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『創造と環境』 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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クリエイティブな仕事をしている某組織に入った瞬間から、そのクリエイターは「歩」から「成り金」となって才能を輝かせるが、高給に魅かれてその組織を出た瞬間から「歩」に逆戻りしてしまうのはなぜか…を40年前から何度もニューヨークへ出向き、その組織躰の当事者たちにインタビューしまとめて1969年に上梓したのが表題の著書です。

「クリエイティビティについて、その環境について、語りあいましょう。」

2010-05-05

(319)[ニューヨーカー・アーカイブ]によるビートル・シリーズ(5)


下の写真の泡---なんでもない泡のように見えますが、とんでもない、じつは、A/Dのヘルムート・クローン氏がスタイリング部のミス・カタルドに「芸術的な泡を描け」と命じた結果なんだそうです。DDBは、ほかの広告代理店に先駆けて、視覚的な完璧さを実現するためにスタイリング部を設けていたのです。だから、A/Dたちは、どんな奇想天外なアイデアでも現実化することができたと。

DDBのもう一つのクリエイティブな秘密兵器---スタイリング部の女性たちに拍手をお送りになるのでしたら、その前にこのコンテンツを クリック→DDBのスタイリング部は女性のトリデ


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フォルクスワーゲンに必要な水は、洗う水だけ。


車のエンジンは、すべて冷やさなければなりません。が、どのようにしてかといいますと、在来の車は水で、VWのエンジンは空気で冷やすのです。

その恩恵たるや驚くべきものがあります。考えていただければわかります。あなたのVWは夏に沸騰したり、冬に凍結したりしないのです。空気が沸騰したり凍結したりするはずはないのですから。

不凍液もいりません。ラジエーターについてのごたごたともお別れ。要するに、ラジエーターがないのです。

真夏の交通地獄にも、あなたのVWは悠然たるものです。他の車や人びとがカッカッしてしまっているというのに。

〔剛勇〕VWエンジンはほかの点でもユニークです。エンジンが後ろにあるということは、よりすぐれた牽引力をもっていることになります(ぬかるみ、砂地、氷原、雪道など、ほかの車がすべってしまうところでもVWはすすみます)。また、アルミとマグネシウム合金で鋳造してあるので、重量を軽減し、効率が高くなっています。あなたのVWは1ℓあたり、普通の運転、普通のガソリンで13kmはラクに走ります。

しかも、次の交換時期までオイルを必要とすることはないでしょう。


C/W ジュリアン・ケーニグ

A/D ヘルムート・クローン


"The NEWYORKER" 1959.11.21

明日につづく。




It seems to be an unexpected result of ordering of Helmut Krone of A/D to Miss katarudo in the styling section, "Draw an artistic bubble" though sees like a nothing bubble.



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The only water a Volkswagen need is the water you wash it with.


All car engines must be cooled. But how? Conventional cars are cooled by water.

The Volkswagen engine is cooled by air.

The advantages are astonishing, when you think about it. Your Volkswagen cannot boil over in summer or freeze in winter, since air neither boils nor freezes.

You need no anti-freeze. You have no radiator problems. In fact, you have no radiator.

In midsummer traffic jams, your VW can idle indefinitely, while other cars and tempers boil.

The doughty Volkswagen engine is unique in still other ways. Its location in the rear means better traction (in mud, sand, ice, snow, where other cars skid, you go). And since it is cast of aluminum-magnesium alloys, you save weight and increase efficiency. Your VW delivers an honest 32 miles to the gallon regular driving, regular gas.

And you will probably never need oil between changes.


C/W Julian Koenig

A/D Helmut Krone


"The NEWYORKER" 1959.11.21

It will continue tomorrow.

kiyokiyo 2010/05/05 04:38 これまで、なんということなく、「洗車の水だけとは...」と感心しながら見ていましたが、泡のつくり具合にも工夫があったなんて、気にもとめていませんでした。製作者として、恥ずかしい思いで、こっそり赤面しました。
そうなんですね、1枚の写真をみても、ライティングはどうとか、モデルの選定とかに思いをいたすことで、蔭の経験がつめるのですね。
いい勉強をさせていただきました。

tsuukotsuuko 2010/05/05 05:01 DDBがスタイリング部を創設し、クリエイターのどんな要請にも応えていたことをはじめて知りました。すごいバックアップですね。うらやましい。

prontech315prontech315 2010/05/05 13:40 洗車マニアの私から見てもうなずける泡だちぶりですが、クローンさんも似たような週末を送ってたんでしょうか?(笑)

さて、「相対的な視点からも」ということで、私が生まれた当時の世界の自動車市場も垣間見ておこうと、このところ検索エンジンに「1959年 アメ車 広告」などと打ち込み、表示されるデータを本ブログのデータと見比べたりしています。

