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2015-02-28

価値は、増したわけではなく

価値は、増したわけではなく。

以前、「文章は、財産」というエントリを書いた。

文章は、財産

それ以来、今まで以上に「文章を書く」ということを大切にしている。それは、ふとしたことをメモする時であっても、ブログを書く時であっても、授業の記録を残す時であっても。

書いた文章が、すべて自分の財産になる、とは限らない。書く内容にもよるし、書き方にもよる。だから、書くことや、書き方には気を払っていきたい。

文章は価値を増す

最近、「マシュマロを、もう一つ」を読み終えた。ブログ、「R-style」を毎日更新している、倉下さんの電子書籍

とてもおもしろい。「セルフマネジメント」について、具体的な方法は書かれておらず、どういう背景があって、やりたくなくなるのか、コントロールできなくなるのかが存分に書かれてる。で、その文章のほとんどが、ブログR-style」から選ばれ、過去のブログのエントリを、順序を新たに編集されたもの。

ぼくは毎日「R-style」を読んでいるので、おそらく本書に登場する話の大半は、過去にブログにて読んでいると思う。読んだことがあるはずなのに、それが、すごく面白い。「マシュマロを、

もう一つ」以外の、「CategoryAllegory」、「真ん中の歩き方」もおすすめ。どちらも、「R-style」からセレクトされた文章から出来上がった電子書籍

これらを見て、「文章というのは、価値を増してくれるものなのだな」という感想を抱いた。ブログの1エントリとして読むよりも、膨大なブログの中から、あるテーマでひとくくりにし、提供されたものの方が、おもしろく感じる。文章を蓄積していくことで、どんどん価値をましていくのではないか、と。

価値は、見出された

R-style » ブログにピリオドをうつ」にて、ブログを集め、本を作ることについて、倉下さん自身が言及している。「ブログにピリオドを打つ」という表現で。

毎日のブログの更新について、「ダンス」になぞらえて、こんな風に表現している。

これまでたくさん踊ってきました。その日の気分に合わせて、そのときの状況に合わせて。その中には、気に入ったステップ、乗ってくる手の振り方、 カッコイ イ決めポーズなんかがきっとあります。それらを振り返り、一つの曲としてまとめること。言い換えれば「踊る」を「踊り」に変えること。そうした再構成に よって、あたらしい価値が生み出せるのではないか、そんな予感があります。

ブログを毎日更新し、日々踊っている、様々なステップの数々の一部分を切り出し、集めることで、全く違ったダンスを見せることができる。

ブログにのせた文章を本にまとめなおすと、香りが変わるのです。 自由に踊り続けていれば、ときどきジャンプが出てくるかもしれません。そのジャンプだけを集めれば、ひたすらジャンプの連続になります。そうする と、踊っていた中ではわからなかった、それぞれのジャンプの差異が目立つようになります。あるいは、並べ方によっては、ジャンプに違った意味を持たせられ るかもしれません。

日々踊ってきたものから選んでいるところにこそ、「マシュマロを、もう一つ」や「CategoryAllegory」、「真ん中の歩き方」のおもしろさがあるように思う。

「セルフマネジメントについて、本を書いてください」とお願いされて、一から書き始めても、決して「マシュマロを、もう一つ」は生まれない。「こんな内容にするぞ」と定めて、書けるものではない。

ジャンプして、その瞬間のコマだけを連続させると、ずっと浮いているような動画を作ることができる。それは、動画では決してとることはできない。ひとつながりの動画では表現できないものを、一つ一つのコマを切り出し、つなげることで、はじめて表現することができるように、「真ん中の歩き方」や「CategoryAllegory」のもつおもしろさは生み出されたのだろう。

「文章というのは、価値を増してくれるものなのだな」という感想は、少し違った。価値は、別に勝手に増したわけではない。倉下さんが、「ブログに、新たな価値を見出した」。

