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『創造と環境』 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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クリエイティブな仕事をしている某組織に入った瞬間から、そのクリエイターは「歩」から「成り金」となって才能を輝かせるが、高給に魅かれてその組織を出た瞬間から「歩」に逆戻りしてしまうのはなぜか…を40年前から何度もニューヨークへ出向き、その組織躰の当事者たちにインタビューしまとめて1969年に上梓したのが表題の著書です。

「クリエイティビティについて、その環境について、語りあいましょう。」

2007-05-09

03-30 若者の怒れる声をも大切にしましょう

もちろん、いうだけなら簡単だという言い方もできましょう。しかし、ロビンソン夫人が今日までに育て上げてきたコピーライターの数は、それこそ大変なものです。

しかも、公の席で次のようにハッキリといえる人はそう多くないのではないでしょうか。彼女は、50歳に近い女性なのです。

「若者の怒れる声をも大切にしなければいけません(彼らのすべてがソルボンヌやコロンビアの学生でないってことはよくわかっていても)。

私たちの代理店にいる若者たちが、すでにでき上がったものを体制と考えて、それに攻撃をしかけてきても一たとえ彼らが無遠慮で無鉄砲で、しかも彼らの非難のやり方が破壊的であったとしても一彼らを無理やり抑圧したり警察に突き出そうとしても、なんの意味もないのです。

彼らに耳をかしてあげてごらんなさい。

話し合ってごらんなさい。

彼らを受け入れ、調整しなさい。

彼らが本当に代理店を、あるいは代理店の商品をこわそうとしているんなら、クビにすべきでしょうが…。

けれど、何をおいてもまず彼らに耳をかしてやることです。

今日、すべてのものがものすごいスピードで動いています。

広告についても同じです。

きのうの急進派は、きょうの保守派です。

新しい声を聞き入れてあげなさい。

なぜなら、野蛮で、礼儀知らずで、天真らんまんであるにもかかわらず、きっと彼らは何か重要なことをあなたに耳打ちしたいのですから。

もし彼らがあなたに打ち明けたら、それを取り上げてやるんですね。

小さな騒動が偽りのない組織に害を及ぼすなんてことはありっこないんです。

もし、それでガタがくるような組織だったら、なおさら彼らの意見を聞く必要があるのです」

あるいは、DDBが何ものにも侵されない強い環境をつくり上げているからこそいえる言葉だと見る人もありましょう。確かに、ある面では、DDBは強い環境です。