第16話「イサコの病室」

「簡単に解けた謎には裏がある」

というのがミステリ読みの常識なんですが、今回はそれが通用するのでしょうか?
16話の伏線回収がちょっとあっさりしすぎてて物足りないんですけど…

という事で、度重なるピーピング・トムがばれてヤサコの下僕確定っぽいアキラくん、おめでとう!
黒ヤサコに虐げられるのも結構いいかも知れないよ。
色々素質(巨乳・年上・ツンデレ好き)があるようだし。


さて、前回のヤサコ回想シーンに出てきた4423左腕の傷跡が、イサコのいた病室に寝ている患者の腕の傷跡と一致して、「4423イサコの兄」という感じで色々謎が解けた、ように見えるのですが…


間もなく日付も変わって土曜日になってしまうので、現状の疑問点と考察を手短にまとめてみました。

1 電脳世界では左右が反転していたのでは?
まあ、厳密な左右反転ではないようなので、別人という可能性は低いが、恣意的に反転されているので後で何か出てくる可能性は否定できない。


2 時系列の問題。
4号棟4階23号室の病室番号「4423」がヤサコ回想の4423だとすると、意識不明・寝たきりの本人が病室番号を知っている事になる。
ヤサコが遭遇したのは祖父の葬儀の時ですが、4423が意識不明になったのは4年前。
自分で名乗った暗号名4423が後の病室番号と一致する、というのは無理があるのでは?
意識不明になる前から4423号室にに入院していた可能性が濃厚か?
イサコ祖父本棚の「臨床4423」ファイルがそれを示唆している?


3 病院
  初期のメガネ開発はメガマス社ではなくコイルス社。(ゆすらさんの解読)
  メガマス社はコイルス社を買収した。(これは小説版でも同じ設定)
  では何故メガマス社は大黒市に総合病院を設立しているのだろうか?
  過去の重厚長大企業であれば、企業城下町に数千〜数万人の社員・家族を抱えるため、病院を持っていたが、ハイテク産業と見られるメガマス社がそれ程の人員を擁しているとは思えない。
  メガネの臨床研究を表看板として、裏でメガネ関連事故の被害者を収容しているのではないか?


4 初期コイル電脳探偵局
  玉子、猫目4423には面識が無い?だとすると、あとの二人は誰?
  猫目「電脳コイル」という単語を持ち出した事、探偵局の名称に「コイル」が入っている事などから、コイルス社若しくは初期電脳メガネとの関連性は高いと思われる。
  後の2名が、ヨシフミミチコでないとすると誰になるのか?


5 設定として存在する「ノブヒコ」はいつ出てくるのか?
  最年長が14歳設定なので、コイル探偵局初期メンバーではない?
  4年前に14歳で意識不明になった?(また1年ずれ問題?)


6 4年前に発生した集団意識不明事件の真相は?
  コイル電脳探偵局初期メンバーが原因を作り、メガばあが後始末をしたのではないか。
  「あちら側」への鍵を開けて「道」を繋げてしまったために、以降大黒市では何度フォーマットしても古い空間が発生するとか


7 玉子たちの権限
  警察権は無いが、現行犯なら押さえられる。(逮捕?)
  メガマス社の私有財産や企業秘密を犯した場合、現行犯で捕まえられるのか?


といった感じで、相変わらず何も判ってないのと大差ないですね。

それよりも、あのイサコ様が「大人は判ってくれない」という子供じみた発言をしたのが一番のショックです。(いや、子供ですけど…)
なんか普通っぽくなっちゃって残念だなぁ〜

さて、次回以降のサブタイトルは…

9月22日 第17話 最後の夏休み
9月29日 第18話 異界への扉
10月 6日 第19話 黒い訪問者
10月13日 第20話 カンナとヤサコ

20話が気になります。
なんかヤバいよ!


<追記>2007/9/22 20:24
あぅう…一番手を抜いてた時に限ってピンポイントで、どんだけぇ〜
という事で、きなこ餅コミックさま(ゆすらさん)に取り上げていただいたのですが、抜粋部分がもう全然日本語になってなくて悶絶してます。

あ〜もう、ちゃんと推敲すればよかった。
いつもなら、書いた後暫く放置して読み返してからアップするんですが、昨夜は時間がなかったのと酔っ払ってたので、勢いで上げちゃいました。反省。

ちなみに今日のオンエア分はまだ見てません。
っていうか、今夜は見れないと思うので、改めて上記の推敲含めて手をつけるつもりです。

あ〜赤面した。


<関連記事>
第15話「駅向こうの少年」

第14話「いきものの記録」

第13話「最後の首長竜」

第11話「沈没!大黒市」

第10話「カンナの日記」

磯光雄監督インタビューより

メモ

第7話「出動!!コイル探偵局」

第6話「赤いオートマトン」

第5話「メタバグ争奪バスツアー」

第4話「大黒市黒客クラブ」

第3話「優子と勇子」

第2話「コイル電脳探偵局」

第1話「メガネの子供たち」


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