三つ編み外様大名 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2006-11-24

[]異世界日記更新11/23

更新しました。

魔術の行使に当たるごく基本部分の説明をしましたが、この理屈は一応翻案元がありまして。一読者として大ファンであります、デイヴィッド・エンディングス師の「ベルガリアード物語」「マロリオン物語」の作中で魔術の作動原理として説明されている、『意志と言葉』が元ネタになっています。

もっとも、異世界日記の世界は、既にお気づきの方も多いかと思いますが、非常の多くのファンタジー作品の影響を受けています。

ムアコックの「エターナル・チャンピオンシリーズ」、あるいはゼラズニィの「真世界シリーズ」*1「ディルヴィシュシリーズ」*2、フィリス・アイゼンシュタインの「妖魔の騎士」といった作品群の影響が非常に強く出ていると自覚しております。(もちろんその祖に当たる「指輪物語」「ゲド戦記」辺りも影響大でしょうけれど。)

ちと話が広がりすぎましたが。

異世界日記の世界では、魔術の作動原理は世界の有りよう、あるいは世界の見方(≒哲学)と分かちがたく結びついており、話の根幹に関わる重要なポイントを占めています。

で、そこを上手いこと説明しないといけないのですが、設定をダラダラ作中で語るのではなく主人公が体感するものとして描かないといけないと思っております。それも、体感はできるけど理解や解釈は次第に身に付くように描かないといけないのですが、なかなか表現力が追いつかないという問題も有りつつ。

以上グダグダと書きましたが、次回はドキドキ魔術初体験編&新キャラ登場の予定です。

次回更新は11/26の予定です。

[]GTY+に投稿したブツ

GS美神二次「初恋の逝く道」*3に、いただいたコメントにお褒めの言葉が多くて舞い上がっております。GS二次は表に出したので三本目、下書きプロットでやめたのも含めて五本目ですが、短編とはいえ曲がりなりにも〆まで持って行けたのは初めてなので、好評を頂けて非常に嬉しいです。

あと、この道では名の知られた良作家さんであるところのフル・サークル氏*4からもお褒めの言葉をいただいちゃいました。

http://blog.livedoor.jp/baisemoi_bullet/archives/50819482.html

でへへ。

で、調子に乗っているだけというのも人としてどうかと思うので、御指摘いただいた部分の考察と反省など。

aki様氏

これだけの文章量の中に色々な物を詰め込んでいるのに破綻しておらず、リズム感の良い作品になっていると思います。

こう言っていただいたのですが、書き手としては正直ちょっと膨らみすぎた印象があります。予定では20KB程度のコンパクトな話にする目標だったのですが、結局36KBと1.8倍にまで増量されてしまいました。原稿用換算で60ページ弱なので、辛うじて短編と言える長さに収まった感があります。Webで読む短編、特に二次創作としてはちと冗長すぎるなぁと。

そう言う意味で、「リズム感がよい」と言っていただけたのは、かなりほっとしました。

次書くときはもう少し文章がシンプルでシャープになるよう心がけたいと思っております。

たぶん、やたらと描写しないと不安になる性癖なので無理だろうけど。

ちくわぶ

シロの口調にやや違和感というか、お侍さんっぽさが強くなっている部分がありましたが、他はよく練られていると思いました。

シロの口調については、割と意図的にああいう口ぶりにしてみたのですが、「なぜ口調が変わっているのか」をきちんと説明するなり臭わせるなりしなかったのが敗因でしょうか。

この辺、作中に埋め込みきれなかった設定ですが、

  • シロが成長していくうちに口調が大人びた
  • 時代劇の見過ぎで侍かぶれが酷くなった。
  • 学校で「ござるを付ければ侍ってわけじゃないだろう」とつっこまれた。

というのを脳内設定で考えていたのですが、結局上手いこと文中に紛れ込ますことが出来ませんでした。

やはり、設定が膨らみすぎて説明しきれない、といういつもの失敗をやっております。はい。


フル・サークル氏

 うーん、展開そのものよりも展開を描くドラマで引きつける・読み込ませるっていうのは、話を作る力量の高さが現れますよね。そんな事を実感させられました。

 ただ、やはりヒモ男については、正体が人間に化けた妖怪(妖精?)だった・幽霊青年の初恋の女性は妖力で操られていたとするよりも、「ただの浩二くん」だった方が良かった様な気もしました。その状況で幽霊にどうやって成仏してもらうかという話の軸や、その中でのシロの感情の動きなどが、一層際立つのではないかと。

 もっとも、この「良い」と言うのは、作品が客観的に見て良くなるという意味ではなく、単に私の趣味な訳ですが。キャラや作品世界をそこまで追い詰めない落とし所が、むしろ原作の雰囲気を損なわない良質さに繋がっているとも思われます。

非常に適切に批評していただいて嬉しいです。

今回、割と意識的に心がけたのは、

  • ストーリー・筋立てはなるべく平凡に。
  • 原作っぽさをなるべく心がける。

この二点です。

前者は、あまりストーリーを複雑にしてしまうと分量的に増えてしまって収拾がつかなくなる可能性があること*5というのが理由です。GTY+には初めての投稿なので、いきなり長編や連載は避けたかったもので。その割にボリュームを絞り切れてないわけですけれど、それはそれとして。

また後者は、原作アフター独自設定という、気をつけないとオレ設定全開の「キャラ名が一緒なだけのオリジナル」になりかねないためです。

これも、結果的にはシロなんかほとんどオリキャラめいていますが。

ただ、この辺は主に作者側の抑制要因なので、読者に提示するストーリーとしての面白さというか、エンタテインメント性というかドラマツルギーを重視するならば、確かに敵役の妖精を出さない方が良かったと思います。特に、主眼に据えて描きたい部分はシロの心情描写(ただし、あまり前面に出すとクドくなるのでポイントを押さえて控えめに)なので、その点からしても『急死歯医者が嫉妬で悪霊化するのを留める』などといった展開の方が深みは出ただろうなと思います。

書き慣れた方ならば、原作らしさと精神的対立構造への踏み込みを両立することは可能だと思うのですが、私の場合この二つがトレードオフになってしまったのが些か悔しいところです。

ちょっと長くなりましたがレス返しさせていただきました。ご意見ご感想ありがとうございました。

とりあえず、次はもう少し短めのものを書いてまた投稿したいと思います。今考えてるのは、今回と全く同じ舞台設定でタマモ主役のやつなんですが、さて、どうなることやら。

*1:「アンバーの九王子」以下

*2:「地獄に堕ちたものディルヴィシュ」以下

*3http://d.hatena.ne.jp/chon/20061119/p2参照

*4:GTYで長編を幾つも完結されている人。「いつかOXOXする日―ザ・ダブルブッキング」とか「B&B!!」とか好きです。

*5:私の今までの傾向からして