創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

(3)コピーライター、コピーライターを語る。

参加者
コピーライター 荒尾(A
コピーライター 金丸(K
コピーライター 藤枝(F



A 「6分間の道草」シリーズ、DDBを支えたさまざまな人々の横顔が見えておもしろかったけど、特に同じコピーライターたちについて、どう思う?


K スタンリー・リー氏は、元エンジニアだったって聞いて、親近感がもてた。自分も学生の頃は理科系で、よく人から「何でコピーライター?」って聞かれるんだけど、自分の中では特に違和感はなくて、むしろ、理科系の知識がアドバンテージになる。そんな風に思っていました。特に、“パソコン”が世の中に普及し始めた時期だったし、広告が必ずしも文学的である必要は無いわけだし。


A DDBのクリエイターたちが、すばらしい仕事をしてきたのは、もちろん環境というのもあるし、もうひとつは、採用する側のDDBが、そういう資質をきちんと見抜いてたってことなのかもしれない。


F 採用に1年も、かけていたそうですね。

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