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2015-04-15

授業準備の各段階での、準備の進め方2毎回の授業準備

前回、「一年間の授業計画」と「各単元の、はじめから最後までの流れ」における、準備に用いる発想のツールについて書きました。

授業準備の各段階での、準備の進め方1「年間計画」と「単元計画」

今回は、単元内の、1回1回の授業は、何を使い、どのように準備しているのかについて、です。

単元内の、1回1回の授業

「一年間の授業計画」や「各単元の、はじめから最後までの流れ」は、ざっくり考えていましたが、「単元内の、1回1回の授業」は、細かい部分まで作り込んでいく必要があります。どういう問いかけをするのか、どのタイミングで演習を組み込むのか、話はどのくらいの長さにまとめるのか、などなど。60分間の授業をどのように展開していくのか、イメージできないまま授業の本番に臨むことほど恐ろしいことはありません。

この、1回1回の授業の内容を考える際に使っているのが、A4の紙です。1枚ではなく、何枚も。そして、チェックリストに沿って考えていきます。

■チェックリストを活用する

1回1回の授業では、必ず考えるべきことがいくつかあります。その授業の”ねらい”であったり、メインの問題、板書計画や、用意するプリント・教材はどうするか、どういった流れで、授業を展開していくのか、などなど。毎回必ず考えるべきことがあるのであれば、チェックリストはとても有効です。チェックリストがあれば、もれなく準備を進めていくことができますし、項目の一つ一つに集中しながら準備を進めることができるため、思考もはかどります。また、完成までのどの程度の進捗状況なのかを把握することにも役立つので、へんに「あれもせな、あわわ、これもせな」と焦ることもありません。

A4の紙を、何枚も使う

チェックリストを参照しつつ、各項目について考える際には、A4の紙を使います。たいていは、プリントミスの裏紙を使用しています。

裏紙なのでもったいないとか考える必要もなく、とにかく手を動かし、教える内容、定めるべきこと、板書の計画などなど、じゃんじゃん紙に書き出していきます。だーっとかき出すので、1回の授業の計画を立てるたびに、だいたい3〜5枚の紙が消費されます。

書き出した内容を見ながら、俯瞰しつつ、流れを定め、やじるしを書き足し、順番を整えていきます。強調したいことがあれば丸でぐるぐる囲んでおいたり、色ペンを使って書き込んだりします。なぜこんなにラフに書いていくのかというと、書き出した数枚のA4の紙を見ながら、最終的には1枚の紙にぎゅーっとまとめるからです。

これが、ノートではなく、ペラペラの紙を使う理由です。この手を動かす作業をノートでやってしまうと、1回の授業について考えたことが、何ページにもわたり書き出されることになってしまいます。こうなると、最終的に一枚にまとめる際に、ペラペラめくりながら見返さないといけなようになり、とっても煩わしくなっちゃいます。紙に書いておけば、それらを並べておけば、今まで書き付けた事柄たちを見ながら、俯瞰しながら、1枚へとまとめていくことができます。

最後に、A4サイズ1枚に凝縮する

そして最後に、前述した通り、書き出した事柄たちを、ぎゅーっと一枚のA4の紙にまとめていきます。ぼくは、このときにA5サイズのノートを使っています。見開き1ページにまとめることを目的としているため、一回の授業の内容が何ページにもわたることがありません。見開き1ページで、完結。

その際、チェックリストを元にいろいろと書き出したA4の紙たちを並べ、眺めながら見開き1ページへと内容を凝縮していきます。その授業での目標やねらい、板書の計画、授業での流れや、問いかけ、注意する点、扱う内容などを書いていきます。それまでに必要な要素はすべてA4の紙たちに書き出しているので、比較的スムーズに進めることができます。まとめる中でまた新たな思いつきを採用することもあり、自分の中ではとても大切なプロセスとなっています。

授業の計画は、今後の自分の授業力を上げていくためにも後々まで残しておきます。残すのはもちろん、凝縮されたA4サイズの見開き1ページの部分。それまでに書き出した紙たちは、基本的にはもう捨ててしまうのですが、凝縮見開き1ページだけはEvernoteへもスキャンしておき、後生大事にとっておきます。ノートに書き加えていくので、授業計画をペラペラと見返せば、1回1回の授業内容を簡単に振り返ることができ、とても便利です。

