Hatena::ブログ(Diary)

貯金箱のマメ知識

貯金箱専門の博物館「にしざわ貯金箱かん」から、
貯金箱の歴史や文化など「貯金箱のマメ知識」をお届けします。
公式サイト:
http://www.chokinbako.ecnet.jp

2009-09-12

日本の貯金箱の特色

主として戦前、今でも伝統的には感じられる特色です。

1.割らなければ、お金が出ない。

  欧米のものは、鍵つきが多く、日本は、割らないと取り出せないタイプが主力です。鍵つきのものは、必要に応じて使え、リサイクル可能ですが、日本のものは、割らないと取り出せず、一杯に成るまで、ひたすら貯めることになります。これは、日本の貯金箱が、「貯める」器として登場したのに比べ、西欧のものは、「献金」の器として現れたという文化の違いによるものとも言われています。

f:id:chokinbakokan:20090916105927j:image


2.縁起を担いでいる。

  お金が貯まるように、縁起の良いものを貯金箱にしました。恵比寿・大黒・布袋などの七福神福助・お多福・達磨・招き猫・宝珠・蔵などです。しかし、外国でも、金の卵を産むニワトリ・勤勉な蜜蜂と蜂の巣・幸運を呼ぶてんとう虫・慎重な亀・かしこい象・多産な豚など、縁起物の貯金箱はいろいろ有ります。

3.お金を入れる、穴の位置が違う。

  欧米の貯金箱は、人形でも頭のてっぺんに穴をあけますが、日本の場合は、入口の穴を工夫するようです。例えば、大きな布袋様は、口からお金を入れるようにし、小さな恵比寿様には、千両箱を積んで、そこに穴を開け、福助などは、背中に穴があります。頭のてっぺんに穴を開けるなんて、可哀想と言う感情は、理屈抜きのもので、「情緒的な貯金箱」と言われる所以です。

f:id:chokinbakokan:20090916110646j:image


参考:世界貯金箱博物館 他

いまどきいまどき 2010/03/27 23:44 はじめまして。私は東京で、昔の今戸焼の人形の再現を目指している者です。昔の今戸焼や、その周辺でも宝珠とか蔵とか招き猫その他いろんな際物の貯金玉を作っていたようです。現在まで私は招き猫の貯金玉くらいしか手がけていませんけれど、おっしゃるように、昔の貯金玉は割らないと
お金を取り出せない作りですよね。ひとから、取り出せるように底にゴムの栓を嵌めて作ったら?
とかアドバイスされたこともあるんですが、昔のように作りたいので、取り出し口はつけていません。時代が下ると底に穴をあけておいて、紙で塞いでいるのもありますが、今戸焼では見たことがありません。

chokinbakokanchokinbakokan 2010/03/29 08:39 初めまして、コメントを有難う御座います。

土人形の貯金箱ですが、結構な数を収蔵しています。伏見人形の系統が、大部分で
す。古いものなので、色落ちしているものが多いけれど、大きくて、見栄えのするも
のが大部分です。やはり、割らないと出せない、実用的で無いものです。現在、企画
展、「インテリアにもなる貯金箱」を開催しており、かなりの土人形の貯金箱も展示
しています。都合がついたら、お出かけ下さい。やはり貯金箱は、実用的を基本に、
インテリアとしても、素晴らしいものが望まれます。土人形も、出し口を、しっかり
作り、使いやすい丈夫なもの、しかも、インテリアとして、素晴らしいもの、価格が
高くなっても、そういうものをつくれないものでしょうか。         館長

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/chokinbakokan/20090912/1252733221