中将の研究日誌

2010-03-22

[] 涼宮ハルヒの消失

こんなときどんな顔すればいいのかノォ。

ようやく感想をUP。土曜日にようやく見てきたんですけど、その晩宴会で朝まで騒いでたので、昨日はプリキュア映画を見る余裕も無く、録画していたNHK杯決勝を見ている間にダウンしてました。私は、部室で鍋というと「すきやきだったらすきやきだ。うれっしいなっ!」という昭和○○年代の世代なので、細かなネタは楽しませてもらいました。以下ネタバレあり。


先ず、原作読んでないオレが、原作にあったけどカットされたと思われる台詞を抜粋。

  • 冒頭:「最近になって長門の無表情にも僅かな違いがあることがわかってきた。あの帽子もあれはあれで結構気に入っているらしい。」
  • 終盤:「なんてこった。オレは長門の気持ちを少しも分かっていなかった。あのときも、、、あのときも、、、長門はずっとサインを出し続けていたってのに。」

作画は存分に萌えられるのですが、(おそらく原作に起因すると思われる)脚本に難があり、自分以外にはオススメの映画。キョンの話は一区切りつくのですが、長門の話(キョンからみた長門の話)は決着があえて無視されることに義憤を感じずにはいられません。

これがTVで見たらさほど違和感はなかったと思うんですよ。上記の不満に対しては「まだ後にも続くだろうし酒でも飲んで今日は寝よ」と言えただろうし、なによりも、「サムデイ イン ザ レイン」を見た翌週なら極めて自然な流れ(やはり「エンドレスエイト」はギルティですな)。しかし、これが映画となると長門の話に決着がついていないことがこんなに不満に感じるんだから不思議。

まぁ、決着がついていないというか、そもそも勝負のスタートラインにすら立てていないんですよね。最後の方は、長門に対するキョンの無理解にただただ絶望するしかない。「疲れてたんだな」とか「オレには分かる」とかどうよ!?

キョンの内心の演出はこうするべきでしたね。木札に「ハルヒ」「長門」と書いたものが出てきて「好きな方を選べ」と。で、選んだら「俺には見える。いまSOS団の部室がはっきりと見える!!」なんて。そこで、「オレは敢えて今結論を先延ばしにする! 今はただあのヌルいSOS団に戻りたい!!!」と宣言したらそれはそれで格好よかった。実際に物語の最後は「もう少し後にしてもいいだろう」で終わってるし。本当はそういう話だよね消失って。いや、原作読んでませんが。

ちなみに内心の映像とか見せられるのはちょっと鬱陶しかったです。杉田智和がしゃべることで物語が展開するのがこのアニメのスタイルであることを差し引いても。しかも、第1話のアバンで既に結論がでてることを延々と見せられるのはうざい。私はどちらかというと現実世界での出来事が内心を反映している方が好きですな。例えば、なにかの弾みで入部届としおりを落とした際に風で両方が反対の方向に飛ばされそうになるとか。京都アニメーションは絵だけで十分芝居が出来るので、脚本がつまらんなら書きなおしちゃえばよかったのに。

まぁ、上記以外のエヴァっぽい演出はネタだと思って楽しんで見てました。映画の中でエレベーターに二回も乗るのはワロタヤマカンならもっとあざとくやったでしょうが。

と、ここまで書いてきて今さらですが、因果関係は「キョンが怪我したので長門が力を使った」ではなく「長門が暴走したので辻褄合わせのために怪我したことになった」と理解しましたがあってますよね。

ああ、もう、キョンの頭を踏みつけながら「さあ言え!『眼鏡は長門の全部です』」とかやってるコラを作りたいな! 今度漫画版でも買ってこよう!! て、それじゃあ銀魂になっちゃう、、、(しかも完全に角川商法に乗せられてる)

2010-02-22

[] Fate/stay night

20日土曜日は京都MOVIXが1000円の日だったので見に行きました。日曜日は色々ヘタレていたのでようやく感想がかけました。

結論から言うと、個人的には満足したけど人には勧められない映画。ウワサ通りすごいダイジェスト。そして慎二 大フィーバー。

今回、一瞬だけ18禁展開があるのかとちょっと思ってしまいました。TV版のセイバー内面世界の表現と比べるとずいぶんと大人しいですな。監督の解釈では遠坂はずいぶん乙女チックなようです。まぁシナリオ3の遠坂の方が男前で私は好きですが。