おわりに

  • チェックリストを使い、もれなく準備を進める
  • チェックリストをもとに授業内容を考え、とにかく手を動かして、A4の裏紙に書き出していく
  • A4の裏紙数枚に書き出された事柄を眺めながら、A5サイズの見開き1ページに授業内容をまとめていく

はじめは手を動かし、書き出し、あとからぎゅーっと凝縮する。これを、毎回の授業準備で行っていますし、授業に限らず、ぼくの知的生産の基本スタンスとなっています。もちろんこのブログを書く際も。

だぁーっと書き出し、ぎゅーっと凝縮する。多少時間はかかりますが、いきなり完成形を目指すよりも、豊かなものができあがるのでは、と信じているので、これからもこのスタンスを続けていきたいと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

2015-04-10

授業準備の各段階での、準備の進め方1「年間計画」と「単元計画

日常的に行っているアウトプットは、大きく2つあります。「ブログ」と「授業」です。「ブログ」については、これまでどのように書き進めているのか、何度か書いてきました。今回は、「授業」について書いてみたいと思います。

授業準備の各段階

ぼくは、特別支援学校に勤めており、数学の授業を定めたカリキュラムというのが存在しません。生徒の実情に合わせて、その都度、どのような力を身につけてもらうべきかを考え、内容を定めていきます。つまり、授業者が、授業の内容をかなり自由に設定できる環境にあります。

これがなかなかに難しい。まっさらな状態から内容を定め、準備していかなければいけないので、戸惑いや不安は常にあります。でも、自由だからこそできる授業ってのも必ずあるはずで、この自由度を楽しみながら授業をしています。

授業の準備は、大きく分けて三段階あります。

  • 一年間の授業計画
  • 各単元の、はじめから最後までの流れ
  • 単元内の、一回一回の授業

どういった単元を設定し、扱っていくのかを決め、一年間という大枠を定めます。そして、各単元ごとの、はじめから最後までで扱う内容を定め、一回一回の授業を作っていきます。大きな地図をまず描き、その一部分を切り出して少し精緻に地図を描きなおし、さらにズームインして細かい部分を明らかにしていく。そんな感じでしょうか。そして、各段階で、描く地図はかなり違ってくるので、当然ネタだしや内容の決定に用いるツールってのも違ってくるわけです。

一年間の授業計画

一年に一度か二度、「この一年で、どんな単元を扱っていくのか?」を考えます。この時点では、ポツリポツリと単元の案はあるものの、一年間の流れはまったく想像できていません。どういったものが形作られていくのか、まったくわからない状況です。こういうときによく使うのが、A3サイズ以上の「大きな紙」や、「付箋」、「情報カード(名刺サイズ)」です。

思いつくこと、考えつくことを吐き出して、つなぎ合わせて、足りない部分を補う。そういう流れで考えていきます。まだまだ形作られる前段階なわけなので、その形を作るための材料集めからはじめる必要があるからです。

そんなとき、付箋や情報カードは、ポンポンと思いつきを次々に書き出していくことができ、かつ、後から配置を変更できるため、便利です。

付箋や情報カードに書き出した授業案を組み合わせ、ある程度のまとまりをいくつか作り、一年間の授業で取り上げる単元を設定していきます。

  • ざっくり考えたいとき、思いつくことをポンポンと吐き出しておおまかな形を作りたいときは、大きな紙や付箋、情報カード(名刺サイズ)がいい感じ。

各単元の、はじめから最後までの流れ

一年間で触れる、内容的な大きなまとまりのいくつか(単元)を定めることができれば、次は単元ごとの中身を考えていきます。だいたいいつも、その単元に差し掛かる前に、その単元の、はじめから最後までの流れ定めておきます。授業をやってるうちに変更するところはいくつも出てくるのですが、あらかじめその単元にて、「これだけは身につけてほしい!」っていうポイントを定めておきます。中心となる軸をひとつ置くわけです。一回一回の授業では、そのポイントの獲得のために必要なことを触れていきます。

各単元のはじめから最後までを考えるときには、A3サイズや、最低でもA4サイズの紙を使うことが多いです。ここでも、「一年間の授業計画」を考える時と同様、思いつくことを吐き出しながら考えを進めていきます。少し違うのが、「これだけは身につけてほしい!」というポイントをまず押さえ、そこに至るまで、そのポイントを獲得させるために必要なことを書き出していくところ。一年間の授業計画のように、とにかく思いつくものを、って感じではなく、ポイントを中心に思考を広げていく感覚です。

