Into the Wild

ひさしぶりに洋画みた。


イントゥ・ザ・ワイルド
監督/脚本:ショーン・ペン
主演:エミール・ハーシュ

すべてを捨てアラスカへと放浪の旅へ出た裕福な青年の心の軌跡を描いた人間ドラマ。ショーン・ペンが監督を務め、原作は冒険家ジョン・クラカワー著のノンフィクション小説「荒野へ」。前途有望な未来を捨て自由を選択したすえに悲惨な最期を遂げる若者を演じるのは『ロード・オブ・ドッグタウン』のエミール・ハーシュ。『ダーティハリー2』のハル・ホルブルックが、愁いをたたえた老人の役で登場。青年が足を踏み入れていく、美しくも厳しいアメリカの大自然の映像も圧巻。


一言でいうと、「家族との繋がりに違和感を覚えた若者が、荒野に魅せられ、冒険に身を浸していった挙句に、幸福とは何かをはじめて認識する」というもの。


映像・役者・演出・音楽がそろってハイレベル。
ひさびさの洋画大作です。


重いし、悲しいハナシではあるし、実話ということからもかなり訴えかけるモノは強いです。
こうでなきゃ、映画。


「幸福とは、他人と共有してはじめて認識できるものである」と主人公は悟ります。
今の世の中、いろいろなことが難しくなってきているため、個人というものにフォーカスされた話が多くなってきている気がするのよね、仕事術でもそうだし、お金の話でも、生き方論でもそうだし。


でも、どんな道を歩むにせよ、ゴールが「ひとり相撲」では悲しすぎる。
今行っているあらゆる事は、今すぐではなくても、周りの他者と少しでも共有できる方法をイメージしておかないとダメだなあと。


原作本も衝動買い。旅先で読みたいかんじ。

荒野へ (集英社文庫)

荒野へ (集英社文庫)