創造と環境

コピーライター西尾忠久による1960年〜70年代アメリカ広告のアーカイブ

(481)シーヴァス・リーガルの広告(追補 2)

ヘッドラインを「では、また」のキス とか、「すてきな集まりでしたネ」と訳してもいいかな---とおもったけれど、
"Kiss it goodbye."は、もしかして小説の題名か、有名な歌詞だと困ると直訳のままにしておきました。これがケガの功名だったりして---。


おわかれ
   
くちづけを。


どんな有様かご存じでしょ。柏手喝釆のお別れ。
お宅でもそうだった。彼の家でもそうだった。
シーヴァスのボトルを開けたとたん、
なみいる人たちの中から思ってもみなかったほどスコッチ党が続出。
でもそこは鷹揚に。泣かないで。
この12年もの奇跡にいくらかかったなんて思わないで、
どれほど役立ったことかと、考え切り替えてください。
とびきりのホストになれたでしょう?
町いちばんの幸せなゲストになさったはず。
すてきなスコッチのすてきなボトル
・・・だったでしょ?


『ニューヨーカー』 1966.4.23




 Kiss
  it
goodbye.


You know what's going to happen: It's hail and Farewell.
It happened last time at your house.
It happened last the at his house.
Open a bottle of Chivas and there are there are more Scotch
drinkers in the crowd than you'd ever have guessed.
But brave. Don't cry. Don't think how much extra this 12 year old miracle
costs you---remember how much more it does for you.
It makes you a superb host.
It gives you the happiest guests in town.
It's a wonderful bottle of wonderful Scotch
--- wasn't it?


New Yorker April 23. 1966


シーヴァス・リーガルの10年間のキャンペーンを『ニューヨーカー・アーカイブ』から、atsushi さんが探してくださいました。
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