例えば、「正負の数の加減乗除ができるようになる」ということが、単元の目標であれば、そこに至るためにどういったことを押さえ、どういう順序で進めていかなければいけないかを考えます。中心に単元の目標を据え、そこに至るまでのストーリーを思い描く作業です。はじめから最後までの流れを定めます。細部まで作り込むのは、次の段階となります。

  • テーマが決まっているときは、中心にそのテーマを据え、展開していく。大きな紙がおすすめ。

おわりに

今回は、「一年間の授業計画」と「各単元の、はじめから最後までの流れ」における、準備に用いる発想のツールについてでした。残る「単元内の、一回一回の授業」については、ちょっと内容的にボリュームがありそうなので、回を分けて書きたいと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

2015-03-19

メタ情報カード的、WorkFlowy&Evernote〜メモに対して今いろいろと考えていることその15〜

情報カードが好きです。

今は日常的にはあんまり使ってはいませんが、以前はガッシガシ使っていましたし、着想メモをカード的に扱いたいがゆえに、WorkFlowy着想置き場にしています。

で、その情報カード、いろーんなサイズがあるんですね。名刺サイズや5×3サイズなどの少し小さめの情報カードや、「京大型カード」として有名なB6サイズの情報カードなどが。ぼくが以前使ってたのは、その中でも5×3サイズとA6サイズ。二種類のサイズの情報カードを日常的に使ってました。

ポッケに入る5×3サイズは、常に持ち歩き、何でもかんでもそこにメモしていました。着想から覚え書きから、タスクに至るまで。その書き散らかしたカードを見返し、着想の書かれたカードに関しては、ときには大きな紙をひろげてさらにじっくり考え、ふくらませたりしながら、最終的にA6サイズのカードに内容をまとめていました。つまり、着想をとらえる用の5×3サイズ、とらえた着想どうしを組み合わせ、まとめる用のA6サイズ、という風に、二種類のサイズを、用途によって使い分けていたんです。  

一口に情報カードと言っても、いろんなサイズがあるがゆえに、その用途も違ってきます。情報カードにおける”サイズ”ってのは、なかなかに重要な要素です。

で、以前のこの二種類の情報カードの使い方って、「メタ・ノート」を実践してたんだな、ということに気づきました。

  • 日々の着想は全てメモや手帳に書き付ける
  • それらを時間を置いて見返す(第一次発酵
  • 見返してまだ「おもしろい」と思える着想はノートに書き写す(1つの着想に1ページ)
  • ノートに書き写す中で、拡がったアイデアは書き加えていく
  • さらに時間を置いて、ノートを見返す(第二次発酵
  • 見返し時にまだ「おもしろい」と思えるものは、さらに別のノートに書き写す(1つの着想に見開き2ページ)
    思考を整理する「メタ・ノート」習慣を始めよう! | シゴタノ!

情報カードを使って「メタ・ノート」を実践していたので、「メタ・情報カード」とでも呼ぶことにします。

WorkFlowyは5×3サイズ、ブログはA6サイズ

話は、WorkFlowyに移ります。

ここのところ何回も書いてるように、着想を書きとめる媒体が、情報カードからWorkFlowyになりました。

着想メモの保管場所〜メモに対して、今いろいろと考えていることその1〜  

WorkFlowyには、着想を書きとめるわけで、イメージ的には、5×3サイズの情報カードって感じです。まだまだまとまる前の段階。でも、メモの一つ一つは、もちろん後から読み返しても意味がわかるよう、文章で書きためていってます。

発見、着想を、小さめのカードに書きつけていっている、という感覚が、WorkFlowyにはあります。

一方、その着想たちを組み合わせ、書き加え、できあがるのがブログの一つのエントリです。WorkFlowyに書きためてあるメモを集め、順番を入れ替え、書きたし、ブログの骨子を組み立て、文章にしていきます。つまりは、ブログは、以前のA6サイズの情報カード的役割を担ってくれている、というわけです。

そうとらえると、WorkFlowyとブログで、5×3サイズとA6サイズで行っていた、「メタ・情報カード」を運用している、と言えます。が、ここまできて、「ちゃうな」と感じました。WorkFlowyとブログではないな、と。だって、書き終わったものは、ぜーんぶEvernoteに放り込んでるわけですから。

