様々なボイストレーニングがあり、様々なボイストレーナーがいます

こんにちわ、chamiです。今日はボイトレに関しての記事です。

わたしはヴォイストレーナーとして
それから、ヴォーカリストとして自ら興味を持って
いろいろなヴォイストレーニングの理論や
それに基づいた方法を
知識として得ようとしています。
知識として得るために、耳も鍛えています。
最近のボイトレ本にはCD付属のものがとても多いし
「プロ」や「メジャー」といわれる人たちの音源を聞くにあたっても
[耳を鍛えておく]のはとても重要です。
この場合の[耳を鍛える]というのは
[声を聞き分けるチカラをつける]という感じかなぁ。

自分なりに勉強していて分かったことは
「いろんな人がいろんなことを言っている」
ということ。
A.ヘッドボイス/ミドルボイス/チェストボイスを使いこなせ!
B.ファルセットの定義とは?
C.ミックスボイスが最重要!
D.声帯は筋肉?筋肉ではない?
などなど。

まるで「天動説・地動説」のように
それぞれのトレーナーでそもそもの考え方や認識が違ったりしています。
だから、少し自分で勉強し始めた人が
それで得た知識とは違う考え方の先生についたりすると
きっと混乱するんだろうなぁと思います。。。

でも、
どんなトレーニング方法や考え方を推奨している人にも共通するのは
・リラックスする
・咽が痛い と思ったらそれは間違った(咽に負担のある)発声である
ということです。
一部、ファルセット(裏声)を出すために
「ほんの少し咽を緊張させます」と表現するトレーナーもいます。
わたしも、腹筋と背筋をしっかり使ってください、とレッスン中によく言います。
天邪鬼なようですが、力を抜ききってしまったら
歌は歌えません(笑
リラックスするというのはあくまでも「無駄な」力を抜く、ということですよ!!!
大きな声を出したいがために、力をかけてかけてかけまくっていたのでは、カラダがかたくなって
響きが止まってしまいます。
効率がとても悪いんです。咽にもとても大きな負担がかかります。
まずリラックス→正しい姿勢で(正しい姿勢にすると、自然に力が加わる筋肉がありますよね) 無理なく歌う、演奏することが大事です。



わたしはいつも
1.その生徒さんが欲している結果を導くための最短距離を考える
2.その生徒さんの魅力がいちばん出せるチカラをつけてもらうためのトレーニングをする
ように考えています。
人によって目標は違うし、そのための道のりだって変わってくるし
その生徒さんがもう既に持っているチカラだって違うので。

現在は100%、日本人の生徒さんが習いに来ていますが
同じ日本語で教えていても、理解の仕方も考え方も感じ方も
皆さんそれぞれ違います。
わたしはボイストレーナーとして、生徒さんの発声の仕方や選曲などからそういうことをなるべく読み取ろうとしますし、その生徒さんが理解できる言葉で、練習方法を伝えようとしますが
生徒さんからも
「自分はどんなふうになりたいか」
「なにがわからないか」
をなるべく具体的に伝えてもらえると
効率よくレッスンを受けてもらえます。
どんどんあなたの気持ちを聞かせてください♪