巨大なボディ、大排気量の多気筒V型エンジン、ワイドトレッド&ロングホイルベース、これでもかというほどのクロームメッキのパーツ、ホワイトウォールタイヤ、これ見よがしのエンブレム…
現代のアメ車マニアが泣いて喜びそうな世界ばかり出てきますが、こういう価値観がリアルタイムだった時代に、こういった広告を展開していたのかと思うと、いかに当時のDDBの企画や制作手法が突出していたかが伺えます。
(ビートルの製品コンセプトはいうまでもなく)
混乱するのでURLは掲載しませんが、なんとなく、この時代はある種ファンタジックなイラストによる解説的な手法が多いように見受けられます。
DDBの場合は、広告写真の持つリアリズムを駆使して、クリエイティブを発展させていく手法を、当初から計算尽くで実践していた感じを受けた次第ですが、実際のところはどうだったんでしょうね?

hiroysatohiroysato 2010/05/05 14:00 ようやく、Clive Challisの本を引っ張りだしてきました。

Clive Challisの本には、VWのレイアウトと関連して、オグルヴィのことが比較?に出されていますね。
比較に出されている広告は、もちろん?chuukyuu様のブログにも掲載されていました。
http://d.hatena.ne.jp/chuukyuu/20080717
http://f.hatena.ne.jp/chuukyuu/20080821150428

ハサウェイの本はフォントがセリフが使われていて、VWはサンセリフ。ハサウェイは上半身の写真が使われているけれども、VWの場合は全体の写真が使われているというようなこととがかかれておりました。(ちょっと英語は苦手なので、おおむねそんなことが書いてあったということで..)なるほど言われてみれば確かに...でも言われないと注意深く観察しないとわかりませんね。
全体像の写真が使われているということが一環していれば、クローンさんが関わっていなかったということで「ゲルハルト・ベッケル」は例外ってことになりますね。

ちなみに私が気がついたことは、上記のハサウェイのシャツは236ワードで、今日のVWは146ワードでした。
ハサウェイがニューヨーカーに掲載されたのは、1949年のようですので、時代の変遷とともにボディコピーの分量がすくなくなったか、
あるいは他の理由があったかですね。

余談ですが、GW中にレボリューショナリーロードと、バック・トゥ・ザ・フューチャーを見ました。どちらも1950年代が舞台として登場しますがビートルは出てこなかったように思います。代わりにバック・トゥ・ザ・フューチャーでは、ワゴンが1985年のシーンで登場していましたね。

chuukyuuchuukyuu 2010/05/05 17:45 >kiyo さん
40年前には、もう、日本でも、スタイリストと称している女性が数人いました。
ただ、DDBのスタイリストは、クライアントの依頼により、製品開発までやっていたようです。バーンバックさんか、訴えにたるものがなければ、DDBから提案してきた---という発言の基が、スタイリング部です。もちろん、おんなのトリデですから、洗剤、化粧品、食品、生理用品といった家庭用品だったでしょうが。
なんにしても、DDBはクリエイターのために、一歩すすんでいたとおもいます。、

chuukyuuchuukyuu 2010/05/05 17:49 >tsuuko さん
いつも『鬼平犯科帳Who's Who』のほうではお世話になっています。こちらも、真面目にやっておりますし、女性向きの話題もおおいですから、ときどき、立ち寄ってください。

chuukyuuchuukyuu 2010/05/05 17:54 >prontech315 さん
1950年代の車の広告は華々しかったですね。もっとも、ほとんど切り抜かなかったのは、アイデアというより、技法ですましていた広告が多かったからだとおもいます。
明日あたり、シボレーの広告を担当していたリー氏が、米国VW社の広告部長に引き抜かれ、DDBと付き合ったコメントが入ります。
米車とVWを比較する目でものをいっていますから、興味深いとおもいます。

chuukyuuchuukyuu 2010/05/05 18:41 >hiroysato さん
クローン氏はどこかで、ビートルのレイアウト・フォーマットは、オグルビーのハサウェイ・シャツのエディトリアル・スタイルを真似たと告白していましたね。
DDBのビートルのシリーズがあらわれるまで、米国ではオグルビーが目標でした。
しかし、オグルビーは、自己規制にとらわれすぎたとおもいます。おもしろさがありませんでした。
四角四面---とでもいえばいいでしょう。
バーンバックさんはプラス、ユーモア、ゆとりを加味しました。
スコット・ジュウイッシュと、オーストリー・ジュウイッシュの差といってしまっては概念的にすぎましょうね。

chuukyuuchuukyuu 2010/05/06 13:09 >khalki さん★
>numapy さん★★★★
>fuku33 さん★★★
>hiroysato さん★
>mrtmrt さん★
>ecogroovr さん★
GWも終わった。さあ、ベンキョウの季節のはじまり。

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