WorkFlowyとEvernoteでメタ・情報カード

書いたブログはすべてEvernoteに放り込んでいますし、他には、授業の準備をWorkFlowyにて行い、記録はEvernoteに保管しています。

着想を書きつけておくWorkFlowyに対し、それらを見返し、膨らませ、形にしたあとの物を保管する場所はEvernoteなわけです。WorkFlowyとEvernoteで、「メタ・情報カード」を実践している、と言えそうです。

Evernoteを利用しはじめ、「思考の整理学」を読んだときに、「Evernoteでメタ・ノートを実践しよう!」としばらく挑戦してみましたが、うまくいきませんでした。「メタ・ノート」というノートブックを作ったんですが、着想を見返し、膨らませてそのノートブックに移動させる、って行為が、なかなかに定着しなかったんです。

WorkFlowyに着想を書きためるようになり、WorkFlowyにてメタ・ノートを実践しよう!と思い立ちました。タグによって、はじめの着想と、それを膨らませたメモとを区別しようとしたんですが、めんどくさくてうまくいきませんでした。

しかし、ここにきて、WorkFlowyからEvernoteへという流れが出来上がって、ようやくメタ・ノートをまともに運用できるようになったんだなぁと感じています。特に「メタ・ノートを実践するぞ!」と思ってなかったのに、よくよく考えてみるとメタ・ノート的に両者を扱ってたってのが、不思議なところです。

おわりに

日常的に、自分の考えや行動を記録し、文章で残すという行為自体は、とても意味あることだと思います。頭の中を流れていくものをとらえ、文章化し、残す。常々それを行っている人といないひとでは、やはり大きな違いが出てくるように感じます。もちろん、文章は、何年後の自分が読んでも、意味がわかるように書いておくことが最低条件ではありますが。

メタ・ノートを実践することで、着想をとらえ、文章で残し、それを大きなアウトプットへとつなげていきたいものです。

では、お読みいただきありがとうございました。

2015-03-10

「平方完成考えたやつって、頭ええよなぁ。」からはじまる数学

  • 平方完成考えたやつって、頭ええよなぁ。
    • 平方完成って、 っていう風に、二次式を平方の形に式変形するやつだよね。

    • FlickrEvernote Camera Roll 20150215 172920 by choiyaki
    • 確かに、これを考えた人って、きっとすんごい頭良かったんだろうなぁって思うね。
  • やろ?こんな式変形、自分で思いつかへんわ。
    • 自分で思いつかなくても、ある意味それは仕方ないことなんじゃないかなぁ。だって僕たちが今学んでいる数学っていうのは、何百年もかけて発展してきたことをほんのごく短い期間の間に習ってるんだから。
  • そうか、習ってると、「そんなん思いつかんわ!」っていうようなことばっかりに感じるけど、確かにそれって当然なんかもな。昔のかっしこい人が、あーでもないこーでもないって考えながら発展させてきたやつなわけなんやから。じゃあ、思いつかんくてもしゃーないしゃーない。覚えたらええんか。でも、おれ覚えるのん、むちゃ苦手やねん。
    • 覚えてしまえば、暗記してしまえばいいってのは、一つの方法としてはありかもしれない。でもそれじゃあ数学の楽しさを感じにくくなっちゃうよね。自分で考えつかないことは、ことごとく覚えていくってなったら、結局ぜーんぶ覚えないといけないことになりかねないじゃん。
    • 自分で考え付くのは、確かにかなり難しい。でも、はじめに考えついた人が、どういう意図も持って式変形していったのか、なぜ考え付いたのかってのを、推測してみるって事は出来ると思う。その推測が、あっているにしろ、間違っているにしろ、自分の頭で考えながら、先人の道筋を辿ろうとすることは、覚えるだけよりも得るものは格段に多いんじゃないかな。
  • 「なんで考え付いたんか?」を推測できるってほんまか?平方完成も、なんでそう式変形しようと思った推測できるもんなんか?
    • うん。ぼくなりにだけど、なぜ平方完成っていう式の変形の仕方を考え付いたのか。どんな意図で、そのように式変形をしてみようと思いついたのか、説明することはできるよ。あくまでも、ぼくの推測になっちゃうけど。
  • ほんまかいな!?それ、なんかおもろそうやな!じゃあ、なんで平方完成っていう式変形は生まれたん?
    • そうだなぁ。。。どんなときに、平方完成する?
  • えー、二次関数の頂点求める時やな。
    • 他には?
  • 他には?んー、二次方程式の解の公式の証明にも出てきたんとちゃうかな。
    • うん、その二つがぼくもすぐに考えつく。で、はじめはたぶん二次方程式の解を求めようとしたときに、平方完成ってのは生まれたんだと思うんだ。
    • 解の公式の証明は、係数を一般的な文字で表して、平方完成を使って解を求めていけばいい。公式ができたのは、まず二次方程式が解けるようになってからだろうから、ぼくたちは、係数の値として、具体的なものについて考えていってみよう。
    • 例えば、 っていう二次方程式があるとする。これを、「はじめて解くことができた人は、どんなことを考えたんだろう?」「何に注目して、式を扱っていったんだろう?」と想像するんだ。
  • 想像する言われても。。。解の公式使えば解けるけども、それはまだ生み出されてへんってことやんな?
    • そうそう。
  • うーん。。。
    • 今考えてるのは二次方程式なんだけど、もっと簡単に解を求めることができる方程式ってどんなのがある?”二次”は難しい。けども、もっと簡単な。。。
  • あー、一次方程式やったら、簡単や。 とかは、計算して、移行して、 が答え。
    • おー!そうそう!丁寧に式変形を追えば、 だよね。じゃあ、はじめの式変形は、どんなことを考えながらした?
  • は計算して にできるなぁ思うて。
    • うん、そこ。 どうしは計算することができるから、計算してしまう。
  • うん。
    • じゃあ、 、、、これなら、どうする?
  • そんなん簡単やん。 やろ?
    • そうそう。 ってはじめの二項だけ計算しておしまい、にはしないだろ?一つになるまで式変形できるなら、式変形してしまう。つまり、文字は散らばっているなら、計算して一つにまとめたいんだよ。そのほうが、式として整理されているし、一つにすることで、「 」の形にまでもっていくことができて、解が求まる。