あと、この映画には全く必要ないんですが、プロローグでアーチャーセイバーに切られるカットは欲しかった。セイバーに再会してわかっちゃいたけどやっぱり見とれてしまいバッサリやられてしまうという重要なカットなんで。あぁ、そうかシナリオ1をクリアした状態だとアーチャーの体にはエクスカリバーの鞘は入ってないんですな。今更気がつきました。

と、まぁ、この映画を楽しむにはゲーム版とTV版の両方が前提とやっぱりオススメできません。尺がなさすぎて、ボロボロにやられた次のカットで士郎が全快してるのには笑えました。


[] 魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st

Fate見た後に新京極で適当に時間をつぶし、その日のうちに続けて見ました。正直それなりに面白いだろうとは思っていましたが、予想以上でした。友情・修行・勝利で倒したライバルが仲間になる完全ドラゴンボール仕様。上映時間の大半は戦闘シーンという潔い構成も素敵です。CDドラマの補完も良かったですね。

私としては、プリティーサミーに始まったスピンアウト魔法少女物が15年の月日を経てようやく完成したのか、となんだか間違った感慨を抱き感無量でした。アースラの中で茶会をやったりリンディ提督が光鷹翼を出したりするのは、時代の流れで洗練されていく中でかろうじて取り残された天地の残り香なんですよ。とか、勝手に妄想してました。個人的になのはTV版の次回作は、時空管理局の新米捜査官が地球にやってきたら怪獣がたくさんいてびっくりする、、、とかやって欲しいです。て、それってなんて天地GXP

初代はあんまり真面目に見てなかったので、今回改めて気づくことが多かったです。なのは幼少時代(いまでも十分幼いですが)の寂しげなカットは、父を爆弾テロで亡くすというハードな過去を示唆しているのでしょうか。そう考えると後に対テロ特殊部隊に志願する事になるのは、自然な成り行きだったのでしょう。先ずは全力全開で砲撃してから話しあうという姿勢は、小太刀二刀流の武人の血が確かになのはにも流れていることを伺わせます。フェイトちゃんが健気にもなのはの全力攻撃をなんとかしのぎきった後、スターライトブレイカーの光が見えるこの絶望感は、ヤクザの頭を迷いなく撃ち抜く堤城平の姿を見た気分でした。なのはさんは武道家としては超Aクラスですな。たとえプロレスラーが三人がかりで、、、て、オヤジ生きてるしー!! あれ? これパラレル!? 劇場版で初めて知った、、、(ちゃんちゃん)

2010-02-07

[] マイマイ新子と千年の魔法

先週は、ギリギリに行ったら、なのはもFateも一杯で見られなかったので、反省して今日は先ずチケットを取りに行く。阪神なんば線に初めて乗りました。

劇場は定員70名程度のミニシアター。レイトショーですが、時間になるとアレゲな人たちが狭いロビーに集まってきて、結局は満席でした。(立ち見の人はいなかったと思います)

肝心の内容の方ですが、個人的には私には十分に刺さらなかったかも。ストーリーは私好みで時系列が多層的な構造をしていて、非常に興味をそそられるんですが、千年前と現代があんまり関係なく問題解決されるというか、いや、まったく関係ないことはないんですけど、千年前のお姫様が乗り越えた山と新子の山はあんまり関係無いんですよね。この映画は全般的にあ出来が良くて、萌えカットも非常に多いので贅沢な不満といっても過言は無いですが、やはりそこが最大の不満です。千年前にうった一手が今ここで生きるというとかそういう展開がちょっと欲しかったかも。たとえそれが、ハリウッド的なわざとらしい作り話になったとしても。

後の監督の講演でわかったことですが、千年前の話は原作にない話とのことです。それを聞いてある意味納得。いや、ロマンは感じますし、この改変が無かったらつまんないアニメになってたと思いますけど、どうせ変えるなら、もう徹底的にやって欲しかったかも。

もし暇があったらなんばパークスのハルヒを見ようかとも思いましたが、今日はそんな暇はありませんでした。いまきちが楽しそうに見てる(http://twitter.com/_imaki/status/8633909302)ので、なのはさんはそのうち見に行きます。

(追記)こう書くと、この作品がつまんないかと思われるかもしれませんが、全然そんなことないです。むしろ是非見て下さい。ネタバレになるから詳しくは話せませんが、モブだと思ってたキャラが実は重要な役割を、、という展開にはおもわず「Yes!」とガッツボーズを決めたくなりました。