おわりに

ブログを含む、あらゆる文章は、その見せ方を変えることで、新たな価値を創造する可能性がある。そういう思いを抱くようになった。

ぼくも、ポツポツとブログは書いているし、ブログ以外にも、仕事やメモなど、様々な文章を書いている。一つでも多く、価値ある文章を書いていきたいもんだ。

価値を増す、文章 | メモ帳発、象さん経由、なんやかんや行

2015-02-21

Workflowyは、着想をとらえ、文章の主要な要素を組み立てるまで〜メモに対して今いろいろと考えていることその13〜

今やWorkFlowyは、ぼくにとってなくてはならない存在へと成長しました。というのも、WorkFlowyがなければ、こうしてブログを書くことは困難となりますし、今日、ぼくはいったい何をすればいいのか?もわからなくなってしまいます。WorkFlowyに、着想メモや、やることを書き付けたメモなど、メモの類をすべて集約しているからです。

着想メモをうんじゃかんじゃする場と、一応の完成品をアーカイブする場〜メモに対して、今いろいろと考えていることその2〜

WorkFlowy×43Foldersで、テキストメモをぜーんぶ集約〜メモに対して、今いろいろと考えていることその4〜

ぼくのWorkFlowy内の情報は、大きく分けて2つに分類されます。「やること関連のメモ」と、「着想を書いたメモ」です。今日は後者、「着想を書いたメモ」についてのお話。

Evernoteで書く」に持って行くまでに必要な事

なにかしら思いつけば、すぐにメモをしておくよう心がけています。それら着想メモは、WorkFlowyに集約します。

メモは、メモってはいおしまい、にはなりません。そのメモをもとに、授業の内容を考えたり、ブログの内容を考えたり、普段の生活をより良いものにしていこう、とします。ただ、メモの一つ一つは、それだけでは大きな意味を持ちません。知らず知らずの間に、他のメモと組み合わさっていくことで、ちょっとずつ大きな塊と育っていきます。

「メモが育つ」とはどういうことか?と、メモの育て方〜メモに対して今いろいろと考えていることその6〜

それを参考に、一つのまとまりをもった文章へと仕上げていきます。この、仕上げるところは、Evernoteにて行っています。

Evernote、コンテキストを活用しながら、ブログ更新〜メモに対して、今いろいろと考えていることその12〜

つまり、WorkFlowyからEvernoteへとバトンタッチするわけです。Evernoteで文章を書く理由は、「関連するノート」に、過去のメモやブログで、今書いていることとに参考になりそうなノートを教えてもらうため。教えてもらうためには、Evernoteで文章を書かなければいけません。なので、文章に仕上げるのはEvernoteで、ってのは、ぼくの中でなかなか揺るがない。で、そこに至るまでを、WorkFlowyにがんばってもらいます。

Evernoteにバトンタッチするまでに求めることは、2点。

  1. 着想をとらえ、蓄積する
  2. 文章の”主要な要素”を書き加え、組み立てる

メモをとらえ、それらを組み合わせ、育てる。で、そこに、新たなメモを書き加え、文章を構成する”主要な要素”を挙げていき、文章の骨格を組み立てる。メモをとらえ、蓄積し、育て、文章の骨格を組み立てるまでを円滑に行えるからこそ、ぼくはWorkFlowyに惚れ込んでしまったわけです。

骨格が定まった後は、Evernoteにバトンタッチ。「関連するノート」を参照しながら、過去の考えをつけ加え、ブログという一応の完成品に仕上げていきます。

WorkFlowyで、着想をとらえ、蓄積する

  1. 着想をとらえ、蓄積する
  2. 文章の”主要な要素”を書き加え、組み立てる

のうちの一つ目、「1.着想をとらえ、蓄積する」ために必要なことはなにか。 「いつでもどこでもメモをとれる」こと。これは、かなり重要なことです。

自分の脳みそってのは、絶えず何かしらを考えています。頭に思い浮かんだことに関連して、いろんなことを次から次に連想していったりします。その中で、いつ着想に巡り合うかは、予想できません。巡り合った時にすぐにメモをしておかなければ、また巡り会えるとも限りません。となると、いつでもどこでも、メモができる準備をしておかなければいけない、ということ。

WorkFlowyは、ネットに繋がってさえいれば、いつでもどこでも、どの端末からでもメモを書き込めます。どの端末からメモを書いても、同じ場所に集められる。やっぱりこれって、かなり画期的なことです。

Evernoteの使い始め、この、いつでもどこでも、どの端末からでもメモを書き込め、どの端末からメモを書いても、同じ場所に集められるってのに、すごく驚きました。ちょうどメモの大切さに気づき始めた頃だったので、Evernoteにメモを書きまくっていってました。今はメモを書く場所が、WorkFlowyにかわり、さらにメモの活用の幅が広がったように感じます。

