中高年オヤジがいっぱい! 池袋新文芸坐「若尾文子」特集

家内が新聞の劇場招待に当たったということで

土曜に池袋新文芸坐に映画を観に行ってまいりました。



何を観たのかと言うと

「爛(ただれ)」「偽大学生」の二本。


いずれも若尾文子主演のモノクロ映画で

この日は

「日本映画のヒロイン(7) 若尾文子 鮮烈と可憐〜第二章〜」

と言う特集の最終日だったのです。



実は私、

増村保造×若尾文子の作品が、

バター入りの飲み物みたいで、

なんだか苦手と言う意識があったのですが、

この二本はめちゃくちゃ面白かった。



モノクロだったのが

よかったのかな。





映画に加えて楽しかったのが

劇場に来ていた客層。



60以上の男(しかも一人客)が、異常に多い(笑)。



生真面目な顔して来てるけど

おじさん、

若尾文子ファンでしょ?



そう思ったら、

とても微笑ましくなりました。




家内に感謝。






※「爛」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD19416/
痴情のジェットコースタームービーみたいな映画。それにしても、水谷良重はきついなぁ。田宮二郎の無節操さが出て良い人選でした(笑)。


※「偽大学生」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD19552/index.html
なぜ主演がジェリー藤尾?と思ったら、話が進んでいくうちに納得。観客に感情移入させないためなんでしょうね。「爛」同様、人選が絶妙です。