カフェで楽しむ講談 於らくごカフェ

一龍斎貞鏡 拾い首一万石
神田すず 梁川庄八 宮の渡しの国自慢
お仲入り
宝井琴柑 あんパンを食べた清水次郎長
宝井駿之助 綾川豊吉

新宿Fu〜からすぐに移動、 何とか開演に間に合う。鏡はカフェモードのようで椅子だけでなくテーブルも出ている。
まずは貞鏡さん、彼女聴いたことあったと思っていたのだが過去の日記検索しても出てこず。かきもらしかな。
貞山先生の娘さんと言うことはまさにサラブレッド(女性でもサラブレッドでいいんだよね)
ご自身からこのことは触れられなかったが貞水先生の旅のお供をしたときの失敗談はおもしろかった。
拾い首一万石、たぶん初めて聞いた噺、若さとはきはきでよろしい。

続いては秋に二つ目昇進が決まったすずさん。こちらもマクラで近況、電話詐欺の話。こういう詐欺もあるのねと思って聴いた本編。
これまたたぶん初めて聞いた噺。でも中々よくできた話で実はその場にいた人は皆・・・・ってのはクリスティだっけ。

仲入りに続いては先日二つ目昇進したばかりの琴柑さん。後で伺ったら彼女の師匠、琴星先生の作だそうで、講談の世界と現代の世界(と言っても明治の銀座ですが)がうまくクロスしたお話でした。
いつの間にか親分の迫力が琴柑さんにも出るようになったなぁ。

トリは駿之助さん、昨年一鶴先生が亡くなった関係で琴梅先生門に移籍して亭号も変わったんだけど、琴梅先生も元々田辺だったそうで。なるほど納得。
大須演芸場の話から本編へ。これも初めて聞いた噺というか今日の四席、たぶん全部初めて聞いた噺で得した気分。
終演後駿之助さんの方からご無沙汰してますと挨拶をいただき恐縮。

神保町で軽く食事してから帰宅途中、琴柑さんと電車が一緒になって少し話をさせていただく。いずれクラクラ寄席にも出てもらいたいなぁ。