もう一つ、なくてはならないものがあります。それは、「タイムスタンプを押せる」こと。

メモには必ず日付と時刻を書いておくようにしています。手書きメモにも、テキストメモにも、ほぼ全てのメモに対して、です。Evernoteを着想置き場としてながらく使っていたのは、タイムスタンプつきのメモをすごく手軽に作成することができたから。もちろんWorkFlowyにメモ置き場を移行しても、タイムスタンプは欠かせないわけです。

Macでは、タイムスタンプを押すショートカットキーを作成することで、簡単にタイムスタンプを押せるようにしました。問題はiPhoneiPadからメモをするとき、だったのですが、この部分も、iOS8になり、解決されることとなります。純正以外のキーボードが使えるようになったからです。

iPhoneiPadでメモを入力するときには、「Textexpander」によって、タイムスタンプを押しています。

TextExpander 3 + custom keyboard
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化


どのアプリを利用してても、キーボードを切り替えて定めたスニペットを入力すれば今現在の日時を入力することができる。これによって、WorkFlowyでメモをしても、タイムスタンプを押せるようになり、着想をとらえる場所としてEvernoteにとってかわったわけです。

WorkFlowyで、文章の”主要な要素”を書き加え、組み立てる

二つ目、「2.文章の”主要な要素”を書き加え、組み立てる」に必要なことは、それまでにためた着想メモたちを、”くれる”こと。この、”くる”ことができるものを追い求めた結果、WorkFlowyというアウトライナーに行き着いた、と言えます。

知的生産の技術」に書かれてある次の部分を、カードではなくテキストメモで実現するための、WorkFlowyというわけです。

カードは、ただそれになにかをかいて保存しておけばいい、というものではない。カードは、活用しなければ意味がない。カードは、くるものである。p.51

カードを活用するとはどういうことか。それは、カードを操作して、知的生産の作業をおこなうということである。操作できるというところが、カードの特徴なのである。 p.58

着想メモをくり、組み合わせるだけでは、人に提出できるような文章には仕上がりません。今の自分は内容を理解できても、それを見た他の人は理解することは難しいままです。メモとメモのつながりが、自分には見えていても、他の人に見えるとは限らないからです。その間を埋めるために、着想メモたちに、文章を構成する”主要な要素”を書き加え、他の人が読んでも理解できるような骨子になるようにしていきます。

まずは、着想メモをとらえ、蓄積する。それら蓄積したメモたちをくり、文章を書き加え、骨子を組み立てる。ここまでの工程を、とても快適になるようにしてくれたWorkFlowy。ぼくが思い描いていた「理想のメモ環境」を実現してくれた、と言えます。WorkFlowy様様です。

おわりに

着想メモをとらえ、蓄積する。蓄積したメモ同士をながめ、組み合わせたり順序を変えたり、操作する。そこにメモを書き足し、文章の”主要な要素”を組み立てる。

これらを実現してくれたWorkFlowyは、今後もぼくの生活において欠かせないものになってきそうです。

別のブログ、「choiyaki出版」にて、これまで”本”という形で2つ公開してきました。

ePub&PDFファイル公開 ー『Evernote × 情報カード知的生産』ー

「カードを使った超アナログタスク管理〜メモシステムにおける43Tabsとその運用〜」ePubファイル公開

このどちらにも使っているのが、「情報カード」。でも今は、これらに書いた情報カードの使い方は、すべてWorkFlowyに移行し、受け継がれています。そっくりそのまま、です。

まさに、WorkFlowyは、ぼくがずーっと追い求めていたツールじゃないかな、と思います。

では、お読みいただきありがとうございました。

→Workflowyは、着想をとらえ、文章の主要な要素を組み立てるまで | メモ帳発、象さん経由、なんやかんや行

2015-02-15

トップダウン・ボトムアップと、「数学の問題を解く」のと「数学を研究する」の

こちらの記事「フローラップ:Word Piece >>by Tak.:So-netブログ」と、こちらの記事「R-style » レゴブロック、トップダウンとボトムアップ、破壊された構造に生まれる余白」を読みました。どちらも、ものすごく興味深く、おもしろい。

