洗の活躍を描く。 西神田の教会であるものを埋めた老婆が倒れた話を聞いた御手洗。 「これは大事件です」と断言して、友…

寒い

羽毛布団だけでは、寒くてたまらないので、毛布をのせて寝た。 今朝起きると、顔が冷たかった。温度計を確認すると、室内が7℃。 何だ、この温度は?布団から出ると震えが止まらなかった。 風邪かと思ったが、今シーズンは不思議と体調がいい。 うがい励行の…

予知夢

作者:東野圭吾|文春文庫 天才物理学者湯川が様々な怪事件に挑む、「探偵ガリレオ」に続く第2弾。 前作に続き、こちらも短編集になっている。 「夢想る」「霊視る」「騒霊ぐ」「絞殺る」「予知る」の5編収録。 ストーカーとなった男は少女が生まれる前か…

大人のための残酷童話

作者:倉橋由美子|新潮文庫 ギリシャ神話、アンデルセン、グリム、日本昔話などのよく知られた話を、 作者が独特の解釈で改編して、毒のある25編で収録されている。 結末はオリジナルから程遠いものになっているが、これはこれで面白い。 結末の教訓は当た…

「八つ墓村」は実在する

作者:蜂巣敦|ミリオン出版 横溝正史の「八つ墓村」と言えば「津山30人殺し」をベースにしていることが有名だ。 この本も最初は68年前に事件の起きた部落を訪れるところから始まる。 津山の事件は複数の本で概要は知っていたので、新しい発見はなかった。 …