    • FlickrEvernote Camera Roll 20150215 172948 by choiyaki
    • 文字式ってのは、同じ文字が散らばっているなら、計算できるなら計算してしまって、一つにまとめたいなぁって思う。それはとても自然なこと。そうすることで、解が求められるから。
  • ふんふん。確かに同じ文字は計算してもうて、一つにしてまうな。そうか、同じ文字は、散らばってるなら一つにしたい。やから、計算して整理してまうんか。
    • ここで、具体的に考えてる二次方程式を眺めてみよう。 をぼくたちは解きたいんだったよね?
  • 文字 は、二箇所にあるな。 と。これを、もし一箇所にまとめることができれば、嬉しいわけやな。

  • FlickrEvernote Camera Roll 20150215 173131 by choiyaki
    • ”嬉しい”って表現いいね。そう、嬉しいんだ。なんせ、そうできれば、解が求められそうだから。 という二箇所にある を、一つにしてしまいたい。そう考えながら、じぃーっと式を眺め、あれこれ変形してみる。
    • ただ、この手がかりだけでは、なかなか平方完成には結びついていかないと思う。ちょっと視点を変えながら、もう少し考えてみよう。
    • は、二次方程式だよね?この方程式を解きたい。解きたいんだけど、いきなりこれをスラスラと解くことはできない。そこで、どうしよう、となる。でもこれが、さっきも確認したように、 っていう一次方程式なら解ける。解ける形から、今の解けない形をどう扱っていけばいいかってのを考えてみて、「散らばっている文字をまとめたい」ってのが出てきた。だからさらに、解ける形を考えていってみよう。
    • じゃあ、二次方程式で、解ける形ってないかな?
  • 二次方程式で解ける形。。。
    • きっと頭のどこかにはあると思うんだ、簡単に解ける二次方程式が。今はまだそこと結びついてないから、出てこないだけで。
    • もう少し考える材料を。散らばってる文字を一つにできたら、「 」の形に持っていけそうなんだよね?
  • でも、一つに計算してしまえるのん、一次方程式のときやろ?二次方程式で散らばってるのんを一つにできへんから、今困ってるんやん。
    • 散らばってる、文字が二箇所にある二次方程式が嫌なら、一箇所にしかない式を考えてみるってのは?
  • はじめから、一箇所にしか文字 がない二次方程式。。。あ! とかって二次方程式やんな?これやったら、 っていう風に、解くことができるわ!