トップダウンとボトムアップ、それとはちょっと性質の異なる「フローラップ」なるものについて言及されています。「R-style」さんのほうでは、レゴブロックを例えに、その3者(新しい「思考の大きな構造体を組み立てるアプローチ」には名前を与えていませんが)についての考察されており、とてもわかりやすく、詳しく述べられています。

そして、ぼくは以前にこんなことを書きました。

レゴと数学 - iPhoneと本と数学となんやかんやと

レゴ数学には、結構共通点があるんでないか、と思っています。なので、今回記事を読ましてもらって、自然と数学との関連に思考が進んでいきました。

数学の問題を解く」ときは、ボトムアップとトップダウンを行き来する

ボトムアップと、トップダウン。「数学の問題を解く」ときには、この両者を行き来しているように思います。

数学の問題を解く」とは、問題文中に書かれている”条件”をもとに、問題文中に提示されている”求めるもの”を求めていく作業です。まずは、その二つをはっきりと意識しなければいけません。

  • 条件を明確にする。
  • 求めるものを明確にする。

”条件”をスタートとして、”求めるもの”というゴールへと向かっていく。でも、決して一直線に”条件”をつなぎ合わせていけば”求めるもの”に辿り着くわけではなく、ときには”求めるもの”に到達する一歩手前を明らかにすることもあります。

  • 求めるものを導くために、条件を扱っていく。
  • 条件の形に、求めるものを少し変形する。

この両方を行き来しながら、求めるものを明らかにしていくことこそ、「数学の問題を解く」ことと言えます。「求めるものを導くために、条件を扱っていく。」のはボトムアップ的ですし、「条件の形に、求めるものを少し変形する。」のはトップダウン的です。つまり、「数学の問題を解く」ときは、ボトムアップとトップダウンを行き来しながら、求めるものを明らかにしていくわけです。

中学校や高校では、普段の授業の理解度を、定期テストという形ではかっています。また、高校入試や大学入試は、試験の点数によって合否が決定されます。ずーっと、「数学の問題を解く」ことを要求され続けるわけです。大学に入ってからも、はじめの1,2年は、線形代数微分積分学など、どの分野にも関連してくる、基本的な内容を学ぶことになります。すでにある定理や命題の証明をなぞることが多くなります。

つまり、前述した、ボトムアップとトップダウンの行き来を学ぶことがメインになってきます。

でも、この「ボトムアップとトップダウンの行き来」ばかりでは、何か新しいことに行き着くことは難しい。求めること、証明することがあり、条件が提示されてこそ、求めるものと条件を行き来できるのだから。

数学を研究する」のは、トップダウンでもボトムアップでもないんでないか

数学を研究する」ときは、ボトムアップともトップダウンとも違ってくる、と思います。

「研究」では、”行き着く先”が明確でないので、トップダウンではないでしょう。トップダウンのトップにあたる部分が、おぼろげながら見えていたとしても、変化するはずです。

”用いる要素”が固定でない、定かではないため、整理分類してまとめあげるという意味でのボトムアップではないでしょう。”用いる要素”進むうちに増えるでしょうし、進むうちに減りもするでしょう。

となると、「研究」は、トップダウンにもボトムアップにも属さない要素が多分にある、ってことになります。

以前、ぼくが学んでいたゼミの先生が、院に進む際、「数学を研究すること」について、円を描いて図で教えてくれました。


FlickrIMG_6284 by choiyaki

円の中身をつめていくことが、大学の学部生までに学んでいく部分。そこから先は、円の外へと踏み出していかないといけないよ、と。

それまで身につけたことを、未知の領域に対して用い、進んでいく。先ははっきりみえなくとも、あれこれ考えながら、試しながら、迷いながら、ときには振り出しに戻ったりもしながら、進んでいく。それをずっとし続けていく。飽きもせず続けていけるからこそ、進んでいけるんでしょう。子どもがレゴブロックで遊ぶかのように。

これまで書いたことは、「数学の研究」ってのをしたことがないので、あくまでもぼくの推測になっちゃいますが。

おわりに

数学の問題を解く」のと「数学を研究する」は、かなり根っこの部分から違うように思います。その両者には、大きな乖離がある。ぼくはその間を、飛び越えることができる気がまったくしなかったので、研究職につきたいと思ったことはありません。でも、やっぱりあこがれというか、そういう感情は常に持っています。

