セシル・B・デミルとグロリア・スワンソンのセックス・アピール映画
セシル・B・デミルはこの年、グロリア・スワンソン主演のセックス・アピールを売り物にした作品「夫を変える勿れ」を監督している。
主演のスワンソンは1918年にウォーレス・ビアリーと離婚していたが、1919年に映画配給会社の社長のハーバート・ソンボーンと結婚し、娘をもうけている。
同じデミルとスワンソンのコンビで、成功を収めた舞台の映画化である「男性と女性」(1919)というセックス・アピールを売り物にした作品も作られている。高貴な夫人と執事が恋に落ちるという内容で、優秀な男は社会的障壁を克服し、上流階級に自分を認めさせることができるというアメリカの神話を具現化したものだった。
他にも、「連理の枝」(1919)といった上流階級で展開される派手な風俗劇を続けて監督している。これらの作品では、豪華さ(小道具、衣装、セットなど)を呼び物となっていた。
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