  • FlickrEvernote Camera Roll 20150215 173153 by choiyaki
    • そうそうそうそう! っていう風に、最初から が散らばっていない、一次の係数が0のときは、解けちゃうだろ?ほら、解ける二次方程式をみつけることができた。
  • ほんまや。見つけれたわ。
    • じゃあ、今の解けないやつを、解ける形に変形したいなぁって思うよね。どうにか、 っていう形に変形できないかな、[二乗]=[値]って形にしたいな、って。これで、手がかりが2つになった。
  • の散らばってる を一つにしたい。 って形に持っていきたい。 の散らばってる を一つにしたい。 って形に持っていきたい。。。やから、二乗の展開公式が浮かんでくるわけか!

  • FlickrEvernote Camera Roll 20150215 173206 by choiyaki
    • そう!二乗の展開公式は、 。右辺を見てみると、今変形したい っていうのに似た形がある。左辺は、右辺では散らばっている が、一つにまとまってるよね。どうやらこれは、使えそうだな、と。
    • 具体的に、 の部分を変形してみよう。この形は、 を展開すると出てくる。
    • 4だけを左辺に移行すると、
    • 右辺の式は、左辺の式へと変形することができる。これを利用して、もとの を変形していく。
    • ここから、 となるので、解は 。求めることができた。
  • 二乗の形にもっていきたいことと、 という形で散らばっている を一つにまとめたいこと。この2つの手がかりから、二乗の展開公式 を利用するってところに行き着いたってわけか。んで、”平方完成”は生まれた。
    • あくまでもぼくの推測だけどね。でもこんな風に、手がかりを探して、それをもとにどう考え、生まれたのか推測するの、楽しいだろ?だからぼくは、公式とかが出てきたら、「どんなことを考えたのか?」「どういった目的で、式を扱っていったのか?」ってのを自分なりに考えるようにしてる。そうすると、ただ公式を覚えるよりも、得るものが、何倍にもなるんじゃないかと思うんだ。そして、覚えるだけよりも、何十倍も楽しい。
  • おれも「こんなん思いつかんわぁ」て投げ出さず、ちょっと考えてみるようにしてみよかな。昔のえっらい人は、なんでこういう風にしようと思ったんやろう?って。

2015-03-06

なぜ、WorkFlowyがしっくりきたのか?〜メモに対して今いろいろと考えていることその14〜

WorkFlowyとEvernote

ぼくはブログを書くときに、この両者を利用しています。

ネタを集め、育て、内容を組み立てるのがWorkFlowy、文章を書き、仕上げるのがEvernote

ずーっとこの二つを利用していたか、というと、そうではありません。以前は、ブログを書くときには必ず、自己流のマインドマップのようなものを描いていました。それが、今ではマインドマップをまったく書かずとも、ブログを更新できるようになりました。WorkFlowyが手になじみ、しっくりきているということでしょう。

なぜ、これほどまでにしっくりきたのか。

マインドマップは、文章どうしをつないで描く

本来のマインドマップは、中心にテーマを書き、そこから枝を伸ばし、連想するキーワード、つまり単語を、枝にのせていきます。でも、この「単語をのせる」ってのがあまりしっくりこなかったので、「中心にテーマを書く」ことと「そこから枝を伸ばし、連想していく」という部分だけを真似して、マインドマップのようなものを描いていました。


Flickr20140210064929 by choiyaki

ぼくのマインドマップのようなものは、関連する文章をつなぎ、拡げていくというもの。単語ではなく、文章どうしをつないでいき、描き進めていくというスタイルです。

ここに、WorkFlowyが手になじんだ理由があるように思いました。

WorkFlowyで扱うのは、”文章”です。文章どうしを組み合わせ、ブログの内容を考えていました。マインドマップのようなものを描いてた時も、「文章どうし」をつなぎ、ブログの骨子を組み立てていたぼくにとって、WorkFlowyはぴったりだったわけです。