2009-09-08

[] サマーウォーズ 追加

今週のウィークエンドシャッフル(http://www.tbsradio.jp/utamaru/index.html)で、町山智浩のサマーウォーズ評(http://www.tbsradio.jp/utamaru/2009/09/post_520.html)が私とほぼ同意見でワロタ。「これって結局体制側に取り込まれる話でしょ」なんて左に偏った同氏でなければ、出てこない話。すばらしい。アホだ。まぁ、ただ、この人はキーボードで格闘したりシューティングしたりする変態がいることを知らない気がする。

映画を見ていたときは「どうしてあんな婆ちゃんがあんな権力もってるの」という疑問がありましたが、このエントリ(http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/474)を読んだら見解を改めさせられました。「一人に石を投げられたら、二人で石を投げ返しなさい。・・・千人に襲われたなら、雛見沢の全員で立ち向かいなさい。」というお魎の戦略は民主主義の(というか選挙制度の)本質を突いた戦略なのかもしれない。それだけに域内の結束を乱す北条鉄平の言動は村の生存にかかわる許しがたいものだったのか。

ちなみに同ラジオを聴いてたら、虫皇帝を見たくなりました。

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20090905

2009-08-01

[] サマーウォーズ

田舎ってやだねぇ。

今日は、高の原のシネコンがちょうど割引日でしたので、見に行きました。見た人には分かりますが、8月1日にこの映画を見れたのは痛快でした。

ただ昨日逆シャアを見たのは完全に失敗でした。素直に魔女卓見ていれば、多分もっと楽しめました。田舎から上京した女の子が都会の冷たさを知る物語をここに持ってきた金曜ロードショウの編成はもっと褒められてもいい。それに引き換え、 「今すぐ愚民どもすべてに英知を授けてみせろ」ですよ。しかもνガンダムは伊達じゃないし。もうだめだ。チェンのパンツが見えそうで見えないのが気になってBSからチャンネルをかえなかった私のバカ。読売テレビにすればモロパンがいくらでも見れたのに、、、

映画の感想は正直いうと微妙です。SF考証に突っ込みどころがあるのとか、先輩の声が微妙にアレなのとか色々あって、素直に楽しめませんでした。単純に私が田舎イズムが嫌いだからマイナスのバイアスが掛かって見えているだけかもしれません。ひぐらしみたいに田舎の裏も表も描くのは嫌いじゃないですが、2時間という尺でそこまで表現するのは難しいですかね。ただ、親類の多くが地方公務員をやってるのには名家のブラックな一面を感じさせられて笑えました。大学に納入されるコンピュータがなぜそこに発注されるのか、とかもうね。

役者さんも微妙に不満です。主人公は朴訥としたキャラが演技にあってましたが、先輩は声優さんにやって欲しかったです。先輩はもっと萌えキャラしててもいい気がするんですが。でも芝居が上手い人がこのキャラやったらかなり嫌な女になっちゃう危険性はありますね。

また、声優を使わないんだったら、絵は貞元じゃなくてディズニーじみた漫画絵にしてしまうとか。上記の突っ込みを誘引する諸悪の根源は貞元絵にあるような気がします。「これは夏休み子供向けアニメですよ」みたいなデザインにしていてくれれば、奇想天外なドタバタ映画として楽しめたはず。無駄にオタを惹きつけるデザインにした罪は重い。

あと細かいところですが、カプセルに再突入後制御用の羽がついてるのは笑えました。科学実験衛星のカプセルを海に落とすのにそんなのいらんので、実は弾道ミサイルの研究をしてましたとかそういう裏設定があるのかも。

花札のシーンもなー。もっとヒリヒリしたものださんとあかんと思うのですが。この一枚に一千万人が掛かっているというヒリヒリ感。さらにここで倍プッシュこいこいとなれば、もっと「ざわっ」としてもいいはず。タメが欲しい。池田でももう少し考えて牌を切るはず。

当初個人的に期待していたのは、この世界に溶け込んでいない(ように見える)キャラとして出てきた佳主馬に対し、侘助おじさんが「エクソダスするかい?」って誘ってくる展開を期待してたんですけどね。まぁ、こいつらは最後まで逃げずに大阪城に残って玉砕するのが美学なのかもしれん。あれ? でも今までお家が残ってるってことは、家康方についた真田信之の家臣ということだよね、、、

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*1:自分で「映画」カテゴリ作ってたの忘れたのでタイトル修正