数学の問題を解く」のと「数学を研究する」のの間を飛び越えるためのポイントは、ボトムアップとトップダウンではない部分にあるように思います。問題を解くことを目的とするのではなく、自分が納得できるまで、深く理解できるまで、式を変形したり、図を描いたり、試行錯誤しながら学んだかどうか。ボトムアップとトップダウンではない部分を、自分でやりながら学んできたかどうか。

ボトムアップやトップダウンではない部分。ぼくも、授業を考えるときに、大切にしていきたいな、と思います。授業について考えることは、一種の研究であると思うので。

では、お読みいただきありがとうございました。

→トップダウン・ボトムアップ・フローラップと数学 | メモ帳発、象さん経由、なんやかんや行

2015-02-10

手帳を相棒にする〜「7つの習慣に学ぶ手帳術」を読んで学んだこと・実践したこと〜


FlickrIMG_6232 by choiyaki

Moleskineのポケットサイズ方眼が、ぼくの手帳です。というか、基本的にはメモ帳としていろーんなことを書き付けていっており、メモ帳として働いてもらいつつ、手帳ページを加えて手帳化している、という感じです。

手帳ページを加える〜Moleskine手帳化計画その3〜

ある程度使い方は固まり、いい感じに、愛着を感じながら毎日ポッケに入れております。

それとは別に、毎年一年間の「目標設定」をし、それを毎月の目標に落とし込みながら達成に向けて行動しています。が、昨年の10,11月ごろから、ガタガタしだし、十分に月の目標設定を行うことができてませんでした。あぁ、いかんなぁ、何かしらやり方を変え、また立て直していかななぁと思っていた時に、本書を見つけました。幸い、Moleskineは手帳として変わりなく活躍してくれていたので、本書を参考にしながら、Moleskine手帳を中心に据えて、目標設定を立て直していこう、と思ったわけです。

2ヶ月が経ちましたが、だいぶいい感じです。

手帳は、「コンパス」

手帳は 、

◎ 「コンパス 」 =進むべき正しい人生の方向を知るためのツ ール

として使うべきもの

本書は手帳の使い方に関しての本なのですが、手帳でタスクやあらゆるスケジュールを管理することを目的としてはいません。手帳を、”進むべき方向を指し示してもらうもの”として使っていくことを目的としています。

ぼくは、Moleskineは手帳として使うよりも、メモ帳として使い、手帳ページを付け加えて運用しています。タスクやらスケジュールは、WorkFlowyやGoogleCalで管理してるので、これらを手帳に書き付ける必要は、基本的にはありません。そんな、手帳にてガツガツタスク管理をしていないぼくにとって、本書の指し示す「コンパス」という使い方が、どうやらしっくりきそうだぞ、と感じました。さらには、「コンパス」として機能してもらうためには、どこに向かうべきか、目標が必要になります。本書に書かれていることが、目標設定がガタついているぼくに、たくさんの示唆を与えてくれることとなりました。

手帳を「コンパス」として機能させていくためには、自分にとってとても重要なこと、進むべき方向を、手帳に教えてもらいながら、判断できるようになることが必要です。

あなたが 「何が自分にとって本当に一番大切か 」 「どちらの方向に進むべきか 」を判断できる 「習慣 」を身に付けること 。

手帳によって、どう進むか判断する”習慣”を身につけること。「どちらの方向に進むべきか 」判断ができるようになれば、進むべき方向を誤ることはなくなります。手帳にその役割を与え、的確に判断できるようになることこそ、本書の終着点、というわけです。

一週間が基本単位

手帳には、一ヶ月を見渡すことのできるマンスリータイプや、1日1ページのデイリータイプなどあります。本書で推薦しているのは、ウィークリー。”一週間”という期間は、一ヶ月を見渡すよりも詳細に1日を眺めることができ、かつ、1日単位よりも、視野を広くとることができます。

そして、手帳をコンパスへと仕立て上げる第一歩は、これまでの一週間を振り返ることから始まります。

【ステップ 1 】 1週間を 3色蛍光マ ーカ ーで振り返る

【ステップ 2 】 「あなたの憲法 」を書き出す (見直す 、確認する )

