- 作者: 近藤史恵
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/06/10
- メディア: 文庫
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家政婦のミタ
ひゃー! 最終回40%ですってよ! これだけ娯楽がある時代に40%はすごい。驚きです。紅白とかのレベルの数字ですよね*1。始まる前はまさかこんな話題作になるとは思ってなかったので、このドラマのオファーを受けた事務所及び菜々子はすごいなあと感じました。でもってミタさんを引きずることなくサクッと次の月9に出ちゃうあたり、戦略家だわ。そこら辺の嗅覚半端ない。
たぶんだけど来年は2匹目のどじょうを狙ったドラマが作られる事間違いなしとも思いました(苦笑) ミタさんの数字がぐんぐん上がり始めたあたりから色んな会議が開かれてたとは思いますがな。しかし二番煎じは所詮は二番煎じでしかないので、もっと前向きに面白いドラマを今後とも作っていただきたいのですよ。
でもってその最終回、うまくまとまってたなあと思いました。伏線の回収の仕方もお見事でした。ミタさんの笑顔を業務命令という形で引き出すのもギリギリのあざとさでうまいなあと思います。お約束を上手に利用しながらの緊張と緩和のバランスの取り方が程よかったです。大きなぶれもなく、最後までいけたのはよかったなあと感じました。
勝地くんのくだりは笑ったなあと。リバウンドに続いて相武ちゃんとはうまくいかない運命なのねえと思ってたらば、そこで繋がるのかーって(笑) うまいこと帳尻があってにんまりしたものです。あと、ミタさんがうららちゃんにビンタするとこがちょっとおかしかったです。ややコントチックな流れ。
感動ポイントだったらしいけれど、個人的にはアドリブはいらなかったです。遊川さんの作り込まれた言葉が聞きたかった。後だしで「実はあそこはアドリブなんですよー。一発OKのシーンだったんですよー。どう、感動的でしょ?」って言われるのってあんまり好きじゃないもの。ドラマだけで「どうよ!」ってドヤ顔して欲しいんだもの*2。