着想は、情報カードかEvernoteに書いてた

また、ブログの種になる「あっ!」とか「こうかも!」みたいな思いつきは、以前は手書きは情報カードに、テキストはEvernoteにメモをとっていました。ブログのエントリを書くときは、それらの着想メモを見返し、ブログのエントリに仕上げれそうなものを選びます。そのテーマを中心に据え、マインドマップのようなものを描き、文章の骨子を組み立てます。自己流のマインドマップでは、発想を広げていくという用途よりも、文章同士をつなげ、ブログの内容をまとめる、組み立てるという意図で描いていたように思います。かなりマインドマップの用途とは違っている感じです。文章どうしが枝でつながれているので、そこから文章に仕上げるのは比較的簡単なこと。あとはそのマインドマップを見ながら、「Mou」という、マークダウンのプレビュー表示に対応しているエディタで文章を書き、一つのエントリまで仕上げていってました。もちろん、アップしたエントリは、Evernoteに保存です。

まず、情報カード・Evernote、次にマインドマップ、最後にエディタで仕上げる。ブログを書き上げるまで、3つのステップを経ていました。

「情報カード or Evernote」の部分を、一つにできないものかずーっと考えてた

3つのステップを経てブログを書いていたわけですが、はじめの部分、つまり、着想を捉える部分は、情報カードとEvernote分散されていました。これをどうにか一つにできないものか。そんなことをずーっと考えていました。

カードの良さは、順番を自由に入れ替えることができ、グループなど作りたいときも、たばねるだけでいいこと。床に並べれば、俯瞰性も素晴らしい。でも、書きためたカードを、大量に持ち歩くことはできません。

対してEvernoteは、順番を自由に入れ替えることはできませんが、iPhoneからでもPCからでも、サクサクっとメモをとることができ、それをいつでもどこでも見返すことができるという利点があります。

どちらの良さも取り入れることはできないものかと、「TextWellを、縦にながーいメモ帳として使う」ことを試みてみたり、「「リマインダー」をメモ帳として使う」のを試してみたりしていました。

いつでもどこでもEvernoteのようにメモを見返すことができ、かつ、情報カードのように順番を入れ替えたり、グループを作ったりできる。そういう道具をずっと追い求めていました。

WorkFlowy=Evenote+情報カードに加え、マインドマップも

いつでもどこでもEvernoteのようにメモを見返すことができ、かつ、情報カードのように順番を入れ替えたり、グループを作ったりできる。その一つの解が、WorkFlowyだったわけです。実際、着想メモは完全にWorkFlowyに移行し、書きためていっています。いつでも見返せて、いつでも書きたせる。順番を入れ替えることができ、グループを作ることもできる。WorkFlowyは、最適解と言っても過言ではない感じです。

さらに、WorkFlowyを利用するようになって、もう一つの変化が起こりました。

ブログを書く際に、自己流のマインドマップのようなものを描かなくなったんです。描かずとも、ブログを更新できるようになりました。WorkFlowyが、マインドマップの部分も担ってくれるようになったためです。

前述したように、ぼくは、ブログを更新するときには、マインドマップのようなものを、発想を広げるというよりも、内容を整理するために描いていました。文章を枝でつないでいたわけです。文章どうしのつながりを明らかにするのであれば、WorkFlowyでもできます。しかも、WorkFlowyには、書きためた着想たちがいっぱいあります。それらから、関連のあるものをブログの内容を整理するときに加えることも簡単。

WorkFlowyでメモとらえ、組み合わせる→WorkFlowyで文章の骨子をつかむ→Evernoteブログを書く。

Evernote、コンテキストを活用しながら、ブログ更新〜メモに対して、今いろいろと考えていることその12〜

着想を情報カード・Evernote、次にマインドマップ、最後にエディタだったものが、WorkFlowyとEvernoteで事足りるようになりました。テキストを扱う時の道具は、WorkFlowyとEvernoteさえあればそれでいい、とさえ思えるほどです。

おわりに

テキストを扱う際、WorkFlowyとEvernoteは最強ではないか。使えば使うほど、そんな風に感じるようになりました。

じゃあ、WorkFlowyとEvernoteしか使っていないのか、というと、そういうわけではありません。ブログを書くときには、この二つで十分ですが、ほかのものを生み出す部分、例えばぼくの場合は、授業案を考えたりするときには、この二つでは足りません。考えるときに使うツールは、考えることの種類によって、しっくりくるものって変わってきます。その辺の部分について、今後書いてみたいなと思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

情報カード、Evernote、マインドマップ、WorkFlowy | メモ帳発、象さん経由、なんやかんや行