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Love Like Magic

2012-02-03

今日のゴーカイチェンジ(第17話)

“なんか凄い銀色の男”はなかなか見つからなかった。
お宝ナビゲートロボ・ナビィの宣託は毎回意味不明だが、今回も(はっきり言って)かなり酷い。“なんか凄い”って、一体何が“凄い”のか?街中歩き回ってみたが、遭遇したのは銀色のサウナスーツを着た太った男と、自称“誰よりもスーパー戦隊を愛する男”と名乗る騒々しい若い男だった。
「さっきのヤツ、一体何なの?」ルカ・ミルフィーは苛々した様子で言った。
ただ話すだけなのにいちいち大袈裟なアクションをつけるわ、声はデカいわ、挙句の果てに「6人目の海賊になりに来た」?
有り得ない。絶対。
「心配するな。マーベラスが認めなければ俺達の仲間にはなれない」
ジョー・ギブケンはそう言ったが、あの男のサルのような顔と厚かましい物言いを思い出すとなんかムカつく。
前を行くキャプテン・マーベラスが突然立ち止まった。
「わっ!」ルカはマーベラスの背中に思い切りぶつかった。「ちょっと!急に止まんないでよ!」
しかし、マーベラスは何かをじっと見ている。視線の先にはおもちゃ屋があった。店先のワゴンの上で、おもちゃの見本品が幾つもカタカタと動いていた。
「マーベラス?」
真ん中にあるサルのおもちゃが両手に持ったシンバルをパンパンと数回鳴らし、歯を剥いて笑った。
(……アレ?)ルカは首を傾げた。最近、どこかで見たような気がする。
マーベラスがくるりと向きを変え、引き返そうとした。
「マーベラス」ジョーが声をかけた。「サルが欲しいとか言うんじゃないだろうな、バスコみたいな?」
二人はたっぷり10秒ほど見つめあった。が、マーベラスは無言で戻ってきた。
(確かにサルに似てるけど…)ルカはため息をついた。それで6人目に?
それはどうか、と思う。

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