【ステップ 3 】 1週間の 「役割 」を明確にする

【ステップ 4 】 1週間の 「目標 」を決める

【ステップ 5 】 「大きな石 」を先に入れる

【ステップ 6 】 「最優先事項 」を考えながら実行する

これまでの一週間を振り返り、自分にとって何が重要か明確にするのがステップ1。その重要なことから、人生における自分自身の憲法ーミッション・ステートメントーを設定するのがステップ2。そこからあぶり出される、自分の役割を明確にし、目標を定めるのがステップ3,4。その目標達成に必要な行動を、まずなによりも優先してスケジュールに組み込んでおくことがステップ5。それら重要なことを実行していく、ステップ6。

この、ステップ1〜6を、一週間のサイクルで回していくことで、手帳が「コンパス」に、「どちらの方向に進むべきか 」を常に指し示してくれる存在になってくれる、というわけです。

ぼくはこれまでに、「7つの習慣」を読み、ミッション・ステートメントを定めていました。なので、比較的これら6つのステップを取り入れやすかった、と言えます。「7つの習慣」を読んでいるか否かで、本書の内容をとり入れやすいかどうか大きく変わってくるかもしれません。

週次レビューを一新

ステップ1〜6を取り入れたいがために、これまで行っていた週次レビューの項目を一新することにしました。

7つの習慣に学ぶ手帳術」での手帳の使い方は、手帳を自分の進むべき方向を指し示してくれるような存在にすることを目的としています。そのためにも、一週間を振り返り、何をすべきか考え、目標を設定し、その達成に必要な行動を、まずなによりも優先してスケジュールに組み込む必要があります。つまり、日々の雑多な「タスク」を管理することよりも、自分のミッション・ステートメントに則した行動をまず先に組み込んでおく、ということ。ミッションに則した行動を先に定め、その後に日々のタスクを組み込んでいく、という順番になります。

そこで、その二つを分けてレビューしていくことにしました。具体的には、以下の項目を、上から順番にこなしていくようにしました。

  • 人生管理 "「これをするために、自分は存在する」と思える行動を、管理する。"
    • 1.EvernoteやらMoesineの一週間分のノートを見返す
    • 2.前回の週次レビューを見返し、達成度を評価する
    • 3.ミッションと役割の確認・修正
    • 4.年間目標、月間目標を確認
    • 5.役割ごとの、一週間の目標設定
    • 6.週間目標をモレスキンに書き写す
  • タスク管理 "「やること」「やりたいこと」を管理する"
    • EvernoteやらMoesineの一週間分のノートを見返す
    • 1年前の「次の一週間」を見返す
    • 年間予定表を見返す
    • 各プロジェクトを見返す
    • カレンダーを見返す
    • Someday&Dreamlistを見返す
    • 43Tabsにタスクを組み込む

「人生管理」と書かれているほうの項目が、自分のミッションをもとに、ステップ1〜6に従って、次の一週間に自分の進むべき方向を明らかにしていくフェーズ。「タスク管理」と書かれている方の項目が、ミッションに則した行動を考え終えた後に、日々のタスクをレビューしていくフェーズとなっています。わけることで、優先的に、ミッションに則した行動を、日々に組み込むことができるようになりました。定めた目標を達成できる割合も、なかなか高く、充実しています。今後も、これに手を加えつつ、週次レビューを行っていくこととなりそうです。

おわりに

本書を読む前から、毎朝ミッション・ステートメントを読む、というのを続けていました。でも、ミッションを毎日読んでても、どうもいまいちその方向に進むことができているのか、よくわかりませんでした。それは、

普段の1日1日の”行動”にまで、ミッションを浸透させることができてなかったからなんやろうな、と感じました。ただ読んで終わり。だから、そっちに向かっていく力にはなりにくかった。

いまは、まずミッションを元に目標を定め、スケジュールを組んでいるため、小さくても、一歩一歩進むことができている実感があります。だって、手帳を開けばそこには、今までの歩みを、目標への一歩一歩をすぐに確認することができるんですから。

