ラノベ?

先日の日記(http://d.hatena.ne.jp/chon/20060326/p1)にて、id:guldeenさんからこんなコメントをいただきました。

# guldeen 『毎度どうも。ところで「異世界日記」ですが、イラストが付けば、ラノベとしてかなり売れるんじゃないでしょうか?と夢想。』 (2006/03/27 00:23)

お褒めいただきまして誠に有り難うございます。
異世界日記ラノベとしてどうか考えようと思ったのですが、よく考えたら『ラノベとは何か』イマイチよくわかっていないことに気づきました。
というのも、私最近ラノベらしい物をほとんど読んでいないのです。一番最近読んだラノベといえば『空の境界』くらいでしょうか。その前に読んだのは『マルドゥック・スクランブル』だったかな。その前だと岩本隆雄かなぁ。『鵺姫真話』とか。ああ、佐藤大輔御大がラノベに入るんなら、今頃読んでる『皇国の守護者』はラノベなのかも知れませんけど。
とにかく、『イリヤの空、UFOの夏』も『撲殺天使ドクロちゃん』も読んでない私は、ラノベについて何か語る資格が無いと思うのですが、それはさておき。


最近のラノベに全く疎い状態で敢えて『異世界日記』をラノベとして評価すると、

  1. 展開が遅い。
  2. 無駄な文章が多くてダラダラと長い
  3. 題材がマイナーすぎる
  4. キャラクターがイマイチツボを押さえてない

ような気がします。
もちろん、上の指摘は『ブログ形式で』『ネット上で』『趣味の創作物として』『無料で見られる』という条件ならば、看過できる、あるいは長所でもある可能性もあるのですが、商業ベースの作品というより商品としてみた場合、あまり芳しくないかと思います。
少なくとも、出版ベースに載せるための文章として書いていないので、あんまり見栄えのしない、読み応えのない物になるのではないかと思います。
また、今現在の文章の総量が大体400字詰め原稿用で600枚程度なのですが、これだと大体文庫本2冊程度の量になります。最近は分厚い文庫本もあるので、1冊に収まるかも知れませんけど。
一応現段階の目論見では、完結するまでに大体現在の10倍程度の文章量が必要だと思っているので、単純計算で原稿用6000枚、文庫本10〜20冊の規模になるかと思います。
……正直、そんな長編のラノベ私なら買わないです。ベルガリアード+マロリオンでも読んだ方がマシ( ・∀・)


そんなわけで、少なくとも素材としては刊行物としてのラノベ向きではないと思うのですが、よっぽど萌える絵師が付けば話は別かも知れません。ていうかぶっちゃけ絵だけでも買ってくれるレベルじゃないと、取り次ぎに返本の山が出来るんじゃないかとw
いつかは、ごく少数部の自費出版を全買い取り覚悟で作るかも知れませんが、商業ベースでやっていけるとは思わないなぁ。あの世界、恐ろしく生存競争が厳しいし。