建設受注、11月も過去最低 民間投資の縮小に歯止めかからず

2010.12.27 15:18
 国土交通省が27日発表した11月の建設工事受注は前年同月比5・3%減の6714億円と6カ月連続で前年同月実績を下回った。リーマン・ショックの影響で、受注が激減した昨年の水準すら下回り、水準としては現行調査を始めた1985年以降では最悪となった。景気の足踏みを背景に、民間工事の投資が縮小を続けているためで、国内ゼネコン(総合建設会社)の苦しい実情が、改めて浮き彫りとなっている。
 受注の分野別では民間投資が2・5%減の4409億円。一方、公共工事は地方の工事が増えたことで10・4%増の1777億円ととなった。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101227/biz1012271519011-n1.htm