では、お読みいただきありがとうございました。

2015-02-04

Evernote、コンテキストを活用しながら、ブログ更新〜メモに対して、今いろいろと考えていることその12〜


Flickr8332117439_11e9d9cedd_k by choiyaki

ぼくは、ブログを書く際、Evernoteを利用しています。

WorkFlowyにメモを書きためて育て、Evernoteブログエントリに仕上げ、アップし、出来上がりをEvernoteに保存しています。

「メモが育つ」とはどういうことか?と、メモの育て方〜メモに対して今いろいろと考えていることその 6〜

「5×3情報カード+A6情報カード」が、「WorkFlowy+Evernote」へ〜メモに対して 今いろいろと考えていることその7〜

”過去”と”現在”をつなぐ作業場、Evernote〜メモに対して今いろいろと考えていることその 9〜 - iPhoneと本と数学となんやかんやと

Evernoteブログ書きの作業場とする理由は、「コンテキスト(関連するノート)」を参照しながら書き進めることができるから、です。

Evernoteは、プレミアムアカウントを契約すると、ノートの下に、「コンテキスト」が表示されるようになります。ノートの内容を解析し、関連のあるノートを、Evernote内に保管してある情報から選び出し、それらを提示してくれるんです。プレミアムアカウントの特権です。ある程度Evernoteに情報を蓄積しているならば、なくてはならない機能と言えるかもしれません。この、関連するノートの表示機能を得るために、プレミアムアカウントを契約しておこう、とさえ思えてしまいます。だって、記憶には残っていない過去の情報を、「これ、なにか関連あるかもしれないから、ちょっとみてみたら?」とEvernoteが教えてくれるんですもの。

「関連するノート」のランダム性を高める

「関連するノート」は、その名の通り、現在開いているノートの内容に関連しそうなノートを表示してくれます。Evernoteブログの文章を書いていると、書き進めていくのにあわせて、関連するノートとして表示されるノートが、変化していきます。書き終えた部分の内容を読み取って表示するのですから、書き加えると変化していくのは当然です。

でも、ノート内の文章がある程度長くなってくると、関連するノートの表示はほぼ固定され、現在開いているノートと、色濃く関連しているものしか表示しなくなります。今書いていることと、大差のないノートしか表示しなくなってきちゃうわけです。それってあんまり嬉しくない。できれば、今のノート、つまり、今書き進めている文章と、ちょこっと関連はありつつも、内容的には結構違うようなノートを表示してくれた方が嬉しい。

関連しつつも、内容ははっきりと異なるものを表示してもらうためには、ノート内の情報は、少ない方がいい。少ない手がかりでは、色濃く関連するものをピックアップしてくることはできないでしょうから。

そこで、ノート内の情報を少なめに抑えるために、見出しごとにノートを新規に作成し、書いていくことにしました。

見出しごとにノートを分け、マージして完成させる

ブログの骨子は、WorkFlowyで組み立て、だいぶ固まった時点で、Evernoteブログの文章を書いていきます。WorkFlwoyで骨子を組み立て終えているので、見出しはもうほぼほぼ固まっています。なので、その見出しごとにノートを新たに作成し、文章を書いていきます。

ノートタイトルには、見出しのタイトルにします。そうすると、はじめから最後まで一つのノートでブログを書き切るよりも、見出しごとにノートを分けて書いた方が、幅広い「関連するノート」に出会える、というわけです。

で、最後に、見出しごとに分けたノートたちをマージして完成です。

マージする際、はじめに選択したノートのタイトルが、そのままマージ後のタイトルになります。なので、一つ目のノートのタイトルは、そのブログエントリのタイトルを書いておき、あとのノートのタイトルは、見出しタイトルを書いておきます。その際、ぼくは、「####」をタイトルの先頭につけるようにしています。これは、「マークダウン記法」を使っているから。こちらの記事にて、とてもわかりやすく紹介されています。

文章作成やメモ書きにも便利、Markdown記法|Web Design KOJIKA17

マージすれば、マークダウン記法で書かれた状態の、ブログエントリが完成。それを、MacアプリのTextwellでプレビューし、HTMLに変換して、完成させています。

Textwell
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ

おわりに

Evernote内には、いろーんな情報が入っています。もうかれこれ4年以上溜め込んできているので、脳みそには決して記憶しておけない、様々な情報がつまってる。それらとより出会える確率を増やしていきたいな、と思っています。

その一つの方法として、ブログを書くときは見出しごとにノートを分けてみよう、と考えました。ある程度情報が蓄積されているならば、ぜひやってみてください。いろんな出会いがあって、楽しいです。

では、お読みいただきありがとうございました。

→Evernote(Proアカウント)で、ブログを書くぼくの方法 | メモ帳発、象さん経由、なんやかんや行