ディズニーシーの「ミスティックリズム」が2015年4月5日をもって終了と知り落胆した

昨日、ディズニーシーのサイトを見ていて衝撃の事実を知る。2001年(平成13年)9月4日のグランドオープン当初から公演されるているミュージカル ショー「ミスティックリズム」が2015年4月5日をもって終演するという。いつから終了のアナウンス*1がされていたのか分からないが、かなりショックだ。 もう残りわずかではないか…。

東京ディズニーシー「ハンガーステージ」リニューアルについて

初めて観たのがいつだったのか思い出せないが、1度観ただけで虜になってしまった。ディズニーシーで一番好きなのがミスティックリズムだと断言できる。1 日に何度も観た日もあったし、あの独特の高揚感のある音楽がどうしても欲しくて、サントラを探しまくって入手したことを思い出す。いまPCのiTunesでサントラの追加日を見ると2006年とあった。

何がそこまで魅力的なのかと言われると、うまく説明できる自信がない。どれだけ言葉で伝えようとしても、生で観たあのステージの感動は伝えることは困難だ。

ミスティックリズムはディズニーシーにありながら、ディズニーのキャラクターはでてこない。そういう意味ではやや異質だ。「熱帯雨林のジャングルに舞い込んできた一匹の蝶から始まる、精霊たちが住む幻想的な世界」といっても良くわからないだろう。例え内容が完全に理解できなくとも、観覧後に不思議な感動が訪れるのがミスティックリズムの凄さ。

ウインドシンセサイザーで奏でられる主旋律に複雑に絡み合う複数の厚みのある音色とリズム。時に激しく時に優しい振り幅の大きさ。生演奏ならではのヒューマンなゆらぎを伴って高まる象徴的なサウンド。鍛えぬかれた肉体だけが表現できる迫力のあるアクロバットなダンス。大量の水や炎を始めとする特殊効果も効果的に融合、それは圧倒的な迫力をもつステージと化す。瞬きを忘れるほど見入ってしまう。専用に設計された舞台の空中や観客席までもフルに使いきった演出は至極クオリティーの高いもの。終盤からクライマックス、エンディングまでの怒涛の展開、そして会場が明るくなってキャスト揃うカーテンコールでは感動と拍手の嵐。14年以上のロングランも納得できる。

どこの席から観てもその感動を体感できるが、一度は最前列で観ておきたいところ。水や煙の特殊効果をまともに受けるかもしれないが…。

観たことがない人はもちろん、残り3ヶ月を切った今だからこそもう一度観ておきたい。ベストパフォーマンスなステージをブルーレイで記録してほしいなぁ。もう一度見れるかなぁ。ミスティックリズムを観た後に毎回思っていたことを思い出しました。「これを見るためだけにパスポート代払っても惜しくはない」と。

目下話題のプロジェクションマッピングを駆使した新しいエンターテイメントが、2016年春に始動するという。それはそれで楽しみではあるが、もうあのステージが見れなくなるという落胆のほうが今は大きい。

↓ミスティックリズムのサウンドが収録されているCDはこちら

*1:2014年7月24日に報道関係者向けにリリース配信されていました。